96 *R15
『――エルフが族長を人質にして、交渉を持ち掛けて来ました』
レインからの素っ頓狂な報告に、僕は暫く茫然としてしまう。一人のエルフがエルフを纏める長を人質に取るだなんて、想定外もいいとこだ。
そこから何とか切り替え、交渉に応じるかは置いといて一旦話を聞いてみる事にした。
それでリンと合流し、倒したエルフを逃げないよう縛ったりと後始末を済ませて、レイン達の所に来たんだけど……。
「あら、貴方がリーダーかしら? 初めまして、私はアンナよ。族長の娘をやっているわ」
手足をキツく縛られ、レインに剣を首元に擦り付けられながらも、それらを気に掛ける事無く朗らかに挨拶をするエルフが居た。外見はレインからの報告通り、女でかなり若々しい。エルフだから年齢は分からないが。
訝しげな視線を向ければ、ツグミを連想させる子供らしい無垢な笑顔を浮かべて、如何にも敵意は無いとアピールをしてくる。
というか今こいつ、族長の娘と言ったか? それはつまり、母親を人質にしている事になる訳だが。
「一応僕がリーダーだね、初めまして……」
「うん、よろしくね」
そのアンナと名乗った若い女エルフの態度に、流石の僕も困惑を隠し切れない。レインも油断はしていないが、どこか困ったような視線を僕とアンナの交互に投げ掛けていた。
僕が彼女の住まう里を滅茶苦茶にした元凶だ。ここまで好意的に接してくるのは、裏を感じて仕方無い。
有るとすれば、里の仇である僕の命を狙っており油断した所に不意打ちをしてやろうと目論んでいるか、僕に対して媚を売る事で自分だけ無事に生き延びようとする魂胆か。
前者であれば、余りに拙い。
僕らは出会う前からその可能性を考慮しており、こうしてリンやツグミを傍に置いているのだ。無抵抗で自ら捕まったらしいし、どうにも僕の命を狙うにはやり口がお粗末に過ぎる。隠れていた方が可能性はありそうなのに。
では、後者だろうか? 死にたくない、母親を犠牲にしてでも生き延びたい、という気持ちは嫌な程に理解出来る。僕がそうなのだから。
しかしアンナは、僕の判断次第では殺されるというのに過度に媚びる様子が全く見受けられない。かといって怯える事も無く、ごく自然な態度で振る舞っている。
生きる事に関して無頓着な様子だ。こいつは、死ぬのが怖くないのか?
であれば、僕には考えの及ばない何か別の思惑があるのだろう。素直に聞いてみる。
「それで、君はどうして自ら捕まっんだい? 何やら交渉がしたいようだけど」
「うん。私をね、貴方達の仲間に加わらせて欲しいの。老エルフを殺したりと裏で色々動いていたのは、私なりの誠意だと思ってくれると嬉しいなぁ」
「あの死体はやっぱり君かぁ……」
色々と言いたい事があり過ぎて頭が痛くなって来るが、とりあえず一つの謎は解けた。
行方不明となっていた何名かの老エルフ。それらの遺体を後始末の最中に確認していた。それはまぁ酷い有り様だった。身体中に穴を開けられ、意図的なまでに臓器を撒き散らされ、弄ばれたのが明らかだった。
僕の手駒の中に、任務中に死体で遊ぶような馬鹿はいない。消去法で誰がやったのかは、薄々勘づいてはいたけども……。
「ご主人様、私が里の中央に向かった時には既にアンナと老エルフが居なかったので、我々の侵入と同時に動いたと思われます」
と、レインが補足をする。
最初から動いていたのは中々に真実性が高い。
少なくとも途中で旗色が悪くなったから人間側に寝返った、という訳では無いのだろう。
「そうね。他にも、長老や族長の疑いの目を私に向けさせて人間の存在に気付くのを遅らせたりもしたよ?」
