リーシャ編4話
リーシャ編4話です!
本日2回目の投稿です!!
それではどうぞ!!
「お〜い、マールちゃん、アネちゃん」
「ん?会長じゃないですか、おはようございます。どうしたのですか?」モグモグモグモグ
「会長朝っぱらからお酒ですか〜?あ、リーシャこっちおいでよ!ついでにリオちゃん触らせて!」
食堂へ辿り着くと、姉妹仲良く茶髪のポニーテールを揺らしながら朝食を食べる姉妹がいた。姉はバナナをモサモサと食べながらキリッとした口調で話し、妹は会長を煽りつつ、大親友の存在に気付き、目をハートマークにしながら隣に座るように呼び寄せる。残念姉妹勇者ことマールとアネだ。
「マールさんおはようございまーす!今日もよろしくお願いしますね!」
「あぁ、おはようリーシャ...、ごぼぉっ!?」
ガタンッ!!!
マールはモグモグとバナナを咀嚼しながら器用に喋り、リーシャの方を向くと、彼女の後ろを歩く『とある物』を見てしまい、口の中の噛んでドロドロになったバナナを噴出しながら立ち上がった。
『なんだこの女は...?』
マールがバナナを噴き出しながら驚いた原因の、『とある物』のプラモはなんだこいつという冷たい視線をマールへ向けた。
「なっ、なななにゃんでこんにゃまどうぐがここにぃ!!??」
すると、マールは噛みっ噛みで威厳の欠片もないような声で叫んだ。
「ふぉっふぉっ。まぁまぁ飲み物を一口飲んで落ち着くんじゃ」
「は、はいぃっ!んぐっ、んぐっ...、ふぅ。そ、それでその魔道具はなんだ?」
マールはまだ若干気が動転しているが、何とか平穏を装って声を絞り出す。
「やっぱりみんな似たような反応するんですね?これは私の家の同居人が拾った魔道具ですよ!かっこよくないですかマールさん!?」
「確かにかっこいい気もするな。それよりも拾ったって...、そんな簡単に拾えるような代物では無いだろう?」
「えへへ、まぁそうですよね...。ただ私の友達の運がいいだけだと思います(アネと反応の仕方が似てるなぁ、さすが姉妹!)」
リーシャは、やはりマールの話し方は、彼女の妹であるアネとそっくりで、姉妹なのだなと改めて感じながら返事を返した。
「運の問題なのか...?しかし、もう片方のワンちゃんは可愛いな。ほら、この干し肉をやろう」
マールは運という言葉でどうにか納得をし、いつの間にかアネにより撫でられているリオを見て、バナナの他に置いてあった朝食のうちの1つである干し肉を軽くスライスし、リオの鼻先でヒラヒラと揺らす。
『ワウッ!』
バクッ!
「いだだだだだだだだだだだっ!!??」
リオは肉に興奮し、勢い余って干し肉を持つマールの手ごとカプッと咥えてしまった。マールは全力で叫んでいる。
周囲にいた人全員、その光景を見て大爆笑していた。
「ぷっ、くすくす...、リオ、ストップストップ!」
リーシャは込み上げてくる笑いを、なんとか堪えながらリオを止める。
『ワ、ワウゥ。クゥゥン...』
若干申し訳なさそうなリオは、噛み付くのを止めた後、弱々しい声を上げながらペロペロとマールの手を舐めた。甘噛みだったのか、幸い傷などは出来ていなかったようだ。
「ふ、ふふふ...、はっはっはっは!可愛いなぁ!ほら、今度は美味そうだからって私の手を噛むなよ?」
マールはそんなリオの態度が気に入ったのか、声を上げて笑いながら再び肉をヒラヒラと揺らす。
『ワウッ♪』
今度は流石に自重し、軽くパクッと干し肉だけを咥え、モグモグと食べ始める。会長の秘蔵のジャーキーには劣るが、これはこれで美味しいらしい。
「ごほん。さて、そろそろ良いじゃろ?今日は全員同じ仕事じゃ!この場にいる全員に本日の業務を伝えるぞぃ!」
リオの美味しそうに干し肉を食べるところを、全員でニコニコと眺めていると、そろそろ頃合いだろと感じた会長が軽く咳払いをし、そう告げた。それにより、食堂にいた全員が笑顔からキリッとした顔つきになり、静かになる。聞こえるならリオの干し肉を咀嚼する音だけだ。
「今日は、城下町にて開催される武闘大会の盛り上げと護衛の手伝いじゃ!大会開始前に試合のデモンストレーションを2試合行うから、4人にはステージに立ってもらうぞぃ!ワシ含め、出たい奴は挙手じゃー!!」
会長はそう言いながら手を挙げる。本当に元気なおじいさんである。大会前の盛り上げの試合に自らでるようだ。
「ほれ、早い奴順じゃ!早く手を挙げろぉぉ!!」
1人、ハイテンションな会長であった。
申し訳ないのですが、明日と、5日後から11日後までは1話のみの投稿にさせていただきます。
またです、また遠くへ飛ばされてきます。
明日はその事前の説明?的なもので死ぬ予定ですかね?
色々旅行感覚で楽しいけど、面倒なんだよなぁ...。




