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リノアの魔道具トリップ   作者: とと


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プレゼント作り② 

読んでいただきありがとうございます。

次の日スッキリ目が覚めると、私の上で、アルトとラノが丸くなりすやすやと寝ていた。


コンコン。


「リノア気分はどうだ?気持ち悪くないか?」


ドアの向こうからイオの声がする。

私はどうやってここに来たのか……ドレスは脱いで……いつのまにかバスローブを着ている。


「イオ、入っても大丈夫よ」


もの凄い勢いでドアが開いてイオが駆け込んできた。


いきなり私の顔を両手で挟む。


「顔色は悪くないな、なんともないか?」


私はこくりと頷く。


「イオ~びっくりした!」「目が覚めたじゃない~」


二頭が驚いて飛び起きる。


「アルトもラノも悪かったが、リノアが心配で俺はろくに眠れなかったんだ」


「ごめんね。心配かけて、イオがここまで運んでくれたの?」


「イオお姫様抱っこした」「リノアのことかわいい~って言ってたよ」


「ラノ!余計なこと話すな!でも体調は悪くないみたいで良かった。はあ~。安心したら眠くなった」


大きなあくびをするイオをアルトが掴んでソファーまで運ぶ。


「おい。なんでソファーなんだよ」


「レディーのベッドに入っちゃダメ!」


ラノがイオの前に立ちはだかる。


イオは不服そうにソファーに横になった。


「アルト、お布団だけでもかけてあげて」


「うん」


アルトは私のベッドから一枚布団を掴んで運び、イオの上に落とした。


「はあ~リノアのいい匂い」


「えー僕も」「私も」


アルトとラノはイオの布団の上に丸くなり、あっという間にみんなで寝てしまう。



結局イオは2時間ほど寝たところで、サムエルさんにたたき起こされて公務に出かけて行った。



✿ ✿ ✿



遅い昼食をイオと一緒に食べてついに角リングの仕上げだ。


「ねえ最後にこの貝をすりつぶしたものを付けたらキラキラすると思うんだけどどうかな?」


私は虹色に光る貝を取り出す。


「いいな、アルトもラノもキラキラ好きだからな」


リングは魔力を入れた宝石を丁寧に埋め込み、仕上げに薄く接着剤を塗り、パウダー状にした貝を散りばめる。


「これで乾いたら完成だな」


「うーん。素敵なのができたと思う」


視線を感じて振り返るとアルトとラノがガラス窓にへばりついて中を覗いている。


「はは、あいつら相当楽しみなんだな」


「見せてもいいかしら」


イオが頷くと同時にガラス窓をすり抜けてアルトとラノが入ってきた。


「できた?」「できたできた?」


パタパタ私たちの周りを飛ぶ二頭を抱きかかえる。


「乾いたら完成だよ~」


「じゃあ乾かす」


アルトが口から暖かい風を吹き出す。


「おお凄いな、乾いたのか?」


イオがリングを確認する。


「乾いたみたいだ」


一息で接着剤はすっかり乾燥していた。


「お待たせしました。アルト、ラノここに座ってくれる?」


私は作業場の長椅子に座るよう促す。


ちょこんといい子に座った二頭の前にイオと私が跪く。


私はイオにアルトのリングを渡す。


「アルト、これはリノアと俺で作った角につけるリングだ」


「わー。かっこいい!」


「どの角につける?」


「んーここ」


アルトは頭に四つある左の前側にある角を指さした。


イオと私は二人でリングを持ち、アルトの角に嵌める。


リングは少し大きかったけれどするっと一回り小さくなってアルトの角にぴったり嵌った。


「リノアとイオの魔力を感じる~」


なんだかアルトがピカッと一度光った気がした。


「リノアー私もつけてよ~」


ラノが膨れてる。かわいい。


「ラノ、待たせたな、ラノのリングはこれだよ」


ピンク色のリングを見てラノは瞳をキラキラ輝かせた。


「ピンクかわいい。ハートもいっぱい。キラキラもいっぱい」


「ラノはどの角につける?」


ラノは右の前側の角を指さした。


「私はここ」


同じようにイオと2人でリングを嵌める。


今度は少しリングが小さめだったけどするりと広がりラノの角に嵌った。


「わーほんとだ!二人の魔力。あったかいね」

やっぱりラノがピカッと光った。




(*^-^*)

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