「……貴方にはエルフとしての矜恃が無いのですか?」
熱心に味方であると訴えてくるアンナに、ずっと冷たい視線を向けていたリンが割って入って来る。
僕としても全くの同感だ。何故こうも最初から寝返る前提で動いているのか、エルフの誇りとやらが感じられない。
「んー……私も一応エルフだから誇りがあるにはあるけどね。でも、それ以上に貴方に興味があるの」
アンナはそう言うと、僕の事をじっと見つめる。
リンが警戒を強めて腰を落とした。
「それに、長老を殺せるような傑物に守られる貴方を殺せる気がしないもの。さっきから横の女性から放たれる殺気が凄すぎて、生きた心地がしない。とはいえ、逃げようとしても謎の兵器で頭を撃ち抜かれる。なら、大人しく捕まるのが一番利口じゃないかしら。今も頭を撃ち抜く備えをしているんでしょう?」
「さぁ、どうだろうね」
肩を竦めて誤魔化してみるが、アンナは確信を抱いている様子。
まぁ実際その通りだ。アンナが怪しい動きを見せれば、即座に森のどこかに潜むエリックが撃ち抜く手筈になっている。
「というか、アンナはどうして僕らの仲間になりたいの? 僕に興味があるって言ってたけど、なんで?」
件の老エルフの遺体から何となく予想は付いているが、一応聞いてみる。
するとアンナは、目を興奮でキラキラと輝かせて熱弁を振るい始めた。
「私は悪い行為に興味があるの! エルフ達を殴ったり殺したりして、苦しみ悶える姿を想像すると興奮する! 普段は無聊を託つ老エルフの顔が苦痛で歪むのが、見てて凄い愉快だったなぁ……。それで、こうして里を襲った貴方達と気が合うんじゃないかって考えてね、仲間に加わりたいなって思ったの!」
それは加虐性向……所謂、サディストってやつか?
「……本気で仰っているのですか? だとしたら、悪趣味な事です。理解出来かねます」
一人で勝手に盛り上がるアンナとは対称的に、より一層視線を冷たくするリン。まぁサディストなんて概念が無いこの世界では、それが世間常識的な反応だ。
僕らも似たような事はしているが、行動原理が大きく異なる。
僕らは不老不死を目指すという願望の為に動いており、明確な目的がある。他者を傷付けるのは、その過程で必要になるからしているだけに過ぎない。
だが、アンナには目的も無しに本能や欲求に従っており、傷付けるという行為自体を楽しんでいる。
常に論理的に考え動くリンに理解するのは難しいだろう。だが、短くはあるものの前世を生きてきた僕には、何となくではあるが理解出来るものがあった。
「そこまで人の趣味を強く否定する事も無いだろう。僕が前に住んでた所にも、そういう嗜好があった。リンも奴隷を甚振る貴族の噂は何度も学校で聞いただろう?」
パーチェ王国の一部の貴族は、奴隷を人間だと思ってない節がある。奴隷に暴力を振るってストレスを発散するという話は何度も耳にしていた。
その中には当然、興奮を覚える者も居たはずだ。
「成程。確かに交渉相手に言い過ぎましたね、非礼をお詫びします」
リンも元は奴隷、心当たりはあるだろう。
得心がいったようでなりより。
にしても、人間でこの反応なのだ。
秩序と安寧を重んじて慎み深さを美徳とするエルフでは、到底受け入れられない思想に決まっている。下手に打ち明ければ村八分、最悪処刑される可能性だってあった。
さぞかし長年窮屈で孤独な生活を強いられてきた事だろう。里を襲ってエルフを殺した僕らにアンナが仲間意識を抱くのは、ごく当然の流れなのかもしれない。
そう考えると、こうして降参、従順の姿勢を見せつつ仲間に加わろうと交渉を持ち掛けるのは、正しい判断だと言えた。
