第二十五話 昔話――弐
「……うぐぅ、……おせっきょう……まじん……、ひっく」
「ティア~♪」
「うひっ!」
エイドさんは目が笑っていない。もう一度、庭へ行くために俺達は廊下を歩いている。
「メア様~♪」
「あい!!!」
おもわず背筋が真っ直ぐになる。
「はい! いち~、に~、いち~、に~」
「い~ち~、に~に~、い~ち~、に~に~」
やっぱり誰かに見られてない?(自意識過剰じゃない?)『(あれは~、三人組の従者達~?)』
ん? エイドさんが一瞬、居なくなったような(向こうの方が騒がしくない?)『(エイドさん~、コワ~!!)』
「あともう少しです。がんばってください。いち~、に~」
「つかえちゃあ~~、……い~ち~、に~に~」
「いち~、に~、いち~、に~」
「いぃ~~ちぃ~~! にぃ~~にぃ~~!!!」
つ、疲れたーー!(スパルタ~)『よくがんばったね~、ん~~チュ!』文字だけでキスされてもなー?『これでどう~?』
美幼女姿のイスナーのキス顔――白百合添え――が俺達に送られてきた。
あ、うん! その、うん!! えへ、えへへ~~♪(絵だけじゃん! 嬉しすぎでしょ!? わたしにまで物凄く漏れてるよ? 感情のコントロールしないと)――フッ、チノも、な!!(あははぁーー! てへ☆)
エイドさんが靴を脱がしてくれて、母さんまで運んでくれた。母さんは絵本の続きを読みたくてうずうずしている。
「メアちゃんよむよ。い~い~?」
「あい」
……
木こりの男たちは、
となり町の町長にあっていました。
「どうか某たちの村をたすけてくだされ。」
木こりの男は土下座をしておねがいします。
「う~む、
むずかしいはなしじゃ。
あいては異界の魔物、
ワシらがいってもなにもできぬはずじゃ。」
となり町の町長は、
ながいヒゲをさわりながらことわりました。
「某たちの仲間が、
いまも村をまもろうとしてたたかっておる。
このままたすけがこなければしんでしまう。」
木こりの男はなみだをながしています。
ほかの村の人々も、
いっせいに土下座をしました。
――――どうけつぁ?」
「あたまをじめんにつけてあやまることだよ」
「もう少し補足しますと、相手に誠意……絶対に叶えたいお願い事や、どうしても許してもらいたい時にする事です」
えらく日本的な人々だな(木こりの男も、どう見ても侍じゃない?)そういえば昔は転生者がポンポン居たんだっけ『あはは~、その件はわたし達の秘部かな~。第一位神様に怒られちゃったからね~』ふ~ん(へ~)
……
「もしかしてあれなら。」
となり町の町長のそばにいた若者が、
ヒソヒソばなしをしています。
「なるほど。
あれならば、
もしやするかもしれん。」
となり町の町長は、
ゆっくりとながいヒゲをさわりました。
酪農家の家族は王様にあっていました。
「村に異界の魔物がせめてきたのです。
どうか我らをおたすけください。」
「なんと異界の魔物が。
すぐに聖騎士をあつめて村にむかうのだ。」
おおいそぎで王様は、
兵士たちにめいれいをだしました。
「王様もう一つおねがいがあります。」
酪農家の女の子がまえにでます。
「もうしてみよ。」
そのころ、
怖い竜は口からブレスをはいていました。
「汝らにまける、
わらわではないわ。」
はん日もたたかいつづけて怖い竜は、
からだがボロボロです。
それなのに異界の魔物は、
たおしてもたおしても、
ちっともへりません。
「キシャー。」
一ぴきの異界の魔物が怖い竜にこうげきをします。
「ぬう。」
怖い竜はじめんにバタンとたおれてしまいました。
「もはやここまでか。」
怖い竜はあきらめて、
目をとじてしまいます。
そして、
仲間のことをおもいだしていました。
竜がいまよりおおくいたときを。
仲間と空をとんでいた日々を。
しかし、
その日々はもうきません。
怖い竜に、
異界の魔物が、
いっせいにおそいかかってきたのです。
と、
そのとき、
ぐぅ~
――――ごめんにゃちゃい」
良い所なのにお腹が鳴ってしまった。母さん達は二人でクスクス笑っている。
「ちょっときゅうけいにしましょう?」
「お任せください」
エイドさんが毎度の事ながら、どこからかティータイムの道具を全てだしている。
(テーブルに~、椅子に~、ティースタンド~♪)『ケーキ~♯クッキ~☆ポット~★カップ~♪』メアに~、チノに~、イスナ~、母さん~、エイドさん~♪ハイ!!
