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My Best Friend〜この世界の奇跡〜  作者: 心井菜城愛
進級、最終学年
27/43

○平和な日常が幸せで○

○???side○

はじめまして、僕は愛沙さんのスカートのフックに引っかかってるうさぎのシロウサと言います。愛沙さんの尊敬する先輩に僕は愛沙さんに渡されました。

まぁ、そんな僕視線から見た日常を紹介します。


「これ!逃げんなよ。職員室静か過ぎて出てきたんだよ。」


これは、お怒りな美久先生。逃げる舞夏さん。今は昼下がりの屋上。昼食を取っていたら、愛沙さんに衣久先生が話しかける。


「愛沙さんに聞き忘れていましたね。」


「何をです。」


「文芸祭の話です。」


あぁ、愛沙さんが自作の詩集を朗読するかしないかですか。

因みに、ここには四度祭り事がありまして、五月中旬に文芸祭、九月に文化祭、十月に体育祭。そして、雪祭り。この四回です。

愛沙さんがまだ続けます。


「別に。書くのは構わないです」


ちょっとツンデレさん。

そんな愛沙さんは飛悟さんの方を向いて、「………読んでよ。朗読だよ」とぼやきました。


「へ………あ、はぁ」


皆さんキョトン顔です。

…………………妙な空気で終えた昼休み。

確か、どの部活もなく五時間目は文芸祭の準備ですよね。


いつものメンツは美久先生に呼ばれ、3-1に集まっています。「何故に」と后也さん。どうやら、新校長のお祝いの準備だそうですよ。

それでも、愛沙さんと飛悟さんは詩集を書き上げてる途中……。


「……………」


「……………」


「なんか、あそこだけ空気違うな」と綾さん。

確かに。結構集中してるご様子。


「あ、舞夏は?…………まさか、逃げた?」


と、疑う大稀さん。それはないだろー、と皆さん。どうだろね、と水を差す愛沙さん。


「……………美久先生の話を素直に聞き入れると思うか……?」


「確かに」


皆さん、愛沙さんのセリフに息を呑みました。

仕方ないな、と綾さん。


「探し行くか…。」


「だね。」


「愛沙らはやる事あるみたいだし。残っといて。」


「りょ」


「……………わかった。」


今日の愛沙さんは偉く素直です。………これは、綾さん達、狙いました?

しぃん、と静まり返った教室ではシャーペンの動く音だけがします。


「なぁ、愛沙。」


口を開いたのは、飛悟さん。

何、と愛沙さんが冷たく反応をする。


「なんで、朗読俺なんだ?」


「…………………なんと、なく」


「嘘だろ」


「……………」


愛沙さんは本当に嘘が下手ですね。

「信頼………とか」と低めに呟きました。


「ふぅん」


「ただいまぁぁぁぁぁあ!!!」


「「………………」」


「ごめんなさい、教室間違えました。」


「あってる!!あってるから!!」


舞夏さんが帰ってきました。

教室を出ようとする舞夏さんを飛悟さんがとめます。


皆さんが帰って来たのは、五時間目が終わる頃……二時前でした。


「さて、帰っても暇だな………。よし、ちょっと遠出するか。」


綾さんが帰ってくるなり呟いた。


「皆で久々に出掛けようか。」


后也さんがにっこり笑って言った。

吉昭さんも唯さんも嬉しそうです。


「…………いいよ。じゃ、帰る用意しようか。」


シャーペンを筆箱に閉まった愛沙さんがさっきまでの真剣さを解き、いつものキャラに。


皆さん、平和だね、とか、よく飽きないよな、とかいいますけど、僕はそんな皆さんの平和な日常が大変好きで、どこか、幸せに感じます。これから広がる世界でも、皆さんが幸せであれば、と願いつつ、僕は卒業まで愛沙さんと、皆さんと、この真島で皆さんを見守って行きたいと少しまた思いました。

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