だが、まだまだ疑念は残っている。油断は禁物だ。
「君は、いつから僕らの存在に気付いたんだい?」
「それはアレク……お父さんの様子が変になった数日後かな? 結界を無効化する魔法は自力で習得してたから、興味本位で里の外まで尾行して、人間の存在に気付いた。ほら、私は素質で植物を自在に操れるから、鬱蒼とした森の中でも視界を楽に確保出来るのよ」
「成程ねぇ……」
それならリンの索敵に掛からなかったのも納得だ。
アンナは自力で魔法を習得した事を当然のように語っているが、アレは独学で習得出来るような代物では無い。エルフから直接聞き出した僕らだが、難解過ぎてリンとツグミしか習得出来なかった程だ。その二人も習得はしたが理解出来ているかは怪しい所だ。
エルフ特有の魔法に対する造形の深さがあるのか、単純にアンナが相当努力したり天才だったりするのか。まぁどちらにせよ、彼女が有能ではあるんだろうな……。
「次、君は大分危うい事をしているけど、死ぬのが怖くないのかい? 今ここで僕に殺される可能性だってあるよ?」
「危ない事をしている自覚はあるわ。でも、別に殺されても構わないもの。どうせ死ぬなら、平穏な里で何もせず野垂れ死ぬよりは、貴方のような極悪人に殺される方がまだ良いからね。後は、苦痛を与えられる側に回るのも楽しそう、って気持ちもあるわ。貴方に甚振られるのを想像するだけで興奮してくるの……」
次第にアンナの声に熱が篭る。
うーん、自身の欲望に忠実過ぎるなぁ。
危うさを感じなくも無いが、受け答えがスムーズで嘘を考えている様子は無いし、矛盾点も何一つ見られない。
果たして、彼女の言葉を信じて良いものか。
「うーむ……」
迷う。アンナを仲間に引き入れるべきなのか、非常に迷う。
迷う僕を見て、アンナがここぞとばかりに畳み掛ける。
「私は長老と同じ強力な素質を持っているから、そこそこの戦力にもなるし、荒れ果てた森の再生も出来るわよ? 森の中なら堅固な城だって生み出せるし、どう? 利用価値が高いとは思わないかしら?」
「それに、人間はエルフの容姿を好むと聞くわ。私、それなりに外見には自信があるのよ? 色仕掛けだって出来るだろうし、貴方が私にそういう欲望をぶつけても構わないわ」
そう言って、蠱惑的に舌舐めずりをするアンナ。
興奮はしないが、代わりに鈍い頭痛が脈を打った。
襲撃が終わるまでは姿を現さなかった事から、恐らく彼女は影で動きつつ、僕ら人間が勝てば暗躍した事や素質を売り込むつもりで、エルフが勝てば白を切るなり人間に脅されたと釈明するなりして老エルフを殺した罪を僕らに押し付けるつもりで居たのだろう。
アンナにはどっちが勝とうとも損が無い両賭。
一見欲望のままに動いているように見えて、実の所合理的に動いていると思われた。
何が言いたいかって、アンナを迂闊に引き入れるのは危険なのだ。
僕に素直に従ってくれる間は良いが、何か裏があったり牙を向けて来たりした時に手が付けられなくなる可能性がある。そのサディストの対象が僕に向いた場合、内部から密かに破滅に追い込もうとしてくるだろう。そうなっては最悪だ。
リスクが高過ぎると足蹴にしたい所である……が、逆に言えばそれだけ賢くて優秀な人材でもある。更には強力な素質も有していて、彼女の言う通り利用価値が高いと感じてしまっていた。
後は、アンナを引き入れる事で僕らが抱える懸念を幾つか払拭出来るのも、非常に魅力的だった。
……どうして平穏で長閑なエルフの里から、これ程までに扱いに困る問題児が生まれてしまったんだろうか?
