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誓って?



6章258話になります!


本日1回目の投稿です!!


それではどうぞ!!









「ふぃ〜っ、ひっく...。えへへ〜、クジラ〜、ちゅーしよ?」


「えぇ...、酒臭いからやだよ(うわぁ、やばいやばい。なんかリーシャが無茶苦茶色っぽく見えるぞ...!?)」


「むぅ、恥ずかしがっちゃってぇ。そういう所も好きだよ〜?うっ...、おぇぇぇぇぇっ!!げぇぇぇぇっ!!」


リーシャは上機嫌でクジラに絡みながら、お酒を飲んでいるかと思うと、突然胸を押さえながら逆流してきた物を放出してしまっている。

クジラのストップを無視して、ほぼ満腹の状態でがっつり飲み食いしていたのだ。


「きったなっ!?それに臭すぎる!!」


クジラは、吐く前まではアルコールの力で色気を得たリーシャを見てドキドキしていたが、彼女が吐いた瞬間、大きく一歩後ずさりをして、吐瀉物の被害を受けないように、細心の注意を払い始める。

彼女は忠告を破った為、あまり介抱する気にはならないみたいだ。


「うぇぇ...、バナナと肉と酒混じりだぁ...」


リーシャは、激臭に顔をしかめながら、地面を掘ってリバースした物を地中に埋める。


「リーシャ、いい加減やめなよ?体壊すよ?」


クジラは、胃の中の不快感によってリバースした物を埋め終えたまま動かないリーシャに強めな口調で言った。

やはり、好きな人が体を壊していくのを黙って見ている事は無理みたいだ。


「うぅん...、なんか凄い気分が悪いからそうする...」


リーシャは大人しく頷き、彼の言う通りにする。昼の時のように、駄々をこねたりはしないみたいだ。かなり酔い潰れていて、調子に乗る余裕が無いほどに弱っているのだろう。


「ほら、戻る前に、口臭が酷いから水でうがいしなよ」


クジラは、おぶって家に連れて戻ろうとしたが、彼女の口臭が酷い事になっていた為、ペットボトルに入った水を具現化して彼女に手渡す。


「ありがと...、んくっ、がらがら...ぺっ」


リーシャは素直に受け取り、うがいをして口の中の不快感を取り除く。


「よし、それじゃあ背中に乗ってね?はぁ、1日に何回リーシャをおぶる羽目になってるんだろうか...」


「...ごめんなさい」


自分がクジラに多大な迷惑を掛けているという実感があったのだろう。リーシャは、彼の背中にしっかりと摑まりながら謝る。

酔ってポワポワとした気分になっていても、罪悪感の方が強いみたいだ。


「あぁ、迷惑掛けてるって自覚あったんだ。もう、暴飲暴食はしないって約束出来る?というか、今だけでも僕を安心させる為に縦に頷いてほしいな」


クジラは、いつか体を壊しそうなリーシャを見ていて、不安でたまらないらしい。

今だけでも暴飲暴食はしないと誓ってくれと告げる。


「今だけ...、それじゃたダメだよ。私、強制されないと歯止めが効かないから...。お願い、もっと強く言って?」


だが、クジラの言葉を聞いたリーシャは、もっと強い言葉で私を叱ってほしいと言い返す。

彼に愛想を尽かされない為にも、ダメな自分は少しでも改善したいのだろう。


「...じゃあ、これからは僕がストップ掛けたら飲み食いする事を止めるって誓ってくれる?」


クジラは、少しだけ何を言おうか考え、思いついた言葉を口にする。


「えへへ...、うん。絶対に破らないよ」


リーシャは、彼の肩に顎を乗せ、耳元で囁いた。


「そっか、それならいいよ。今回はしっかりと介抱してあげる」


「うん、ありがと...♪」


やはり、クジラは彼女には甘い。

介抱しないと心の中で何度も自分に言い聞かせていたのだが、結局は自分から介抱してあげると言ってしまうのだった。





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