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My Best Friend〜この世界の奇跡〜  作者: 心井菜城愛
休日の過ごしよう
26/43

○自覚、ないよ○

○愛沙side○

隣の席は大稀だった。暇過ぎて机に突っ伏している。舞夏も綾さんも唯も席は遠い。お陰様ではなしをする人間と言われれば大稀しかいない。でも、まぁ、話題もないわけで。無言で過ごす1日目。


「あーいーさーちゃん。」


声は吉昭だった。「何。」と聞くとあっち、と飛悟たちのほうを指す。

席を立ち上がり、パタパタと走り教室を出た。


「やっぱ、愛沙は飛悟(あいつ)の傍にいるのが一番落ち着くんだろ。」


「そーだね。」



「どうだ?クラスに慣れ……てるわけないか。」


「……うん。」


だよな。と笑いつつも彼は私の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。

なんだか、この手が落ち着く気がして。少しホッとした。


「愛沙、飛悟。」


次の声の主は──……


「亜利に、こうちゃんか……驚かさないでよ…」


驚いたのは真実。

そんなことをしながらも時間は過ぎ………。

三年になり、四日目のお昼のお話になる。


「しっかし、受験生なんて自覚ないよ。」


唯が珍しく一番に口を開いた。そうね、と私。

すると、「ちょっとは自覚しやがれ」と口の悪い台詞が聞こえる。そのあとに続き、「姉さん、ダメですよ」と柔らかい声も聞こえた。


「あら………。衣久先生に美久先生………。」


舞夏が嫌そうに呟いた。

因みに、美久センセーは亜利らの担任。衣久センセーはまた私らの担任だ。

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