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具現化魔法で異世界乱舞  作者: 桃山
5章閑話
551/2000

閑話2【浮気?】5話(ラスト)




閑話その2、5話になります!


閑話はこれにて終了です!


本日2回目の投稿です!


それではどうぞ!!









「...それで、2人とも私に言う事は?」


『変な煽りをしてごめんなさい...、クジラとはこれから良き友達兼、契約相手と認識を改めます...』


「逃げ出してすいませんでした...」


「クジラはそれだけなのかな?カーリーみたいにこれからはどうするのか言ってほしいな?」


「はい!僕はこれまで通り、一生リーシャ以外に鼻の下を伸ばしません!」


「うーん...、ギリギリ合格かな?許す!」


「ありがとうございますリーシャ様!」


『怖かったよぉぉぉ!!...って痛ぁぁい!?』


クジラとカーリーは、正座をさせられ、こっ酷くリーシャの小言を聞かされていたようだ。かなり参っている様子で謝罪の言葉を述べ、なんとか許しを得た事により、クジラはへなへなと崩れ落ちるように倒れこみながら礼を言い、カーリーは半べそをかきながら立ち上がろうとしたら、慣れない正座のせいで足が痺れ、悲痛な叫びと共に悶絶している。


「あはははっ...、えいっ」


クジラはそんなカーリーの足を軽く叩いて揺らす。


『ニャァーーーッ!!??クジラヤメテェェェェ!!??』


カーリーは手をバタバタと振り回しながら、甚大な被害を加えてくるクジラを拒絶する。


「カーリーはキツネちゃんなのに、ニャアだって!えへへへ、面白いなぁ。えいっ!」


リーシャはそれを見て、可愛いなぁと呟きながらクジラと同じようにイタズラをする。表面には出さないが、若干怒りが収まっていない様子が伺える。


『イヤァァ!もうヤメテェェェェ!!』


完全に玩具にされてるカーリーは、顔を真っ赤にしながら悶え続けた。リーシャにはやめてと言わない辺りが、完全に畏怖の対象になっている事を思わせる。


「さて、そろそろカーリーが可哀想だし、やめてあげよっか。ほら、まだろくに歩けなそうだからおぶろうか?」


リーシャが面白がって、さらにカーリーにイタズラしそうだったので、クジラはそれを制し、優しく手を差し伸べた。完璧な飴と鞭だ。


『っ!うんっ!か、感謝するわクジラ!』


そんな飴と鞭に上手く引っかかった純粋なカーリーは、パアァッと笑顔になると、痺れた足を震わせながら何とかクジラの背中につかまり、おぶってもらう。


「んー、キツネの姿に変身してくれた方が軽くていいんだけどね...?」


『ダメよ、私はこのままおぶられたいの!』


「むぅ、なんか複雑な気分...」


リーシャは2人のやり取りを見て、少しだけ羨ましそうな顔をしながら、カーリーをじっと見た。


『...』フフンッ


カーリーは何処か勝ち誇った顔でリーシャを見る。全く懲りない少女だ。


「...クジラ、私以外の女に手を出したら許さないんだからね?」


リーシャは若干苛立ちながらクジラにそう告げる。


「ひぃっ!?しないしないしない!!」


クジラはリーシャの恐ろしい雰囲気に飲まれ、ふたつ返事で了承する。


「カーリーも、さっきクジラの事は友達兼契約者としてしか見ないって言ったよね?ねぇ?言ったよね?」


『フフンッ、言いました〜。まぁ、言っただけなのだけれどね?』


本当に学習しない少女だ。クジラの背にピタッとくっ付きながら、リーシャという火にガソリンを注いだ。


「...おい」


リーシャが声を低くしながら呼びかける。


『あっ、私そろそろ帰らなくちゃ! クジラ!楽しかったわ!これからはいつでも呼び出してね!あ、でもこの人がいる時は遠慮してほしいわ!じゃあね婚約者さん(笑)!』


だが、カーリーはもう帰るといい、最後に煽るだけ煽って姿を消した。なんとも最悪な逃げ方である。


「クジラ、私、あいつ嫌い」


「まぁまぁ、あの子もまだ幼いみたいだし、僕関連の煽りに過剰反応するリーシャにも悪い所はあると思うよ」


「でっ、でも!あの子可愛いから、クジラの事が取られちゃいそうで怖いんだよ!?」


リーシャはまるで、すがるような目線をクジラへ向ける。


「はぁ、リーシャもリーシャでいちいち面倒臭い所があるなぁ...」


クジラはそう呟くと、彼女をギュッと抱きしめた。


「く、クジラ?」


リーシャは、暴言を言われたかと思えば抱きしめられ、よくわからない心境にキョトンとする。


「僕にとっては、リーシャ以外に嫁になれるような人はいないから。それに、僕がカーリーに異性として好意を抱くことはまず無いよ。あの子の事はなんというか、手の掛かる面倒臭い妹とかそんな感じにしか見えないんだよね」


「本当...?」


「もちろん、僕の大切な人はリーシャ以外いないんだから。いい加減信用してよ?」


「...うんっ!ごめんねクジラ!それと、ありがとう!」


リーシャは精一杯の笑顔を作り、クジラを抱きしめ返す。


「だからさ?また煽ってくると思うけど、年上の貫禄を見せつけて、カーリーとも仲良くしてあげてよ?」


「えへへ、努力してみる...」


クジラの注意に、リーシャはハニカミながら、やれるだけやってみるという意思を伝えた。クジラはそんな彼女を見て、暴走しなければ完璧な嫁なんだがなぁと苦笑いするのだった。








次回、リーシャ、リオ、プラモが主役の外伝になります。


お楽しみに!




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