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リノアの魔道具トリップ   作者: とと


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36/49

2人でドラゴンの巣へ

いつも読んでいただきありがとうございます。


2人と二頭で空の散歩を少しの間楽しんでからアルトの背中にイオと乗せてもらった。


「アルト、またおおきくなったんじゃない?もう大人のドラゴン達と変わらないね」


「クワ-」


ラノは小さなまま私の背中に掴まり、頭をスリスリしてくる。


「ラノも大きくなったの?今度見せてね」


「クワ-」


イオが後ろからラノの頭を撫でた。


アルトの飛ぶスピードは速い。

あっという間にコアナ王国の山並みが見えた。


「わあ。もう見えて来たよ。あの山の中腹」


私が指さす先には、光り輝く入り口が見える。


「ええ。俺にはただの山肌にしか見えないぞ。ほんとに入り口があるの?」


話している間にどんどん山が近づく。


「わー。ぶつかる」


アルトと一緒に光の中に入る。


ぎゅっと体に力を入れたイオが目を開ける。


「あれ……大丈夫だった」


「ふふ。驚いた?」




アルトが水場の側に降り立つと、みんなが集まってきた。


「クワ-」「クワ-」


ドラゴン達が鳴き声を上げて歓迎してくれる。


「おや。それはスパロー様の羽だね」


ドラゴンたちの頭の上から声が聞こえて見上げると、足を怪我したドラゴンが私達を見下ろしていた。


前回よりも大きくなっているし、声が聞こえる!


「こんにちは、ご無沙汰しています。初めて声が聞こえました。それに大きくなりましたね」


「これが本来の大きさ。声が届くようになったのは、きっとスパロー様の加護のおかげよ」


「他のみんなの声は聞こえないです」


「クワ-」

小さいサイズになったアルトがかわいく鳴いた。


「きっと共に過ごすうちに聞こえる様になるはず、私は遠い昔にあなたの様な優しい女性に憑いていたことがあるから」


「じゃあお名前があるのですね」


「ええ。私はプロテア。素敵な名前でしょ」


「はい。綺麗なお名前ですね。……アルトとラノにもっと考えてかっこいい名前をつけてあげればよかった……ごめんね」

私は二頭を抱きしめる。


「どちらもリノアにつけてもらった名前を気に入ってるみたいよ」


「本当に!良かった」


「そうだ今日もお土産があります、イルーゾ王国に行ってたからいつもと違う果実に干し肉だよ~」


私はポシェットからたくさんの食べ物を取り出した。


「ところでリノア。となりの固まっている青年が婚約者か?」


!!! イオ!


イオを見上げると大きなドラゴンに周囲を囲まれてカチコチに固まっていた。


「イオ、イオ」


イオの腕を掴んでゆするとイオの眼が大きく開かれた。


「は 初めまして、リノアの婚約者、バーンズ公爵家のイオと申します」


「おや、ギャビンの子孫なのね」


「はい。17代目となる予定です」

背筋をピンと伸ばしたままイオが返事をする。


「リノアがギャビンの子孫にお嫁に行くなんて嬉しいわ」


「プロテア様もギャビン公爵を知っているのですか?」


「ええ。豪胆な男性だったわね、スパロー様と楽しそうに戦場を掛けていた」


「プロテア様も戦ったのですか?」


「いいえ。私は友を守っていただけ、私の憑いていた女性はアナスタージア。後にギャビンの妻となった女性よ」


プロテア様はイオを優しい眼差しで見つめる。


「イオこちらに来なさい。私からあなたにこれを授けましょう」


プロテア様は自分の胸元に手を当て、七色に輝く鱗を一枚剥ぐ。


鱗に反対の手をかざすと鱗はぼんやりと白い光を放つ。


プロテア様が鱗に息を吹きかけると鱗はくるくると回転し、イオの左耳に飾られた。


イオが鱗のイヤリングに触れる。


「少しひんやりします」


「私から二人への婚約祝いよ」


プロテア様がニッコリほほ笑んだように見えた。


!(^^)!

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