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病んでないもんっ!





6章255話になります!


本日で1話投稿ラストです!


それではどうぞ!!











「あひゃっ!あひゃひゃひゃ!ちょっ、やめてクジラ!」


「あはは、リーシャは脇が弱いねぇ。戦ってる時の真剣なリーシャにくすぐり攻撃したらどうなるんだろ?」


クジラはリーシャを抱きしめ、ガッチリと固定しながら脇をくすぐる。わかりやすく言えば、彼女の背中に自分の腕をしっかりと押し付けて抱きしめ、彼女の右脇には左手を、左脇には右手を差し込んでいるのだ。


「あっは!あひゃぁあ!多分っ、我慢してっ!剣を心臓向けて突き刺すよっ!」


リーシャは、笑いながらクジラの疑問に答える。だけども、疑問に答えた時に横目に見えた彼女の目は、剣さえあれば今にも言葉と同じ行動をしそうな程に、本気だった。


「怖っ...」


クジラはそれを見てしまい、顔を青ざめさせながら拘束から解放する。というか、自然と力が抜けてしまう。


「はぁ、はぁ...、助かった...。クジラはくすぐりとかあまり効かないけど、脅しに弱いよね...」


精神攻撃には気を付けてね?

リーシャはそんな事を言いながら、スルリとクジラの腕の中から抜けて立ち上がる。


「いやいや、脅しに弱いというか、いま目が本気だったよねっ!?一瞬、本気で殺そうとしてなかった!?」


クジラは一歩後ずさりながら、リーシャに真偽を尋ねてみた。こんなくだらない事で殺されてしまったら洒落にならない。


「えへへっ、クジラを殺すわけないでしょ?あっ、でもでも!四肢をぶち壊して一生介護するってのはありかなっ!」


「ひえっ...(こいつ満面の笑みで何言ってやがる...!?)」


リーシャが満面の笑みで狂気的な事を話しだし、クジラは引きつった笑み...ではなく、完全に表情が引きつった顔をしながら、小さな悲鳴のような声を漏らす。完全にドン引きしている様子だ。


「うそうそっ!そんな事しないから引かないでっ!」


リーシャはニコニコとしながら、狂気的な想像をしていたみたいだが、クジラがドン引きしている事に気付き、慌てて前言撤回する。


「うん、嘘だよね...。もしもそれがリーシャの心からの望みとかだったら、僕は速攻で姿を眩ましてると思うな...」


クジラは微妙に表情を引き攣らせたまま、嘘でよかったと心の底から安心する。


「ダメだよっ!私、クジラが姿消したら確実に気が狂っちゃうよ!それこそ、あのドレス事件よりも凶悪な事件が起きちゃうよ!?」


「ヤンデレみたいな発言だなぁ」


クジラは、リーシャの脅し?を聞いて、ヤンデレみたいな発言だと呟く。


「私病んで無いし、ヘラっても無いから!」


するとリーシャは、ヤンデレでもメンヘラでも無いと告げた。

ヨシノは彼女に、知っていても意味が無いような知識を沢山授けてくれていたみたいだ。


「(あのバカ、本当にいらない知識しか与えないよなぁ...)」


クジラは、リーシャがヤンデレやメンヘラという単語を知っていた事に驚き、ヨシノは本当に無駄な事しかしないなと、内心で毒吐いた。


「ほら!そんな事言ってないで外行こ!リーダーが待ってるよ!」


リーシャは、これ以上ここで話していても時間の無駄にしかならないと感じたみたいだ。

座っているクジラの手をグイッと引っ張り、無理矢理立たせて外に行こうと告げる。


「あぁ、そうだね。リーシャ、無理して食べないでよ?吐かれても困るから。ん?吐いた...?そうだ、リーシャ!君、外で盛大に吐いたでしょ!?雪で隠されてたけど、臭いが凄かったよ!?」


「さっき温泉行った時、起きたらすっごく気持ち悪かったんだもん!雪で隠したからそのうち臭いもなくなるよ!...多分。そんな事より!早く外行こ!レッツゴー!」


リーシャは盛大に吐瀉物を噴出した事を指摘され、気持ち悪かったから仕方がないと言って話を強引に終わらす。

そして、無理矢理クジラの手を引っ張って立たせた時から繋ぎっぱなしだった手を再び引っ張り、強引に外に出るのだった。





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