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『公爵令嬢様、距離感が近すぎます! 〜伯爵子息は今日もツッコミが追いつかない〜』  作者: 伊佐波瑞樹


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第50話 公爵令嬢様、一曲踊りきって涙も一曲分こぼします



 皆さん、こんにちは!!


 アルフレッド・シェルザートです。


 ついに五十話である。


 ……いや、今それを考えている場合ではない。


 今日は、ダンス練習が一段階上がる日だ。


 昨日は、三歩から方向転換、そして音に合わせるところまで進んだ。


 一、二、三。


 方向転換。


 一、二、三。


 たったそれだけ。


 けれど、俺とリリスにとっては大きな前進だった。


 手を取り、近い距離で向かい合い、呼吸を合わせ、音を聞き、拍に乗る。


 リリスは泣きそうになった。


 俺も内心かなり危なかった。


 それでも、崩れずに進めた。


 そして今日。


 先生はきっと言う。


「では、一曲通してみましょう」


 と。


 分かる。


 流れ的にそうなる。


 昨日、音に合わせた。


 今日は一曲。


 夜会本番に近づくには、避けられない。


 避けられないのだが、心臓には悪い。


 リリスと一曲。


 王城の夜会で踊る前に、学園で一曲。


 昨日より長い時間、手を取る。


 昨日より長い時間、近くにいる。


 昨日より長い時間、呼吸を合わせる。


 ……危険だ。


 いろいろ危険だ。


 朝、屋敷の食堂でその話をすると、父上はなぜか嬉しそうだった。


「今日は一曲だろうな」


「やはりそう思いますか」


「ああ。昨日、音に合わせたなら次は通しだ」


「ですよね」


「覚悟しておけ」


「はい」


 母上は穏やかに微笑んだ。


「アル、一曲踊る時は、途中で考えすぎないことよ」


「考えすぎない」


「ええ。最初の三歩は考えてもいい。でも、曲が始まったら、考えるより感じること」


「感じる」


「音、相手の呼吸、手の力、足の流れ。全部を頭で追うと遅れるわ」


「はい」


「リリス様を見すぎない。でも、見失わない。自分だけで踊らない。でも、相手に預けすぎない」


「難しいですね」


「だから練習するのよ」


 母上は当然のように言った。


 その通りである。


 難しいから練習する。


 ライズは鞄を整えながら言った。


「若様、本日のハンカチは十五枚でございます」


「ついに十五」


「一曲通し練習日でございますので」


「やはり」


「想定される涙は、一曲前緊張涙、曲開始時の覚悟涙、中盤で呼吸が合った感動涙、最後まで踊れた達成涙、若様が『一緒に踊れました』等と仰った際の決壊涙でございます」


「最後、決壊って言ったな」


「はい」


「俺も言いそうなのが怖い」


「高確率でございます」


「注意点は?」


「本日は、途中で止まらないことです」


「リリスが泣きそうでも?」


「泣きそうでも、曲の中で整える練習が必要です。ただし完全に崩れた場合は止めてください」


「半歩ですね」


「はい。踊りながら半歩でございます」


 踊りながら半歩。


 また新しい。


 でも、今日はそれが必要だ。


 学園へ向かう馬車の中、俺は心の札を確認した。


 昨日は「拍を聞く」。


 今日は何だろう。


 たぶん、


『最後まで一緒に』


 だ。


 一曲を完璧に踊るのではなく、最後まで一緒に踊る。


 それを目標にしよう。


 正門前。


 リリスはいつもの場所にいた。


 今日の彼女は、すでに発表本番前のような緊張をまとっていた。


 制服姿。


 ブルーローズの髪飾り。


 背筋は伸びている。


 けれど、指先がそっと重なっている。


 俺を見つけると、リリスは笑った。


 その笑顔は嬉しそうで、不安そうで、少し泣きそうだった。


「アル、ご機嫌よう」


「ご機嫌よう、リリス」


「今日も走りませんでした」


「はい。今日はかなり慎重でした」


「一曲のことを考えていたら、歩くのも拍で数えてしまって」


「一、二、三ですか?」


「はい」


「俺も馬車の中で数えていました」


 リリスの目が潤む。


「アルも?」


「はい」


「一緒です」


「はい」


「小声版です」


「朝一回目ですね」


 俺はハンカチを出した。


 リリスは目元を押さえ、深呼吸した。


「今日は、最後まで踊れるでしょうか」


「踊りましょう」


「言い切りました」


「はい」


「強いです」


「今日は必要だと思いました」


 リリスは涙を拭きながら笑った。


「はい。私も、最後まで踊りたいです」


 その言葉を聞いて、俺の胸の奥が少し熱くなった。