ランラ~ン♪(ランラ~ン♪)『ランラ~ン~♪』
――っと。……この世界にはアイテムボックスがあるのか?『お答えできません~♪』(知ってた~~♪)
「コレと~? アレと~!? ソレもーー!!」
母さんがケーキ二つとクッキーを選ぶと、それをエイドさんが皿に移している。
「では、これでいいですね。ケーキ一個で一回ですね♪」
「いっただきま~す!!」
エイドさんに抱かれ哺乳瓶を口に入れられる。紅茶とケーキの香り、鼻歌が良い感じで、実にリラックスできる(ルールールー♭わたしは~ケーキ一個で~売られた~赤ちゃんなの~♪ルールールー♭)
『チノちゃん達には~、被害が無いでしょ~? ん~!! メアちゃん聞いてる~?』ああ、うん、そうそう『ぶぅ~』
“神”の文字が“ぶぅ~”に変わって、ブタの耳と鼻が装着されたイスナーが送られてきた。……妙にカワイイ(イスナーちゃんは、カワイイ娘だよ?)俺の思考を読むな!
「けぷ、おいちにゃた」
「もっもっ!」
「食べ終わってから、お喋りください!」
「もっ!!」
母さんはケーキを黙々と頬張りながら、クッキーにも手をつけている。いったい口の中はどうなっているんだ。それをエイドさんはニマニマしながら見ている『そして~、メアちゃん達も~、ニマニマしながら見ている~』ロリコンだからね(可愛いは正義よ)
……
「どこからだっけ?」
「このページからですよ」
「じゃあ、よむね」
「あい!」
……
そのとき、
「またせたな。」
怖い竜は目をひらきおどろきました。
そこにはかつての仲間の竜がいたのです。
最強のウロコをまとい、
何者をも貫き引き裂く、
爪と牙をもった仲間がいたのです。
「たすけに、
きて、
くれたのか。」
「まにあいもうしたか。
竜どのはだいじょうぶですか。」
怖い竜はビックリしました。
竜にしてはやけにかるいこえだったのです。
目がハッキリみえると、
そこには村の人々がいました。
「ああ、
わらわはまだしんでおらん。」
「すこしやすんでいてくだされ。
あとは某たちが。」
そういうと木こりの男は二本の刀をぬきました。
その刀は竜の牙と爪でつくられたものです。
「二天一流、
初太刀≪地返し≫。」
木こりの男が二本の刀をふるうと、
じめんにおおきなあなができ、
百の異界の魔物がきえました。
「麻呂もまけておれぬでおじゃ。
≪四神招来≫。」
服屋の店主がおふだをなげると、
空にヘンテコな魔法陣があらわれ、
青いヘビに赤いトリ、
白いネコに黒いカメがでてきました。
その魔獣たちはあっというまに、
異界の魔物をけしさります。
「すごいでおじゃ。
異界の魔物に麻呂のこうげきが、
きいているでおじゃ。」
「つぎはわたしね。」
道具屋の店主は竜のウロコをつかった、
あやしいくすりビンをとりだしました。
「名づけて≪原初の炎≫。」
道具屋の店主がなげたくすりビンが、
一ぴきの異界の魔物にあたりました。
すると、
村五つぶんのばくはつがおこりました。
「≪守るべき場所≫。」
大工の親方は怖い竜と村の人々をまもる、
とてもおおきいカベをだしました。
「なにしやがる。
オレがいなかったらどうなっていたか。
オレのたてた、
いとしい家たちはぶじだな。」
大工の親方がたてた家はそれっぽっちのばくはつでは、
キズ一つつきません。
しかし、
異界の魔物はすこしもへっていません。
「まだまだこれからということですね。」
道具屋の店主はおそろしいえがおをつくると、
さきほどのくすりビンとはちがういろのビンを、
なげようとします。
「またれよ。
そのビンはたいへんキケンなもの、
ここぞというときにとっていてくだされ。」
木こりの男にとめられました。
「まあいいでしょう。」
村の人々はにがわらいをします。
「ではのこりもすばやくかたづけるでおじゃ。」
「ぼうぎょはまかせろ。」「ふっふっふ。」
「刀のサビにしてくれよう。」
「「「「おーー。」」」」
村の人々のむちゃくちゃなこうげきに、
さすがの異界の魔物もどんどんかずをへらし、
おくれてきた町の人々のてつだいもあって、
ほとんどいなくなりました。
もうかてる。
そうみんながおもったとき、
