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最終話

「ちっ! アホ貴族に遁走されたか! ボスがなんと言うか? よくやった! その二秒後にズドンだな……」


 そうしている奥の鉄製の階段からカタカタと音が……。降りてきたのはこれまたワイルド形ハンサム。ボサボサの茶髪がいかすー。

 そいつは「挟み撃ちだな」と言葉を発した。ちっ! 気づかれたかか。ほの暗いこの場での戦闘に。私はアホを振り回した。十人ぐらいいたモブたちは皆倒れた。アホは「あひー!」。あ、生きてた。


 ボスらしきワイルド形イケメンは……長いのでワイは「やるな! なら、私の右腕と戦ってもらおうか?」と言い右腕を反対の手で引き抜いた。そしてそれを投擲。


 私はアホシールドを展開! 肉の壁だ。アホは「ぶひー!」と絶叫。起き上がったワイの右腕は人の形をとった。しかし右腕が銃器だ。マシンガンのように玉を打ち出しそうな。黒人のようだ。肌が黒く、首にリングを上から下までビッチリ巻いている。


 私はアホを一閃。アホは「えはー!」となんとも嬉しそう。悪漢に突風が床板を引き裂きながら迫る。バキバキ。それをワイの右腕……めんどいので右は床にパンチを打ち込む。すさまじい威力だ。床に大穴が空いた。そしてその凹みに体を滑り込ませ風をかわした。


 そして私は勝利した。なぜかって? 右のパンチが強すぎで五十メートルの深さで直径一メートルの穴があき。そこから這い上がれないからだ。


 私はワイを睨んだ。へいげいだ。私はこぶだらけ、破れた服姿のアホ、見た目はつぶれたゴキブリを突きつけ言った。


「負けそうだわ……私。ピンチ……」


 ワイは目を見開き、髪をふぁさとかきあげ言った。ぶるぶる震えている。


「俺も……俺も……そのアホ貴族みたいなプレイが……俺もアホ……へぶし!!」


 キモいわ! 私の(アホの)一撃でぶっ倒れるワイ。


 次の日。二人とも(アホとワイ)今では私に夢中だ。アホはひざまずいて私の手をとり、ワイは両手で反対の手をとりこう口にした。異口同音に。


「「私(俺)を振り回してください!(物理的に)」」


end

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