契約と出会い
これも黒歴史になるのかな・・・
僕は森を進んだ。
暫くすると、魔物の群れが一匹の狼を囲んでいた。狼は2〜3mぐらいあるだろう、しかし弱っている。
鑑定で確認する。
囲んでいるモンスターの種族はゴブリンだった。特に珍しい能力は持っていない。そして狼に鑑定を使ってみた。種族名はフェンリルと書かれていた。しかし、他のステータスがエラーとなっている、恐らく鑑定のレベルが足りない。このフェンリルはかなり強いだろうが、今はかなり弱っていた。状態が衰弱となっている。
見捨てるわけにはいかないので、ゴブリン達の心臓を貫き殺す。
とりあえず周囲に敵がいないか確認し、フェンリルに近づく。
「大丈夫…?」
言葉は通じるのかな?
するとフェンリルは頷いた。かなり弱っているので、回復魔法を使ってあげた。最初の時の状態よりも良くなったが、それでもまだ元気がなかった。
「うーん…どうすれば…」
「どうすれば元気になるの…? って聞いても答えられないよね…」
しかしこのフェンリル、あまり魔力の気配を感じない。なぜ分かるかというと、洞窟で倒したモンスターの中に魔力感知という能力があったからだ。
「あ…」
なんとなく、元気にする方法が分かった気がする。
「もしかして魔力が戻れば元気になるの?」
フェンリルは頷いた。
「なるほど」
それならば簡単だ。
魔力操作を使い、フェンリルに魔力を与えればいい。魔力操作はその名の通り、魔力を操作する。使い方は様々だ。
早速フェンリルに僕の魔力を流し込む。
すると最初は灰色だった毛並みが真っ白な純白になり、フェンリルの表情も豊かになった。
「もう大丈夫?」
フェンリルは尻尾を振りながら頷いた、そして飛びかかり僕の顔を舐めた。
(普通の人が食らったら骨折します)
「あはは…くすぐったいよ…」
可愛いなー、もふもふしていて気持ちい。
フェンリルを撫でていると、突然ウィンドウの様なものが出てきた。ウィンドウにはこう書かれていた。
フェンリルと契約しますかと。
「契約?」
フェンリルは仲間にして欲しそうな目をしていた。
「うっ…そんな目で…」
なんて可愛らしい瞳のなのだろう。フェンリルがいいなら断る理由はないので契約に承知した。
すると、ウィンドウに契約が成立しましたと表示されていた。
「契約したんだし名前はつけなきゃね」
フェンリルは尻尾を振りながらずっとこちらを見ている。
「やっぱり名前って難しいね…」
「うーん・・・」
フェンリル…。フェン…リル…。リル…。
「よしっ、名前はリルだ!」
フェンリルは、尻尾を振りながら吠えた。
今なら鑑定でステータスが見れそうな気がしたので確認してみた。
僕は固まっていた。
「リル…凄い…」
リルのステータス
種族 フェンリル
名前 リル
レベル45
HP 10000/10000
MP 20000/60000
【特殊能力】
人化
再生
咆哮
群れ
【固有能力】
神殺し
王の威圧
闘気
影移動
【魔法】
全属性魔法
頼もしい仲間が増えたのだった。
今僕は快適だ。
リルの乗って移動している。リルは結構大きいため、僕が乗ってもまだ一人くらい乗れそうだ。
しかし、もふもふして気持ちいい。
「はぁ〜気持ちよすぎる…」
そして移動も楽である。
リルの速さは百キロ以上はあるだろう。しかしそんな早いのに関わらず、突風が来たりしないし、振り落とされる事も無い。
今は森を抜け、草原を走っている。
「この速さなら結構速くつくかもね」
歩いていたら、かなり時間が掛かっていただろう。
遠くの景色を眺めていると、人のらしきものが見えた。
千里眼を使って見てみる。この能力も、洞窟で倒したモンスターから頂いた物だ。しかし、レベルがまだ低いのでそんなに遠くは見れない。
「狐耳?」
頭に耳を生やした狐耳の少女? らしき人物が魔物と戦っていた。
「これは、まずいかもね」
魔物を鑑定してみると。
種族 オーガ
レベル30
HP 427/500
MP 40/40
【特殊能力】
身体強化
筋力増加
鉄壁
狂化
再生
そして狐耳少女のステータスは
種族 狐族
名前 リアリー
性別 女
レベル7
年齢 15
HP 78/200
MP 46/100
【特殊能力】
疾風
身体強化
【固有能力】
獣化
【魔法】
炎魔法
まず、この少女はオーガに勝てないだろう。
「助けよう、リルあそこまで全速力で」
リルは頷き全速力で走り出した。
既に糸は伸ばしている。そして目的の場所にたどり着いた。少女が最初に気づき、オーガが後に気づくが、もう遅い。すれ違いざまに、糸でオーガの首をはねていた。
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