空が黒いくもにおおわれ、
おおきな次元の狭間があらわれました。
「ずいぶんとゆかいなことをしてくれたようだな。」
なんと、
次元の狭間から異界の魔王があらわれたのです。
そして、
かるくうでをふりあげます。
すると、
次元の狭間があらわれて異界の魔物が、
つぎつぎとでてくるではありませんか。
これにはみんなおどろきです。
「まずい、
はやくふさがねぇとヤバイことになるぜ。」
「わたしにまかせなさい。
≪原初の炎≫≪多重次元連鎖破壊≫。」
道具屋の店主は、
もっているすべててのくすりビンをなげました。
そのすべてが次元の狭間にあたると、
異界の魔物も次元の狭間もけしさりました。
「ザコではむだのようだな。
これはしつれいした。」
異界の魔王はじめんにおりてきました。
しかし、
みんなうごけません。
「そちらからこないなら、
こちらからいくぞ。」
異界の魔王はちいさい火の玉をつくりだし、
怖い竜にむけてはなちました。
「≪守るべき場所≫。」
大工の親方はふたたびカベをつくりました。
しかし、
ちいさい火の玉があたるとくだけてしまいました。
異界の魔物にたいしてビクともしなかったカベが、
いともかんたんにくだけたのです。
「二天一流、
弐ノ太刀≪水流れ≫。」
木こりの男はたくさんの剣閃をくりだしました。
そのあまりにもはやい刀さばきは、
しゅういのくうかんのおんどをさげ、
くうきちゅうにあったすいじょうきを、
水にかえるほどです。
(ちゅうい よくわからなかったよい子のみんなはお父さんお母さんにきいてみよう)
「なにかしたか。」
異界の魔王にはぜんぜんきいていません。
さきほどよりおおきい火の玉をつくり、
それを大工の親方にむかってはなちました。
「≪守るべき場所≫、
うわーー。」
大工の親方はふきとばされてしまいました。
異界の魔王は、
雨のようなかずの火の玉をつくります。
「クッハッハッ、
きえされ。」
異界の魔王がうでをふりさげると、
火の玉が村や町の人々、
怖い竜にはなたれました。
「きゃあー。」「ぬー。」「わー。」「ぎゃあー。」
異界の魔王のこうげきはとてもつよく、
みんなたおれてしまいました。
「なぜ、
わらわはいたみをかんじぬ。」
怖い竜はふしぎにおもいました。
まわりをみると村の人々がたおれています。
村の人々がまもってくれたのです。
「なぜわらわをまもった。」
怖い竜は村の人々にたずねました。
道具屋の店主がそれにこたえます。
「竜さんはわたしたちの仲間だからよ。」
「仲間だと。
はっはっ、
わらわが仲間か。」
怖い竜はおもいました。
かつての仲間の竜たちのことを。
そしてあたらしくできた仲間のことを。
怖い竜は異界の魔王にむきなおりました。
「ふっはっはっ、
わらわは竜、
神代のじだいよりいきる神竜ファフニール。
異界の魔王ふぜいごときに、
わらわのたいせつな仲間をこれいじょう、
キズつけさせはせぬ。」
怖い竜。
いいえ。
神竜ファフニールは地獄の業火のようなヒトミで、
異界の魔王をにらみつけ、
仲間とおなじ黄金のウロコをかがやかせます。
そして、
天空の覇者たるツバサをひろげ、
何者をも貫き引き裂く爪を、
異界の魔王にふりおろしました。
「滅せよぉぉ。」
――――ふぁ~~~」コクン
「メアちゃんねむい?」
「にぇむ……くにゃ……い」
せっかく良い場面なのに睡魔が挨拶しにきた(わたし達はできる子、神技≪無敵≫でなんのその☆)『チノちゃん達~、無駄遣い~!!!』ふっはっはっ(あ~はっはっは~)『笑って~ごまかさな~い~!』
「にぇむくにゃい! てゅづき」
「ふぁ~ぁ~、ティアねむくぅ……なっちゃったぁ」
「昼までには時間がありますからね♪すぐにご用意します♪」
え~(そんな~)母さんは俺を抱き枕にして今にも寝そうだ。エイドさんはどこからともなく部屋のベッドを出している。
イヤがる俺をベッドにムリやり運んで一緒に布団に入れられると、エイドさんも続いて入ってきた。
「おやすみ……なさい……メアちゃん」
「おやすみなさいませメア様」
「ぶ~、おにゃちゅみなちゃい。マ~マ、エイド~」
チュ!