お陰様で、本来であれば今頃鉱脈に戻って普段通り引き篭っていたはずなのに、こうして里の中で独り苦慮を強いられている。
僕がこめかみを手をやって頭痛を堪えつつ、どう対処するかと考えていると、リンが横から進言をして来た。
「ご主人様、ここはアンナが逆らえぬよう奴隷の指輪を嵌めさせた上で、仲間に引き入れるべきかと存じ上げます」
「その心は?」
「はい。以前にご主人様が懸念点として挙げていた、組織の暴走や視野偏狭などの対策になりますので……」
「やっぱり君もそう思うかぁ」
リンが述べた、僕が前々から懸念していた事。
それは僕と僕の手駒で形成された組織の中に、常識的な感性を持ち合わせている上で聡明な者が少ない事だ。
不老不死への拘りが強過ぎて暴走し、手段を選ばなくなる事が度々ある僕。聡明ではあるが、幼い頃に僕に依存するよう歪んだ教育を施したせいで、ズレた感性を持ってしまったリン。
ナダールや白銀の乙女は馬鹿と言う訳では無いが、本を碌に読まず学校にも行ってない為、知識が足りてない。
三名のホムンクルスや脳改造を施した者は、僕への忠誠心が強過ぎるが故に、僕の言動を全肯定してしまう節がある。知識も教えきれないし、微妙だ。
という訳で、現状組織の中に頭脳面で頼れる者がツバキしか居ないのだ。
一人は流石に少な過ぎる。
思考が硬直化するし、暴走した僕がツバキの反対を無碍にして行動に移ってしまう可能性もある。
更には、その肝心なツバキも鉱脈に篭もりがちで僕と似たような環境に居る為、視野も狭ばる。
組織としてはあまり宜しくない、不健全な状態にある……そんな旨を僕は懸念事項して、以前リン達に相談していた。
「確かに、アンナが入ると幾分かはマシになるね。性格に少し難はあるけど合理的に動ける人だし、賢いからすぐに常識的な感性を把握してくれそうだ」
「仰る通りです。加えて言うなれば、近頃フリスク公が不穏な動きを見せているので、対処しやすくする為にも有用な人材は引き入れるべきかと」
「あぁ、そっちもあったか」
素質で僕の事を勝手に異常者と断定し、敵意を向けてくる迷惑な貴族。彼が度々鉱脈に密偵を送って来たので、脳改造を施した上で送り返してやれば大人しくなったのだが、最近になって再び動き出したのだ。
やはりリンの言う通り、ここは引き入れるべきだろう。
「一旦アンナには首輪を嵌めさせるか」
「貴方の奴隷になるのかしら? 全然構わないわよ」
人間界で首輪を嵌めたエルフを目にした経験があるので、魔法に秀でたエルフにも奴隷の契約が有効なのは明らかだ。更にはそれを僕達が改良したのだから、幾らアンナとて解除は出来ないだろう。解除する方法を探る事すら禁止されているし。
アンナは一切の抵抗を見せず奴隷になる事を快諾した。
仲間になれるのならば、何をされても構わないといった様子。
……それでも、正直に言うと怖い。僕は死や喪失を過度に恐れる臆病者なのだ。僅かにでも裏に企みがある可能性があるのならば、仲間に引き入れたくは無かった。
エルフが自力で首輪の魔法を解除したという話を聞いた事は無いが、奴隷商が不都合な事実だから隠匿してる可能性もある。何事にも例外は付き物なのだ。
うーん、ここは一つ試してみるか。
「アンナと植物を警戒しておけ」
僕がそう手駒達に言い飛ばすと、地面に座るアンナへと迫る。そして、首元に当てられたレインの剣を退かして、手を華奢なアンナの首に充てる。
僕はその首をキツく握り締めて、そのまま宙へ持ち上げた。
「あっ、がっ!? 良いね……素晴らっ、しいっ、よっ!」
驚きで目を丸めたのも一瞬、アンナは即座に状況を理解すると、目を細めて歓喜した。
「気持ち良いか?」
「えへへっ、えへっ、ぎもぢ、いいっ!」
