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パーティへんせい



5章242話になります!


本日2回目の投稿です!!


それではどうぞ!!








「...というわけなんだ。だから、いくらリコリオの体が大人みたいになったと言っても、頭脳は子供だからあまり無理をさせないようにね?」


約10分。リビングの外の廊下にて、クジラは簡潔にリコとリオの急成長についての話をした。女性3人はとても興味深そうに話を聞いていて、話が終わった今、視線がリコとリオに向かっている。


「ふむふむ、とりあえずワンコ達が1本1億モールで売れる飲み物を摂取したって事だけよくわかった。2匹で2億かぁ...、プラモ売ったらそんくらいになっかなー?」


ヨシノは廊下でも横になってダラダラしながら妄言のように呟く。リビングの方から、ガタッと音がした気がしたが、特にみんな気にする事は無かった。


「んー...。かっこいいし、可愛いし、これはこれでありだね!」


リーシャは、4本の足を伸ばしきってくつろぐリオの背中に抱きつきながら、頰をすりすりと擦り付けて言う。リオの方も抱きつかれて相当嬉しそうだ。


「ふぅ、リーシャが悲しんだりしなくて良かったよ...。それにしても、リーシャが言う通り、凄く可愛くなったよね」


クジラは、自分の隣にピッタリとくっつき、大人しくおすわりをしているリコを撫でながら頰を緩める。彼は、成長した姿のリコに癒されっぱなしだ。


「しかも、かなり強いんでしょう?それならば、これから2匹を仕事に連れていくのかしら?」


ヤヨイはリコとリオをそれぞれ見ながら、気になった事を尋ねる。


「あー、それは考えてなかったな。でも、結構上の階層の魔物を殆ど一撃で倒してくれてたから、戦闘力的には僕と殆ど変わらないんだよなぁ...。うーん、どうしよう...」


君はどうしたい?


リコの頭を両手で満遍なく撫でながら、クジラは何気なく聞いてみる。


『ワフッ!』


ボフッ


リコは元気の良い返事と共に、目に優しい薄緑色のブレスを吹きかけた。


「うわっ!?...あれ、何これ回復のブレス的なやつ?」


クジラは、初めは多少驚くものの、すぐに体と心がゆったりと癒されるような感覚を覚え、首をかしげてリコを見る。


『クゥゥウン...?』


そんなクジラに対し、リコは『私じゃ役に立たないの?』とでも言いたげな寂しげな瞳を向けた。


「うっ、そんな悲しそうな目で僕を見ないで...。迷宮の薄暗い所で、僕とくだらない仕事をこなす事になるけど、それでもいいの?」


クジラは早急には決めず、しっかりと子犬達の意思を聞いてこれからの事を決めようと考える。まぁ、本当に意思疎通が出来ているのかは定かではないが...。


『ワフゥ♪』


ボフッ


喜びに満ちた鳴き声と共に、回復系のブレスをもう一息吐く。おそらくはイエスの意思表示なのだろう。


「まぁ、仕方がないか。これからお仕事の手伝いよろしくねリコ。それで、リオの方はどうする?」


忠誠のポーズなのか、伏せのポーズを取ったリコの頭をワシャワシャと撫でながら、クジラはリーシャとリオの方を見た。


「リオはどうする?クジラといる?それとも私の仕事を手伝ってみる?」


リーシャは背中に抱きつくというより、背中に乗りながらリオの反応を伺う。


『ワウ!』


リオは元気よくひと吠えする。


「私と来るんだね?よろしくリオ!」


本当にイエスだったのかはわからないが、リーシャは今のひと吠えをイエスと感じたらしく、勇者の仕事に連れて行く事にしたようだ。


「んじゃ、魔王側にプラモはもういらないよな?店の手伝いをさせる為に返してもらうからな?」


ヨシノは寝ながらパタパタ動くリコの尻尾を軽く握ったりして遊びながらそう言った。それに関して、クジラもリーシャもコクンと頷き、了承した。


「あ、でもプラモ個人の意見では少しやりたい事あるらしいから、尊重してあげてね?さて、話も済んだし廊下なんかにいないでリビングでくつろごうよ?」


しかしその直後、クジラは一言このように告げ、話を強制終了させる。

なんとか、ペット関連で言い合いになったりはせずに済んだようであった。










次回、5章最終話です。

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