表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リノアの魔道具トリップ   作者: とと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/45

ルノアでの準備 ①

読んでいただきありがとうございます。


次の日バーンズ公爵家に到着すると、またも仁王立ちのグレースお母様とアンナが待っていた。


「この馬鹿息子!ただでさえ婚約式まで一カ月しかないのに、なにをしてくれているの!」


「しょうがないだろ。俺は絡まれたんだ!」


「隙だらけだから絡まれたりするのよ!」


睨み合う二人に割って入る。


「お母さま、私も誤解して話し合いもせずにひきこもってしまい……。ご迷惑をお掛けしました」


頭を下げる私をグレースお母様が抱きしめる。


「いいのよ、リノアは何も悪くないの、私がリノアの立場でもそうしたわ、それに3日くらいひきこもるだけじゃ許さないわよ!」


「あの」


私はポシェットからグレースローズを出してお母様に渡す。


「お母さまにお土産です」


「まあこれはもしかしてグレースローズ?」


「お母さま、ご存じなんですか!この花はお母様とセルお父様のお話に感動した家の庭師が作りました」


「知っていたわ。でもほとんど出回らないから見ることはあきらめていたの、ピエールドゥロンサールとルアナ王国のバラであるアークティックブルーの掛け合わせなのでしょ……。リノアのお家の庭師が作ってくれたのね……。」


お母様はしげしげとバラを眺めてほほ笑んだ。


「ありがとうリノア、きっとあなたとイオが結婚して子供が生まれる頃にはこのバラで埋め尽くされた庭ができるわ」


タイミングよくアンナが私とグレース様の隣にやってくる。


「リノア様、そろそろその荒れた肌のお手入れを始めませんと婚約式までに間に合いません!」


「えぇ~荒れてる?そんなに酷い?回復に一か月もかかるの?」


アンナがイオをギロリと睨む。


「精神的なストレスが一番お肌に良くないんです。婚約して幸せいっぱいのこの時期に!」


アンナの視線に焼かれてイオがどんどん小さくなっていく。


「さて。イオ様も公爵様がお呼びですよ」


いつの間にか、サムエルさんが並び立っていた。


「直ぐに行きます」

アンナの視線から逃げる様にイオが屋敷に入っていく。


私もアンナと侍女の皆様に手厚いケアを受けることになり新しいお部屋に案内された。


新しい部屋の内装はピンク色に小さな紫色の花が描かれた壁に、カーテンや小物は明るめの緑でバラみたいにかわいいお部屋。

そしてなんとイオ様のお部屋の隣で、内扉でつながっている。


「ご安心下さい。リノア様、この扉は婚姻を結ぶまでは開く事はありません。何しろ鍵はグレース様がお持ちですから」


「そうなのね。でもなんだかドア一枚でつながっていると思うと、ドキドキしちゃうわね」


「廊下からも入れない様に常に騎士がお守りしますのでご安心を」


ん~。それはそれで、緊張しちゃうわね……。


次の日から婚約式のための準備が始まり、息つく暇もない忙しさだった。


ドレスを選んだり招待状を送ったり、イオと2人で挨拶周りをしたりとなれないことや人に疲れることもあるけれど、みんなに助けてもらいながら準備は進んだ。


明日はついにルアナの国王夫妻にご挨拶に伺う。


(#^^#)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