表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バインド・ゲイム  作者: 霧隠タツヤ
プロローグ
PR
3/24

始まったデスゲーム

「……は?」

この世界に来て二回目の硬直。今の今までのテンションは何処へ行ったのか、俺達二人の体は完全に固まっていた。その原因となったアナウンスは、俺達を硬直させた言葉を繰り返していた。

『…そして現実世界での『死』ということを示していますのでご注意ください』

アナウンスの音が頭の中を駆け巡る。信じたくはないが信じるしかなかった。

『それではステータス画面の開き方だけ説明します。その他は各自でメールを確認してください。それでは右手を左から右へスライドしてください。ステータス画面が表示されます。メールはメールタブをタップすると表示されます。それでは、攻略に励んでください』

それ以降、アナウンスは聞こえなくなった。俺はアナウンス通り右手を横に振った。スマホを操作したときのような音が鳴り、目の前にステータス画面が出てきた。その中の『メニュー』→『メール』→『世界のルール』を選択する。そこには、さっきの放送の内容が詳しく書かれていた。

『世界のルール』

1、君達はプレイヤー、この世界に五つある迷宮を全て攻略すると脱出出来る。

2、この世界はプレイヤーの住む『上原町』を飲み込んでデータ化したものなので地形などは同じになっている。

3、視界の右上にHPバーが存在する。

4、そのバーが0になるとプレイヤーは死ぬ。

5、この世界で死ぬと現実世界でも死ぬ。

6、期限リミットは一年。それを越すとプレイヤー全員が死ぬ。

以上、頑張って攻略したまえ。      ゲームマスター


「くそっ!何なんだよこれ!」

優真が後ろで叫んだ。

「いきなりゲームの世界に迷い込んだと思えばそのゲームはデスゲーム、しかも期限リミットつき?そんなもん、期限リミットがあろうがなかろうが、誰もが死にたくねえって思うに決まってんだろ!」

その優真の言葉を聞きながらふと何かが頭をよぎった。何だったか、これに似たものをどこかでやったことがあるような……。……そうだ、あのゲームだ!

「ちょっと待て優真、一旦落ち着け!」

「はあ?これが落ち着いていら……」

「一緒なんだよ!」

「一緒って何とだよ、こんなデスゲームに二回も巻き込まれてたまるかっての!」

「違う、本当のデスゲームは初めてだ。だけど『ゲーム』でなら、俺達が最近はまっていたあのゲーム、『バインド・ゲイム』では、これと同じ展開にならなかったか?」

そう、同じなのだ。設定も、操作方法も、置かれた俺達プレイヤーの状況も、あの『バインド・ゲイム』と同じなのだ。

優真もそれに気づいたのか、叫ぶのを止めた。

「そうだ…同じだよ!なんだ、それなら簡単じゃねえか」

「ああ、俺達はこのゲームを知っている。レベル上げの効率のいい場所とか罠の位置も、つまり、一回クリアしたゲームをもう一回やっているような状態なんだよ」

意見の一致で俺達の間に希望の光が差し込んだ気がした。少なくともこのデスゲームを攻略できる希望が生まれた。

「それならまずステータスの確認だな」

そう、このゲームでは初めに各プレイヤーに配布される武器が基本の武器になり、そのジョブを得ている。装備なんて見ればわかるが一応確認しておくのもいいだろう。さっきの感じで手を振るとステータス画面が現れた。

『ステータス』

名前ネーム

如月きさらぎ しょう

ステータス

平均的ベーシック

ジョブ

剣士

装備

片手用直剣『ビギンソード』

所属ギルド

無所属


ある程度予想通りのステータスだった。優真も確認し終わったようだ。

「さて、じゃあ雑魚モンスターを倒しながら近くのショップまで行くか」

「ああ、早速行こう」

こうして俺達は、近くの町まで行くために歩きはじめた。この時はまだ考えていなかった。俺達の後ろで起こっている大混乱を。そして、このゲームの本当の恐ろしさを。

三話目です!

今回は説明やステータスばっかりですみません…

それでは次は四話、次こそゲームらしく出来ることを目指して頑張ります!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