 教室へ向かう途中、ユリウスとエレナ嬢が合流した。


「おはよう。今日は一曲かな」


「たぶん」


 俺が答えると、リリスが小さく震えた。


 エレナ嬢が優しく言う。


「アマリリス様、一曲と聞くと長く感じますが、最初から最後まで全部を抱えなくていいのですわ」


「どういうことでしょう」


「今の一拍を大切にすれば、次の一拍へつながります。一曲とは、その積み重ねです」


「一拍の積み重ね」


「はい」


 リリスは頷いた。


「それなら、半歩に似ています」


「ええ」


 ユリウスが笑う。


「一曲用半歩?」


「増やさないでください」


 俺が即座に止める。


 だが、リリスは真面目に考え込んだ。


「一曲用半歩……」


「リリス、採用しなくていいです」


「でも、少し分かりやすいです」


「分かりやすいのが問題です」


 ユリウスが楽しそうに笑っている。


 エレナ嬢も微笑んでいる。


 結局、今日も新語が生まれそうだ。


 教室に入ると、机はすでに端へ寄せられていた。


 広い空間。


 補助教師の楽器。


 完全に一曲練習の準備である。


 ニールは青い顔をしていた。


「今日は一曲らしいです」


「まだ先生は言っていません」


「でも、楽器が昨日より本格的です」


「確かに」


 リリスが静かに言った。


「バートン様、一拍ずつです」


「一拍ずつ」


「はい。一曲は一拍の積み重ねだと、エレナ様が」


「なるほど」


 ニールは少し落ち着いた。


「それなら、足を踏んでも一拍で戻れますね」


「できれば踏まない方がいいです」


 俺が言うと、ニールは真剣に頷いた。


 一時間目。


 礼法。


 ベイル先生は黒板に書いた。


『一曲を通す礼』


 来た。


 やはり来た。


「本日は、短い曲を一曲通して踊ります」


 教室がざわついた。


 リリスの手が少し震える。


 俺は小さく頷いた。


 リリスも頷き返す。


「完璧に踊る必要はありません。途中で乱れても、戻ること。相手を責めないこと。自分を責めすぎないこと。最後まで場を保つことが大切です」


 先生は俺たちを見る。


「特に、婚約者同士で踊る者は、周囲の視線を意識しすぎないように」


 視線がまた集まる。


 仕方ない。


「視線を受けても、二人だけの世界に入りすぎてはいけません」


 リリスが真っ赤になった。


 俺もだ。


「周囲を忘れず、しかし周囲に振り回されず。これも王城用半歩です」


 先生が正式に言った。


 王城用半歩、万能すぎる。


 まずは足運びの確認。


 一、二、三。


 方向転換。


 一、二、三。


 その後、短い曲の流れを確認する。


 大広間で踊る本番ほど長くはない。


 練習用に短く調整された一曲。


 それでも昨日よりずっと長い。


 先生が言う。


「シェルザートさん、アマリリスさん」


「はい」


「前へ」


 俺とリリスは前に出た。


 向かい合う。


 手を差し出す。


 リリスが手を重ねる。


 昨日より震えは少ない。


 俺も少しだけ慣れた。


 右手を添える。


 リリスが小さく息を吸う。


「呼吸」


 俺が小声で言う。


「はい」


 一緒に吸う。


 吐く。


「拍」


「はい」


 楽器の音が鳴る。


 一、二、三。


 曲が始まる。


 俺たちは動き出した。


 一、二、三。


 最初の三歩は合った。


 方向転換。


 少し硬いが、崩れない。


 一、二、三。


 次の流れへ。


 リリスの手に少し力が入る。


 俺は引っ張らない。


 支えすぎない。


 母上の言葉を思い出す。


 感じる。


 音。


 呼吸。


 手。


 足。


 リリスは俺を見すぎないようにしている。


 でも、完全に見ないわけではない。


 視線が合う。


 一瞬だけ。


 リリスの目が潤む。


 危ない。


 でも、曲は止まらない。


 俺は小さく頷く。


 リリスは深呼吸ではなく、拍の中で息を整えた。


 一、二、三。


 戻った。


 すごい。


 今、リリスは曲の中で戻った。


 俺の胸が熱くなる。


 だが、今褒めたら泣く。


 踊り終わってからだ。


 曲の中盤。


 方向転換が少し大きくなる。


 リリスの足がほんの少し遅れた。


 俺も合わせる。


 無理に引っ張らない。


 リリスが自分で戻る。


 戻り版。


 踊りながらの戻り版。


 一、二、三。


 合った。


 先生の声が聞こえる。


「よろしい。そのまま」


 そのまま。


 最後まで。


 曲が終わりに近づく。


 リリスの呼吸が少し速い。


 俺もだ。


 でも、崩れていない。


 最後の三拍。


 一、二、三。


 止まる。


 礼。


 終わった。


 終わった。


