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天使転生〜永遠の戦いに巻き込まれたけど強く生きる!  作者: すーしー


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2/7

呼び出し

余りに衝撃的な出来事に呆然としてベットにドスンと座り込んでしまうと偶々近くにある鏡に映った自分を見ると生前の自分よりイケメンになった顔が写っている。


「…前世の冴えない顔から進化してるよ」


 鏡に映った身体には古代ローマの哲学者が来ている様な布を全身に纏うスタイルで均整の取れた身体が強調されていて右腕には謎に腕輪が装置させられている。


「この服どうにかなんないかな」


 この哲学者スタイルは新鮮な感じで悪くない気もするが人前で着ていると恥ずかしいし三日で完全に飽きる気がするから他に着替えがないか部屋に備え付けられていたクローゼットを覗いたが同じ服が三着入っているだけだった。


「この腕輪はなに?」


 右腕に付いているこの金色の腕輪は何処を触っても何も反応が無いので唯の飾りなのかもしれない。

だがやはりこの世界は魔力的なものがあってそれで動作する魔道具なのかもしれない。


「魔力は…ん?なんか身体の中に感じるぞ」


 魔力のことわを意識すると身体の中に魔力らしきものを感じことが出来たのでどうにか動かせないか意識してみると腕輪が反応した。


「!?…マジか」


 なんと大した魔力を動かせた感覚が無いのに腕輪と繋がった感覚伝わってきて腕輪の使い方を瞬時に理解することが出来た。

 この腕輪はアイテムボックスと転送魔法陣の登録と魂を収容することの三つが出来るらしいが後ろ二つは今のところ使い道がないし魂の収容にいたっては何故こんな機能があるのか意味が分からないがアイテムボックスは非常に便利だ。


「ステータス!」


 とりあえず腕輪のことは一旦後回しにして異世界転生のお決まりで自分のステータスが見れたりしないかなと思ったけどこれも反応が無かった。


「じゃあどうするか…」


 やることが無くなったので部屋の中を見て回ったがベットにクローゼットとよく分からない小さな祭壇があるだけ。


「この祭壇はなに?もしかして強制的に宗教に入信させられてる?」


 祭壇には小さな台と謎の小さな女神像が置かれておりイマイチ用途が分からないがとりあえず何か捧げれば良いことが起こったりするのだろうか?


 チリーン


するといきなり祭壇から鈴の音が聞こえてきた。更に女神像が僅かに光っていたので何事かと思っていると女神像から声が聞こえてきた。


『…全員広場へ集合しなさい』


「広場って何処だよ」


 いきなりそんなこと言われても…とも思ったが逆らって後から不味いことになると現状良くない気がするので地図とか表示してくれたりしないかなと思って女神像に触ってみるが何も応答がない。


「じゃあ外に出るしかないじゃん。てか今は何も持ってないけど大丈夫だよね…」


 内心ビクビクしているが表面に出さないように気をつけて部屋の扉を開けて外に出る。


扉の外は自分の部屋の両側に等間隔に扉が付いており廊下は全面大理石…ではなく唯の岩を磨いた様な整った灰色で何処と無く囚人の気分だが廊下に敷き詰められている赤色のカーペットが雰囲気を緩和してくれている。


「このカーペット悪くないな」


 カーペットは踏み心地抜群で前世で片手で数えられるぐらいしか味わったことのない高級ホテルにあるカーペットそっくりだ。


「にしても、どっちに行けば良いんだ?」


 廊下は円形状になっているのか奥が見えないのでどっちに進めば何があるかも分からないし両側の部屋からは誰も出て来る気配がしない。


 なのでどちらかの道に進もうか悩んでいる時に右手から大勢の人たちがこちらに向かってきていたので俺はその人混みに紛れて進むことにした。


「君は何処出身なんだ?」

「ナイアって世界のカルドン国だ、知ってるか?」

「私の世界には小人なんていなかったわよ」


 人混みの中に何食わぬ顔で一緒に進んでいると自然と話声が聞こえてくるのでつい聞いてしまうとどうやら色んな国や色んな文化の世界の住人がほぼ同時に転生してきているらしいことが分かった。

肝心の俺はと言えばいきなり話しかける勇気も無いので空気と化している。


「あれはなんだ?」


廊下を進むと光を浴びている魔法陣を発見した。

前方では誰が最初にあの魔法陣に入るかで話し合っていて最終的に怖いもの見たさに自分から魔法陣に入ることを名乗り出た男が魔法陣に入っていった。

多分名乗りでた本人もそんなに危険は無いと思っている筈で俺もそう思っている。

その証拠に魔法陣から先程の男が出てきた。

どうやら魔法陣を通るとだだっ広い空間に繋がっているらしく他にも大勢の人間が集まっているらしい。


魔法陣が安全と分かるとみんな我先にと魔法陣の中に入っていくので俺は流れに逆らわずに魔法陣を潜る。

すると石で出来た地面以外は全面真っ白な空間に出た。

そして先程の話通り大勢の人間が集まっており、その性格な人数は分からないが数百は優に超えているだろう。


「なんだあれ?」


しばらくして魔法陣から入って来る人が減ってきた頃誰かがそんな声が聞こえてきた。

そしてその声は次第に広がっていきみんな上を見上げて疑問を口にしているので目を上に向ける。


「天使だ!」

「本物!?」

「神の使徒よ感謝します」


一名何故か感謝してるやつがいるがみんなが口にするように人間に翼が生えた…正しく天使が上から舞い降りて空中に浮かんでいる。


『静まれ』

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