○校外へ○
○舞夏side○
今日は月曜日。
....実は今日、学校ではなく、最寄駅に集合。
真島駅が私らの最寄駅。志摩ノ江になると一気に街の雰囲気も変わり、広くなる。
真島なんて、田舎駅。
「で?綾たちは、どこに?」
「銀閣ルートと三十三間堂ルートに別れる。」
綾は三十三間堂、飛悟や愛沙は銀閣寺らしい。
「舞夏らは?」
愛沙が聞き返してくる。
「二条城とか金閣寺とか....?」
「けったいなルートだな。」
飛悟が口を出す。
そういや、こいつ、元京都出身か。京都と言えば和風な雰囲気が連想される。
....わかる気がする。
「....飛悟、浴衣似合うもんね....」
愛沙が口をそっと開く。
そうかなぁ、と本人は言うが、実に愛沙の言う通り。
『まもなく〜志摩ノ江〜志摩ノ江駅〜お忘れ物がないようにご注意下さい〜え〜志摩ノ江〜志摩ノ江です。ご乗車ありがとうございました〜』
そんなアナウンスが聞こえ、わたし達はおりる準備を始めた。
☆
もう、学年の殆どの生徒が揃っていた。
班長が何人揃ったかを見て回る姿も見えた。そんな中に、無理矢理やらされたらしい、飛悟があわあわと回っていた。
「舞夏、愛沙は?」
「え?あの子ならここに─────」
あれ?
飛悟に尋ねられ、愛沙のいた場所を見た。…でもいない。
「愛沙は?」
大稀が聞くと綾があっちと指を指す。
私と飛悟が様子を見に行った。
「なんやってんだよ」
「人ごみ嫌い。」
愛沙じは飛悟の問いに単語で答えた。
私はよこでそれを聞いてるんじゃなくって…と少し口をはさんだ。
あぁ。この先、いやな予感しかしない。




