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リノアの魔道具トリップ   作者: とと


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39/48

お出迎え

読んでいただきありがとうございます。


私達は簡単に朝食を済ませ、アルトに乗ってバーンズ公爵へ向かう。


アルトで飛べば半日で着く。


「やぁ~ツリーハウス快適だったな♪また二人で出かけような」


「そうね。今度はまた違う国に行きましょう。でもアルトとラノに乗れば移動はそんなにかからないからないから、街道沿いで使う事も無くなってツリーハウスの出番がないかも」


「海辺でキャンプとかするのはどうだ?」


「イオ♪いいアイデア、みんなで行こう」


…………(2人がいいのに)


おしゃべりしているうちにバーンズ公爵家が見えて来た。


グレースお母様とアンナが手を振っている。


アルトで二人の前に舞い降りる。


アルトから降りるとイオはグレースお母様にゲンコツされた。


「この馬鹿息子!昨日の晩は二人してどこにいたの!」


「母上、いきなりなんだよ。痛いな~」


「グレースお母様。アンナ行ってまいりました。昨日は私のツリーハウスに泊りました、心配かけてすみません」


グレースお母様が私を抱きしめる。


「リノアは謝らなくていいの、これは良識のある大人がする事ではありません、そうでしょイオ!」


「ドラゴンの巣に行くことはいてあっただろ、巣をでたのが遅い時間だったんだ、夜に飛ぶよりいいと思ったんだ」


「コアナ王国に居るのであればエバンズ伯爵家に泊るのが普通でしょう、ちっとも帰ってこないから、両家共に心配したんだかからね」


「エバンズ伯爵家には連絡してないだろ、何で知ってるんだよ」


「魔石の通信機を設置したのよ~これでスムーズに連絡が取りあえるでしょ。大切なリノアをお預かりしてるんだから当然よ」


抱きしめているお母様の手を握る。


「お母さま、とても大切なお知らせがあるのですけど、セルお父様にお時間いただくことは可能でしょうか?」


「もちろんリノアが第一優先よ、話しておきますからまずは二人ともお風呂にはいって、それからランチにでもしましょう」




✿ ✿ ✿



侍女のみなさんに旅で放置していたお肌をピカピカにしていただき、私はイオと一緒にランチに向かった。


「やあ。イオ、リノアお帰り。今日は忙しくてねランチの時間しか時間が取れないがいいかね」


セルお父様の笑顔にほっと安心する。


「はい。父上まずはこれを」


ランチの席に案内されるが、人払いをしてからイオと私は手をつなぎ、魔力をイヤリングに集中した。


ぼんやりと私達の周りが輝きイヤリングがみんなに見えるようになった。


「今回のイルーゾ王国の旅で、リノアにはフェニックスの、俺にはドラゴンの加護をいただきました」


「リノア……君は出かけるたびにいろいろ連れてくるな~。ははっは今度はフェニックスとは」


セルお父様が楽し気に笑う。


「お会いしたフェニックスの長老はスパロー様と言う名前で、バーンズ公爵家の初代公爵閣下であるギャビン様に名付けてもらったそうです」


「では、初代公爵はフェニックス憑きだったということか、どうしてそれがわかったんだい?」


「スパロー様とは話ができたんです、魔力の相性がいいとかで……。」


「近くで見てもいい?」


セルお父様とグレースお母様が私達の前に来てイヤリングを眺める。


「イオの青いイヤリングは何だい?」


「父上、私はリノアと訪れたドラゴンの巣で、ドラゴンの長であるプロテア様からドラゴンの加護をいただきました。プロテア様は、初代公爵夫人であるアナスタージア様に憑いていたドラゴン。リノアをちゃんと守る様にと仰せつかりました」


「二人ともなんてきれいなイヤリング」


グレースお母様がため息をつく。


「初代公爵夫人はフェニックスとドラゴンが憑いていたのか、そしてまたここにその加護がそろった……。今度 二人で、フェニックスの間に行ってみなさい、何か反応があるかもしれない」


「はい」


「セルお父様……。さらにご迷惑になったのではありませんか?」


「何を言うリノア。迷惑など微塵もないよ、このことは二人の結婚式で皆に公表しよう。2つの神獣の加護を持つ二人に危害を加えようとするものなどいないだろう」


(*^-^*)

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