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具現化魔法で異世界乱舞  作者: 桃山
リーシャ編
552/2000

リーシャ編1話



リーシャ主役の外伝1話です!


本日1回目の投稿です!!


それではどうぞ!!








「リオ、プラモ!準備は出来た!?」


朝9時、リーシャは仕事用の動きやすい服装で玄関の前に仁王立ちしている。


『ワウゥ!』


『うむ、大丈夫だ』


リーシャの掛け声により、リオとプラモはそれぞれ準備完了の意思を伝えた。

今日はプラモが魔王の仕事体験をした翌日。本日は、リーシャの快い了承によって、勇者の仕事体験をする事になったのである。


「よしっ!しゅっぱーつ!!」


リーシャは満面の笑みで仕事へ行く宣言をすると、玄関の外に出た。ただ外に出ただけで、歩こうとはしない。


「しゅっぱーつ!はいいけど、僕とリコの準備がまだだからちょっと待ってね?」


『ワフ!』


「えへへ、気分的に言ってみただけだよ♪」


何故なら彼女は、愛しのクジラの空間移動により、毎日通勤をしているからだ。リーシャはとても楽しそうに笑い、彼の身支度が終わるのを待った。


「リオはどう?初めてのお仕事に緊張してる?」


『ワゥゥ...、ワウゥ!』


緊張なんてするもんか!

リオは、まさにそのような事を言ってそうな元気な声で吠える。


「うんうん、これから頑張ろうねっ!プラモは今日だけかもしれないけど、勇者を存分に堪能してみてね?」


『あぁ、改めて今日はよろしく頼むぞリーシャ』


「えへへ、こちらこそよろしくね?」


リオに声をかけた後、プラモにもしっかりと声をかけ、今日はよろしく頼むという事で、軽く握手を交わした。


「おーい、僕とリコの準備も終わったよ!早速行こっか!」


『ワフー!』


そんな事をしていると、クジラとリコがのほほんとした顔で玄関から出てきて、出発すると告げる。


「はーいっ!今日はどんなお仕事が回ってくるかなぁ?楽しみだね!」


リーシャは元気よく彼に返答をし、今日も良い日になりますようにと願うのだった。


毎日使っていた為、もう見慣れた空間の裂け目を潜り、一瞬で勇者理事会へたどり着く。いつもならばクジラはここでサヨナラバイバイなのだが、本日はプラモの勇者体験をアポ無しで決行する事にした為、軽く詫びをするらしい。一緒に勇者理事会の地へ降り立ち、玄関に向かって歩きはじめた。


「お、アネだ。おーい、久しぶりアネー」


「ふぁーあ...、ん?久しぶりクジラ!リーシャは昨日ぶり!...って、何なのそのかっこかわいいワンちゃんズと、見るからに過去の遺物の魔道具は!?」


玄関に入ると、少し眠そうに欠伸をしながら歩くアネを発見した。クジラは入ってすぐに気づき、彼女が何処かへ移動する前に声をかけて挨拶する。アネは普通に挨拶をした後、ワンテンポ遅れてリコリオと、プラモの事を指摘した。


「えへへ、捨て犬捨て道具を拾ったって感じかな?」


「拾ったって...、そもそもそんな軍用犬みたいに強そうなワンちゃんと、見るからにセレブな家で飼われているみたいなワンちゃんと、そんな明らかに希少価値のある魔道具をどうやって拾うの...?」


アネは呆然としながら、心から思った疑問をリーシャとクジラにぶつける。


「僕らは運が良かったんだよ多分」


「運の問題じゃないでしょ!?まぁいいや...。それで、このワンちゃんと魔道具はリーシャのサポート要員として連れてきたの?」


「うん、そうだね。とりあえずこの犬...、リコとリオは多分僕よりも力が強いし、リコは回復のブレスを、リオは一瞬で魔物を蒸発させるレベルの炎のブレスを吐けて...」


「ちょっと待った!ワンちゃん...だよね?なんで回復ブレスとか炎を吐けるの?」


クジラがリオの説明をしていると、アネがストップをかける。まぁ、犬なのに炎が吐けるなどと聞いたら疑問に思うだろう。


「あー...、ちょっと特殊なんだよ。まぁそんな感じでかなり役立つと思うから安心してね?」


「なんか納得いかないけど安心しておく...。それで!そっちの魔道具は?むしろそっちの方が聞きたかったの!」


「えへへ、この子はプラモ!かっこいいでしょ?同居人が拾ってきたんだ!この子はただ単に、1度勇者の仕事を体験してみたいって言ってるだけだから、ここに来るのは今日だけかな?なんだかんだでクジラと戦って善戦してたから、足手纏いにはならないよ!」


『うむ。説明の通り、プラモだ。今日1日だけだが、よろしく頼む』


プラモの方は、リーシャが説明をする。それに続き、プラモ本人も軽く挨拶をした。


「喋った!?動くだけかと思ったのに!?無茶苦茶高性能な魔道具じゃないのかなそれ!?」


アネはプラモが喋るとは思わなかったらしく、1歩後ずさりしながら驚いている。


「やっぱプラモって凄い価値あるんだなぁ...」


そんなアネの反応を見て、世間一般ではプラモのようなロボットタイプの魔道具はかなり希少であり、価値のある物だと予想できた。


「えへへ、とにかくよろしくねアネ!」


「うん、驚い過ぎてこれ以上何も言えないけど、今日もよろしく!それじゃあ食堂に朝ごはん食べてくるね!」


「いってらっしゃーい。...さっ、私達は理事長室に行こっか!」


リーシャはパタパタと手を振ってアネを見送ると、そう言って階段へ向かい、勇者理事会3階にある理事長室を目指すのだった。











15話ほど続くと思います!




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