表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
840/2000

友情の証




6章260話になります!


本日は急用の為、1話のみの投稿とさせていただきます。


それではどうぞ!










「...あ!そうだ!友達の証に良いものをあげよう!手を出して!」


『...コウ?』


ポンッ!


クジラは友達の証と言いながら、雪猿の手の中にとある品物を具現化した。


『クジラ、コレハ...?』


雪猿は、不思議そうに彼の手の中にある品物を見つめる。


「これはネクタイだよ?ちょっと頭下げてもらえる?」


クジラは、具現化した物の名前を雪猿に頭を下げるように頼む。


『...?ワカッタヨ』


何故頭を下げるんだろうと首を傾げながら、雪猿はとりあえず頭を下げる。


「ありがと。リーシャ、いっぺん下ろすよ?」


「大のヤサイマシマシアブラマシマシカラメニンニクで〜...」


クジラは、雪猿に頭を下げさせると、リーシャを一旦雪の上に下ろす。

その時何故か、某掲示板の住民の中で人気な店で使われる呪文を呟くリーシャ。


「あれ?二郎行った事無いよな...?ヨシノが教えたのか...。でも、それじゃあコール乱しでギルティなんだよなぁ...」


ヨシノが教える事は本当に意味がわからないと感じながら彼は、しっかりと二郎での作法や禁止行為を教え、近いうちに連れて行ってあげようと考えるのだった。


「えへへ、天地返し〜...」


「あははは、もういいや...。リーダー、ネクタイ貸して?ゴムネクタイだから、ただネックレスみたいに着ければオッケーだよ」


クジラは、ハイライトの消えた目で雪を二郎のラーメンに見立て、技を披露しているリーシャを放置し、ネクタイを雪猿に付けてあげる。

某ゲーム会社のゴリラを意識してプレゼントしたみたいだ。だが、雪猿はあくまで猿な為、体が細すぎてイマイチ某ゲーム会社のゴリラには見えなかった。

クジラは少しだけ残念そうである。


『コレハ...、ナンナノカナ?』


雪猿は、ネクタイの先っぽを指で弄りながら、これを着けると何があるのかと疑問を感じていた。そもそもネクタイとは何なのか、そこからわかっていないみたいだ。


「特に意味とかは無いんだけど、単なるおしゃれって所かな?凄く似合ってるよ!ほら!」


クジラは、これは着けても何も特殊な能力が身に付いたりはしないが、身なりが良くなると伝え、スマートフォンで内カメラを起動して映る姿を見せる。


『オオ!ナンカ、カッコイイ!ホントウニ、モラッテイイノ!?』


雪猿は、ネクタイが気に入ったみたいだ。

スマートフォンに映る自分を見ながらポーズを決め、クジラに本当に貰っていいのかと聞いた。


「うん、友達の証だよ」


クジラはニコッと笑ってプレゼントすると言う。


『クジラ、アリガト!ボクモ、ナニカアゲナキャ...』


雪猿は礼を言い、自分も何かお返しが出来ないかと考え始める。


「あぁ、それならさ?りんご酒の瓶を1個貰えないかな?旅の途中にリーシャのお姉さんに会いに行くんだけど、そのお姉さんが、凄い酒豪らしいんだ。だから、お土産としてお酒を持って行ったら喜ぶかなって思ってたんだ」


クジラは、ララについての事を少しだけ話し、ネクタイの代わりとしてりんご酒を求めた。


『オヤスイゴヨウ、ダヨ!アシタ、シュッパツスルマデニ、サイコウノオサケ、エランデオクネ!』


すると雪猿は力強く頷き、明日の別れまでに最高のりんご酒を選んでおくと言ってくれる。


「悪いね、よろしく頼むよ。それじゃあ、そろそろ僕とリーシャは家に戻るね?」


『ウン、オヤスミ!マタアシタ!』


「おやすみリーダー。ほらリーシャ、抱っこするよ?」


「ごちそうさま〜...」


「あははははっ!意識だけ日本飛んでるじゃないか!今度、本物の二郎に連れてってあげるからね?」


クジラは、意識だけ別の世界のラーメン屋に飛んでいるリーシャを見て、笑いながらお姫様抱っこをして、家へと戻るのだった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