改めて誓う
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イオ 視点
「あの……ベッドは大きいから、アルトとラノを挟んで……一緒に寝よ」
リノアは俺の袖口をギュと握り頬を赤らめながら大きな瞳で俺を見上げた。
俺の心臓を爆発させる気か……。
俺は言葉が出せず、こくりと頷いた。
そのあとは新婚生活になったみたいでふわふわした気持ちでずっと顔がにやにやしてしまう。
「イオ。先にお風呂に入ってきて、寝間着はイオのなんでもポーチに入ってる。私はご飯の準備しとくね」
「お おう。じゃあ先に入ってくる」
うー。今夜一晩、無事に過ごす事ができるのか、俺はガシガシと頭を掻きながら風呂に急いだ。
風呂から出ると、スープのいい匂い。
あー。幸せだ。
「リノア、お風呂あがったよ、リノアもどうぞ」
「はーい。行ってくるね」
リノアが風呂に入ると俺はふかふかのベッドに横になる。
疲れていたのか、気持ちがぽかぽかにほぐれたためか、ついそのままうとうと寝てしまった……。
「…………オ。 イオ。ごはんの準備ができたよ」
眼を擦り起き上がると、パンもスープが温めなおされ、アルトとラノはお利口に食卓についていた。
俺のバカ、リノアのお風呂上り見逃した。
みんなでご飯を食べて、トランプで遊んだが、隣に座るリノアの寝間着姿と石けんの香りに、勝負は俺の全敗だった。
夜もだいぶ深くなりみんなでベッドに入ると、明日の予定を話す途中でリノアはすやすやと眠ってしまった。
アルトとラノも俺とリノアの間で丸まって寝ている。
二頭を起こさない様に俺はそっと手を伸ばし、リノアの髪をひとすくい手にとった。
「最強の婚約者だけど、まだ17歳……俺がしっかり守ってあげなきゃ」
俺のつぶやきに返事をするようアルトが鳴いた。
「クワー」
驚いて手を放すが、アルトはすやすや寝ている。
「驚かせるなよ。アルト」
アルトの頬をつんつん突くと、アルトの翼がばさりと一度羽ばたいた。
「ん~。」
リノアが寝返りを打ち、毛布が捲れる。
横になるリノアは寝間着だけで体のラインが良くわかる。
頑張れ俺の心臓。
慌てて毛布を掛けて俺はリノアに背中を向けた。
「うぅ~可愛すぎて辛い。リノアおれがぜったい幸せにするからな!」
いつの間にかおれも眠りに落ちた。
✿ ✿ ✿
アルトめ、また俺の頭をかじってるな!俺がそんなに美味しいか……。
それにしても柔らかくていい匂い。
ぼんやり開いた視界に真っ赤なリノアの顔。
俺はいつの間にかアルトとラノを超えて、リノアを抱き枕の様にガッシリ抱きしめていた。
「わあ! リノアごめん」
手を離した瞬間にアルトとラノにあの時みたいに両腕を掴まれて風呂場に放り込まれた。
イオのドギマギを掻きたくて入れたのですが……(^_^;)