「~~~~♪」
母さんがおやすみのキスを額にして、エイドさんは子守歌を歌いだす。
おやすみイスナー(おやすみイスナーちゃん)『寝る前のキスはないの~』チュ!(ぶちゅ~!)『音だけじゃない~、ぷんぷん~』――なぁ!!(イ、イス、キ、キス、OK?)『じょ~冗談よ~!? そんなに恥ずかしがらないで~』
じょ、冗談か~(じょ、冗談か~)『おやすみなさい~。メアちゃん~、チノちゃん~☆』
俺はこの森のさざめきが聞こえる青空の元、大自然と一体化(うるさい!!)まてチノ! 急に……むて……き……きる……な――。
スゥ~スゥ~~
イベントクリア報酬
ゲットスキル
【努力】
努力とは日常である。イラ☆
補正 ステータス成長速度+10%UP
【漏れる】
感情が漏れる。違う事を想像した人は腹筋十回な!
補正 TP+10%UP
secret
《神話++》 ⇒ 《神話SP》
メアちゃん達が≪神様連絡≫を意識する事なく使いこなしています
補正 魔法力+5<封印中> <new>神気+8 神気回復1日+8 ≪神様連絡≫の消費神気-99%
《オラクル++》 ⇒ 《オラクルSP》
メアちゃん~、チノちゃん~、チュ!
補正 魔法力+10%UP 抵抗力+10%UP 特定の対象の消費量が激減 <new>MP+10 神気系成長率+10%UP
《無敵》 ⇒ 《無敵+》
便利だからって無駄遣いし過ぎだよ~
補正 防御力+3 抵抗力+3 <new>神気+3 ≪無敵≫の消費神気-20%
エイド
【おせっきょうまじん+】 ⇒ 【おせっきょうまじん++】
「いいですかティア!? 人の悪口を言っては――クドクド」「……おせっきょうまじ――うひっ!?」「ティア~!!♪」
補正 <new>攻撃力+5 素早さ+1 特定の対象のステータス成長速度+20%UP
【地獄耳SP】 ⇒ 【地獄耳EX】
メイド長たるもの常に周りに気をつけないといけないだけです! これは職業病の一種なのですよ?『本当に~?』
補正 器用さ+10 <new>音に関するスキルの補正を二倍にする
ティア
【泣き虫++】 ⇒ 【泣き虫SP】
「なきむしじゃないし、エイド~のば~か~ば~か~ひっぐ!!」シュッ! にこっ♪「ど、どどどうしてエイドがココに――」『本当に~?』
補正 魔法力+5 <new>特定の条件下でMPの消費を二倍にして魔法力を二倍にする
【もっ!+】 ⇒ 【もっ!++】
もっもも? もっもっ! もっももっもっも――
補正 HP+3 <new>HP+10%UP
お父さんお母さん「そんな事は起こらん」
良い子「えーー!?」
創作日記:縦書きPDFを初めて使いました
なろうでアレ使う人いる?
記号はともかく。、なんで左下!?
糞見にくいけど使い方間違えているのかな?
!?と!?どっちがいいかな?
五感を入れる
すぐに入れ忘れる
あへ~
未来日記:視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚
五感難しいね。
ゲーム、アニメに漫画と他の媒体に比べて意識して入れないと読者に伝わらないからからなおの事難しいね。
でも、小説という媒体では一人称という最強の武器を、フルに使えるほどの実力があれば読者に五感を的確に伝えれます。
小説にとって一人称とは最強の武器です。三人称は他の媒体の方が遥かに強いです(今の俺が思うにはですが)
まっ『売れたい』なら三人称の方が良いんやろうけど、『極めたい』なら一人称やろうな。




