○お出かけ○
〇吉昭side〇
ちょっと体がぎちぎち硬い。
愛沙ちゃんとの約束よりかなり早くなっちゃったなぁ....10時待ち合わせなのに....9:30だよ....ε=(・д・`*)ハァ…
后也くんでも呼べばよかった....
なんて考えてたら、愛沙ちゃんがやってきた。....まだ、10時にならない頃(笑)
「....遅れた....?」
「だ、大丈夫だよ!」
久々の私服....
愛沙ちゃんは大人びた立ち姿に合うような黒い服を着ていた。でも、どこか中学生らしい格好をしていた。
「行こっか♪」
「うん....」
にこと、いつものように接する。
少ーーーーーーし、変な違和感を感じつつ。
道中、飛悟くんと出くわした。
「綾華らに朝早く起こされて....ドタキャン....」
「なら、一緒に....なぁ?いいか....吉昭。」
「え!あ、うん!全然いいよ!」
「え、なんか。めっちゃ悪いんだけど....」
「大丈夫だよ!」
まぁ、飛悟くんも一緒に過ごす事に....
別に嫌い....じゃないけど、何処か苦手....(´・ω・`)
「懐かしいな....」
「何が?....お化け屋敷?」
「あぁ、昔よく行ったよねー、お化け屋敷」
「....あぁ。」
ゆっくり反応を返す愛沙ちゃん。
飛悟くんは少しニィッと笑い、僕の肩に手を乗せ、「二人で行ってこれば?」と言った。
横では愛沙ちゃんが「嫌だ」と即答。でも、まぁ面白そうなので行く事にした。
それから10分は経っただろう...
僕は、お化け屋敷での記憶はない....(´・ω・`)
ただ、愛沙ちゃんはケロッと薄く微笑してた。
「....吉昭のが....弱かった....」
語尾に(笑)が付くような声。
事情を飛悟くんからきいた。
なんだか恥ずかしいとしかいい難い....
「う、愛沙ちゃんも飛悟くんもありがとう....」
「大丈夫....ただ....」
「?」
ただ、と愛沙ちゃんは言って俯いた。
飛悟くんは、ん?と首をかしげた。
「何食べる?」
僕が問いかけたら、愛沙ちゃんは猫なら耳がピンと立つように、嬉しそうに目を輝かせた。
こういう時はお腹を空かせてるサインみたいなもの。
助けてもらったお礼だから何か選ぶように話すと「じゃあ....」とあたりを見渡して、「あれ」と幼い子の様に目を輝かせ、指をさした。
可愛らしい屋台のクレープ屋さん。やっぱり、愛沙ちゃん甘いもの好きだなぁと微笑み思った。
「よかったら、飛悟くんも。」
「え、あ?お、俺はいいよ。」
「お礼だよ、今日と日頃のね。」
「あ....あぁ。」
飛悟くんは迷いながらも笑って答えてくれた。僕もつられて笑う。
....いい人じゃん。
改めてそう思った。お人好しは僕かも知れ無いけど(愛沙ちゃんにずっと言われてるし)、飛悟くんはまた違うお人好しな気がする。
「じゃ、買ってくるね。」
「....うん」
愛沙ちゃんはベンチに腰掛けて、僕と飛悟くんで行くことになった。
また。妙なメンバーだ....ね(笑)




