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慌てず騒がず落ち着いて




5章241話になります!


本日1回目の投稿です!!


それではどうぞ!!









「さて、扉を開けるよ?」


クジラはリビングの扉の前でドアノブに手を当てた状態で躊躇していた。2匹の事をどのように伝えようか、話す事が纏まっていないようだ。


『いちいち面倒だ。早く開けろ』


クジラは玄関でも同じ事をやっていたようであり、プラモは面倒くさそうな顔をしながら早く開けろと促した。


『ワフ?』『ワウ!』


子犬達も、早く開けろと煽っているような気がする。


「うっ...、どうとでもなれ!」


クジラはなんとかなるだろうという一心で、扉をガチャっと開いた。


「ん?クジラか、お疲れさーん。クジラが帰って来たって事はプラモいるよね?プラモ〜、冷蔵庫からジュース取ってー」


『はぁ、マスターも仕方がないな...』


「あんた少しは動きなさいよー...。プラモもこんな半ニートの言うことなんて聞かなくてもいいわよ?」


リビングの中には、いつも通りにソファでダラけているヨシノと、椅子に座ってスマートフォンを弄るヤヨイがいて、彼が部屋に入るとそれぞれが声をかけてくる。


「あれ?リーシャは?」


若干ドキドキした様子のクジラは、1番どのようなリアクションを取るかわからないリーシャがいない事について、尋ねた。


「ふぁーあ...。多分お前の部屋...違うか。お前達の部屋にいるでしょ?家には帰ってきてんよ?」


ヨシノが大あくびをした後、リーシャについての返答を返す。...その時だった。


うひゃぁ!?なにこのおっきいの!?


リビングの外から、ちょうど今話に出ていた少女の叫び声が聞こえてくる。リビングの外には、成長したリコとリオを残してきている。つまりは、何の説明も無しにご対面してしまったのだろう。


「リーシャ!何もせずおとなしく話を聞いて!!」


クジラはリーシャへと、危険は無いから大人しくじっとしてろと叫びながら、慌ててリビングの外に出る。


「えへへへぇ、くすぐったいよぉ〜」


慌ててリビングの外の様子を見たクジラだったが、そんな危惧するような事は起きていなかった。


リーシャは、リコリオに顔中を舐めまわされており、満面の笑みで2匹の頭を撫でている。


「ふぅ、リーシャが動物好きで良かった...」


クジラはそう一言発すると、足から力が抜けてヘナヘナと床に座り込んだ。


「はっ!?なんだよあのでっかい犬!?」


「もしかして、リコとリオかしらね?まさか、日本の犬って突然急成長したりするの?」


「いや、しねぇよ!?クジラぁ!どういう状況だよこれ?」


クジラを追ってリビングの外に出たヤヨイとヨシノの方が、リーシャよりもパニックになっていた。


『あぁ、バレてしまったか。まぁ、すぐに話すつもりだったし、これはこれで良かったのかもしれんな』


一足遅れてリビングの外を見に来たプラモは、そんな惨状を見てそう呟き、後はクジラに任せる事にして、リビングへと戻っていく。


「プラモ説明手伝ってぇー!!」


クジラの声が聞こえた気がしたが、プラモは後ろを振り向くことは無かった。






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