 一曲、踊りきった。


 教室は一瞬、静かだった。


 リリスは顔を上げた。


 目に涙が溜まっている。


 でも、まだ落ちていない。


 先生が静かに言った。


「よく最後まで踊りました」


 その瞬間、リリスの涙が落ちた。


「小声版では足りません」


「でしょうね」


 俺も声が少し震えていた。


 教室から拍手が起きた。


 今度は先生も止めなかった。


 練習だが、一曲通したのだ。


 リリスは泣きながらも、きちんと礼をした。


 俺も礼をする。


 拍手の中で、リリスは小さく言った。


「アル」


「はい」


「最後まで」


「はい」


「踊れました」


「はい」


「一緒に」


「はい」


 危ない。


 俺まで泣きそうだ。


 先生が少し微笑んだ。


「二人とも、まだ硬さはあります。ですが、途中で乱れかけても戻れました」


「ありがとうございます」


「アマリリスさん、曲の中で感情を戻せたのは大きいです」


「……ありがとうございます」


「シェルザートさん、支えようとしすぎず、待てていました」


「ありがとうございます」


 リリスが俺を見る。


 俺が褒められて、また泣きそうになっている。


 忙しい。


 その後、他の生徒たちも一曲通しに挑戦した。


 ニールは途中で足を踏みそうになったが、本当に一拍で戻った。


 踊り終えた時、本人が一番驚いていた。


 ユリウスは軽やかに踊ったが、最後に少し遊び心が出て先生に注意された。


 エレナ嬢は、もう本当に綺麗だった。


 クラリス嬢は見学しながら、いつか自分も踊る日を思っているようだった。


 休み時間。


 リリスは椅子に座ると、完全に泣いた。


 ハンカチを両手で握り、目元を押さえる。


「アル」


「はい」


「一曲、踊れました」


「はい」


「途中で泣きそうになりました」


「はい」


「でも、戻れました」


「はい」


「曲の中で」


「はい」


「……強いです」


「俺は、まだ何も言っていません」


「思い出して強いです」


「なるほど」


 俺は水を渡した。


 リリスは受け取る。


「水の橋です」


「またそれですか」


「助かります」


「なら良かったです」


 エレナ嬢が近づいてきた。


「アマリリス様、とても素敵でしたわ」


「エレナ様」


「途中で目が潤んでも、止まりませんでした」


「はい」


「本番でも、きっと大丈夫です」


 リリスの涙が増えた。


「それは、強いです」


「本当ですもの」


 ユリウスも来た。


「いやあ、良かったよ。二人とも、一曲目にしてはかなり形になってた」


「ありがとうございます」


「特にアルフレッド、今日は待ててた」


「待てていましたか?」


「うん。前なら心配して引っ張りそうだったけど、今日はアマリリス様が戻るのを待ってた」


 リリスが俺を見る。


「アルが、待ってくださった」


「はい」


「だから、戻れました」


「リリスが自分で戻ったんです」


「でも、アルが待ってくださったから」


 目が潤む。


 俺も少し危ない。


 ニールが遠くから言った。


「一曲って、思ったより長いですね」


 全員が笑った。


 その一言で、空気が少し軽くなる。


 昼休み。


 食堂では、ダンス一曲通しの話で盛り上がっていた。


 招待された生徒たちは、皆少し疲れている。


 リリスもかなり疲れていたが、表情は明るい。


「今日は食べられそうですか?」


「はい。お母様に、一曲踊った日は必ず食べなさいと言われました」


「予言ですか?」


「昨日の夜に言われました」


「さすがです」


 ユリウスが笑う。


「ガロウ公爵、今日の話聞いたら大変そうだね」


 リリスは少し遠い目をした。


「お兄様が段階的に伝えるそうです」


「段階的でも、一曲は強いよ」


「はい」


「札は増えるかな」


「おそらく」


 エレナ嬢が微笑む。


「一曲通し用の札が必要ですわね」


 俺は思わず言った。


「『一曲で崩れない』でしょうか」


 リリスが固まった。


 ユリウスが吹き出した。


「それ絶対来る」


「来ますね」


 エレナ嬢も笑っていた。


 リリスは真っ赤になっている。


「お父様……」


 午後の魔法基礎では、リリスの魔力が綺麗に三拍子で揺れていた。


 教師が少し感心したように言う。


「アマリリスさん、今日は魔力が踊っていますね」


「はい。一曲、踊りました」


「それは大きな経験でしたね」


「はい」


「では、その一曲を思い出して、最後まで流してみましょう」


 リリスは目を閉じた。


 光が揺れる。


 一、二、三。


 方向転換するように光が流れる。


 一、二、三。


 途中で少し跳ねる。


 でも、戻る。


 最後まで。


 教師が頷いた。