アンナの瞳は狂気と快楽で歪み、口は半笑いのままボタボタと涎を垂らし続けている。
どうやら本当に甚振るような行為をされる側でも興奮するらしい。死を目前にしてこの喜び様、自ら言うだけの事はあった。
宙に浮いた手足を多少バタつかせてはいるが、それは本能的、生理的な行為だろう。叩いたり引き剥がそうとしたりと過度な抵抗はしてこず、植物が動く様子も無い。
アンナはただ恍惚な表情を浮かべるだけで、この冷酷で過激な処遇を受け入れていた。
首を絞める力をより一層強め、アンナに問い掛ける。
「このまま殺しちゃっても良い?」
「は、い゛っ!」
即答だった。
僕は力を弱める事無く、満足気な笑みで頷きを返してやる。
次第に限界が近付いてきたのか、顔が蒼ざめて、口の隙間からはヒューヒューと掠れた息が漏れ始める。
それでも抵抗は無く、歪んだ瞳が僕をじっと見つめていた。
「……うん、合格だ」
言って、首を握り締める手を離してやれば、アンナはその場で崩れ落ちる。地に這い伏しながら、酸素を求めて激しく呼吸を繰り返していた。
その体勢のまま、僕に語り掛ける。
「ゲホッゲホッ、貴方のような極悪人の手で死ねるのならば……私は本望ですよ……。快感でした……」
下を向いているので顔は見えないが、声だけでも歓喜と興奮で包まれているのが分かる。
髪を引っ張って強引に顔を上げてやれば、やはり喜悦で蕩けた表情をしていた。とても先程まで殺されかけた者の様子とは思えない。
死の淵に立たされても尚この態度。
これはもう本物だなぁ……。少なくとも、嘘は無い。
「アンナ、君にはこれから僕らの仲間……そして手駒として、存分に役立って貰うよ。良いね?」
「はいっ、有り難き幸せ……!」
アンナはふらつく身体を何とか起こすと片膝を着き、頭を垂れて僕に服従を誓う。
まぁこれで、一先ずは大丈夫だろう。
「皆、何かアンナに関して懸念事項はある?」
「はい。ご主人様は、鉱脈に隔離されるまでは大人しく働いていたように、あくまで目的は不老不死の実現です。その為、アンナの欲を満たせるとは限りません。その内不平不満が溜まる可能性があるかと」
リンがご尤もな事を言う。
今回の襲撃や過去に行って来た悪事は、一番効率が良さそうだったから実行しただけで、手段を選んでいないだけである。
詰まる所、場合によっては僕は他人に親切な対応をする事だってあるのだ。不老不死の為になるのなら、他者に媚びる事だってする。アンナとしては好ましく無いだろう。
ただ、当然僕とてその憂慮には気付いていた。
「そこに関しては、僕が絞首した時の反応で問題無いと確認した。アンナの言う嗜好は本物だから、僕達がアンナを甚振ったり人間を差し出したりして、適度に発散させれば大丈夫だ」
「あらっ、また甚振ってくれるの? それは嬉しいわね」
いつの間にやら立ち直っており、羨望の視線をこちらに向けるアンナ。まぁ当人が納得して自ら望んで従ってくれるのならば、それに越した事は無い。
後は、人間社会について教えないとなぁ。ホムンクルス達もそうだが、長閑な里に暮らして来たアンナに、人間特有の浅ましい欲望や悪意とは無縁だろう。簡単に騙されては困る。賢いから何とかなりそうではあるが。
彼女を尻目に見ながら、周囲の手駒達に意見が無いことを確認する。リンは未だ意味深な視線を向けているが、口を開こうとはしない。
うん、差し当たりは大丈夫だろう。
「僕の名前はマークスだ。改めてこれから宜しくね、アンナ」
「分かりました、こちらこそ宜しくお願いします! マークスさん、ご主人様!」
「それじゃ空が白んで来た事だし、一旦鉱脈に撤収しようか」
あらすじの下二、三行の説明部分を少しだけ編集しました。




