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具現化魔法で異世界乱舞  作者: 桃山
リーシャ編
564/2000

リーシャ編13話




リーシャ編13話になります!


それではどうぞ!!










「ね、ねぇアネとマールさん...、45分しか自由時間無いけども、これからどうするの?」


限られた時間を満喫する為に、意を決して勇者達が遊びに出る中、リーシャが近くで未だに悩み続ける姉妹へと声をかけた。


「ど、どうしようか?お姉ちゃんどうする?」


「そ、そうだな...。私としては辺りに出ている出店を回りたいが、時間を忘れてしまいそうだ...」


マール姉妹は何とか正気に戻り、これからどうするか悩む。会長との本気の稽古は、絶対にやりたくないらしい。


「やっぱりここでお話でもして時間潰しますかマールさん?」


リーシャは年長者であるマールに行動を委ね、返事を伺いながら彼女の判断を待つ。


「うぅむ、絶対に遅刻したくないならそれで構わないのだが、それではつまらない。仕事が終われば現地解散だろうが、今日は仕事が終わるイコール、武闘大会が終わるということだから、勤務終了後に出店を回るということも出来ない...。くっ、どうするのが正しいんだ...!?」


マールはギリッと歯を噛み締めながら悩む。


「うーん...、45分前になったら知らせてくれるような道具があればいいんだけどなぁ。...はぁ」


マールに続き、アネはそう言ってため息をつく。


「うぅ、こうしている間に時間が無くなっていくぅ...」


リーシャは、頭を抱えて悩む姉妹を眺めながらオロオロとしていた。リーシャはスマートフォンを所持しており、アネが何気なく呟いた時間を知らせる道具という機能も付いているのだが、彼女は通話とメール、電子書籍を読む事以外何もできないので、話題に持ち上がることはなかった。


『なぁ、少し意見をいいか?』


そんな時、先ほどまでずっと悩み苦しむ様子を横目に、暇そうに座るリオの世話をしていたプラモが、3人に向けて声をかける。


「どうしたのプラモ?もしかして時間を測る機能があったりする?」


リーシャは淡い期待を持って返事を返した。


『まぁ、そうだな。正確な時間を伝える機能は無いが、あらかじめ設定した数分間から数時間が経過した時に、知らせる機能が在るぞ』


そういってプラモは頷く。説明が曖昧だが、恐らくはストップウォッチの機能があるといいたいのだろう。


「じゃあ、余裕を持って今から35分後に時間を知らせる事が出来る?」


『うむ、設定しよう』


「本当に信用して大丈夫?」


『あぁ、私の機能に破損はない』


「...うん、ならばよろしくねプラモ!よし!アネ、マールさん!遊びに行きましょう!リオも座って大あくびなんてしないで立って立って!」

リーシャは、プラモに2度質問をした後、大きく頷いてプラモを信用した。そして、行動を共にするメンバーに声を掛け、武闘大会会場となるドーム型の建物を囲うように並び立つ出店を指差して歩き出した。


『ワウー』


リオは、リーシャからはぐれないようにピタリと隣にくっつき、ひょこひょこと歩き始める。


「なんとか楽しむ事が出来るみたいでよかったねお姉ちゃん!」


「そうだな、プラモのおかげだ。礼を言うぞ?」


『別に構わない、他に何かして欲しい事があったら言ってくれ。可能ならば手伝うぞ』


それに続いて姉妹とプラモもリーシャとリオの後ろを歩き出すのだった。


う、うっしゃあ!俺らも遊びいくか!


そうだな!きっとどうにかなる!


ビール飲むぞビール!


射的じゃコラァ!!俺の射撃技術で辺りから注目されてやるぜぇ!!


この後、集合時間に彼らを見たものはいない。






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