「良いです。途中で乱れても戻りました」


「ありがとうございます」


「今日の学びは、魔力にも出ています」


 リリスは受け取った。


 涙は出なかった。


 いや、少し出かけたが耐えた。


 放課後。


 レオナルド先輩が待っていた。


 今日は、顔がすでに険しい。


 情報を聞いているのだろう。


「リリス」


「お兄様」


「一曲、踊ったそうだな」


「はい」


「最後まで?」


「はい」


「泣いたか?」


「踊り終えてから」


「踊っている途中は?」


「戻れました」


 レオナルド先輩の表情が柔らかくなった。


「よくやった」


 リリスの目が潤む。


「ありがとうございます」


 レオナルド先輩は俺を見る。


「アルフレッド」


「はい」


「待てたらしいな」


「はい。たぶん」


「良い」


「ありがとうございます」


「父上には、まだ全部伝えていない」


「段階的に?」


「ああ」


「今どこまで?」


「今日は練習があった、とだけ」


「少なすぎませんか?」


「それで泣いた」


「それだけで!?」


「次に、昨日より長かったと伝えた」


「どうなりました?」


「座った」


「おお」


「泣いた」


「やはり」


「これから一曲と伝える」


「ご武運を」


 レオナルド先輩は真顔で頷いた。


「札は準備した」


「何ですか?」


「『一曲で生きる』」


「生存札!!」


 リリスが両手で顔を覆った。


「お父様……」


 レオナルド先輩は続ける。


「母上は『一曲で崩れない』も用意している」


「二段構え」


「父上には必要だ」


 もはや夜会準備は、俺とリリスのダンスだけではない。


 ガロウ公爵を一曲分生かす訓練でもある。


 正門で別れる時、リリスは静かに俺の隣に立っていた。


 今日の距離は、自然だった。


 近すぎず、遠すぎず。


 少し疲れていて、でも嬉しそうだった。


「アル」


「はい」


「一曲、踊れました」


「はい」


「途中で泣きそうになりました」


「はい」


「でも、止まらずに戻れました」


「はい」


「アルが待ってくださったからです」


「リリスが戻ったからです」


「両方です」


「……そうですね」


 リリスは微笑んだ。


「今日の宝物名は」


「はい」


「アルと一曲踊りきれた日の宝物です」


「良い名前です」


「あと」


「はい」


「曲の中で半歩戻れた日の宝物です」


「とても大切ですね」


「はい」


 リリスは涙を一粒落とした。


 でも、崩れなかった。


「また明日、アル」


「また明日、リリス」


 馬車が遠ざかる。


 俺はそれを見送りながら、頭の中で今日の曲を思い出した。


 一、二、三。


 最後まで。


 一緒に。


 その夜。


 屋敷に帰ると、父上と母上が待っていた。


「一曲か」


「はい」


「踊りきったか」


「はい」


「よくやった」


「ありがとうございます」


 母上が微笑む。


「途中で乱れた?」


「少し」


「戻れた?」


「はい」


「それが一番大切よ」


「はい」


 その後、フルーラ家から書状が届いた。


 一通目、ガロウ公爵。


『リリスがアルフレッド殿と一曲踊ったと聞いた。泣いた。私が。座った。泣いた。走らなかった。だが一曲と聞いて魂が半歩ほど抜けた。セレスティアに「一曲で生きる」と「一曲で崩れない」の札を出された。生きる。崩れない。努力する。 ガロウ』


 二通目、レオナルド先輩。


『リリスは一曲踊りきった。途中で泣きそうになっても戻れた。君も待てた。良い。父上は一曲と聞いて魂が半歩抜けたが、走らなかった。「一曲で生きる」「一曲で崩れない」を導入。効果観察中。 レオナルド』


 三通目、セレスティア夫人。


『アルフレッド様。本日、リリスと一曲踊りきったと聞きました。途中で揺れても戻れたことは、夜会に向けて大きな一歩です。完璧よりも、最後まで共に流れを保つこと。それを忘れずにいてくださいませ。夫には「一曲で生きる」「一曲で崩れない」の札を出しました。魂が半歩抜けましたが、戻り版で戻します。継続が大切です。 セレスティア』


 俺は三通を読み、静かに天井を見上げた。


 魂が半歩抜けた。


 戻り版で戻す。


 もう半歩の応用が高度すぎる。


 父上は腹を抱えて笑った。


 母上もとうとう声を出して笑った。


 リーマスは「魂にも戻り版が必要でございます」と頷いた。


 ライズは静かに親指を立てた。


 俺は深く息を吸い、今日も心の底から叫んだ。


 公爵令嬢様!!


 一曲、最後までちゃんと一緒に踊れました!!


 でも、お父様の魂は半歩抜けないでください!!

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