第24話 砂糖注意と乙女心? 前編
遅れてしまいすみません!
本当は4時に投稿するつもりでしたが設定を忘れて出来ませんでした。
今回は、題名通り砂糖を吐きたくなる?ものになります。
「あ、未来!今度はあそこのダーツ屋で勝負「アホか」ふみゅ♪」
腕に抱き付いたまま、周りを見回していた姉貴が面白そうな屋台を見つけ勝負しようと言いかけた所を、呆れた声と同時に手を乗せるようなチョップで遮ると、あざとい声を出しわざとらしく痛がる姿に、ため息を吐きつつ「あざとい」と一蹴する。
「頬を膨らませて怒ってますアピールしてもアホにしか見えないぞ」
「ムッ、お姉ちゃん学業優秀だからアホじゃないもん!未来の馬鹿…べー!」
あざといと言った事に頬をリスの様に膨らませて不満を訴えてきたが姉貴自身が童顔のせいか、年齢のわりにキツイとかの感情はなく寧ろ可愛いと思ってしまうがそれを言ってしまうと、調子にのる。と思いもう一つ思った事を口にして言うと、ムッとした表情に変えべー!と小さく舌を出してくる。
「ほーう、なら別れる前に彩芽に言われたこと忘れる訳ないよな~」
「へ、あ!?う、うん!もちろん覚えているよ!?あれだよね!」
最後に言ってきた馬鹿という言葉に、イラッとした俺は目を細め挑発するように質問を投げ掛けると、案の定というべきか忘れていたようで、面白い位に目を泳がせ……更には抱き付いてた腕を離し、手をあっちこっちにワタワタとせわしなく動かして動揺する。
いつもならここで、問い詰めてアイアンクローからの説教にはいっていたが、僅かばかりイタズラ心とさっきの罵倒に対する仕返しと思いニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべ質問を続ける。
「へー、なら言ってみてよ。本当に覚えてるか聴きたいからな」
「わ、私は覚えてるよ。本当だよ!?え、え~とあの……あ!そ、そういう未来こそ覚えてるか最初に聴きたいな!?」
「いや~、俺は忘れたんだよな~。ほら俺、"馬・鹿"だから~」
俺の笑みからわざとやってると分かってるが、正直に言った時にどうなるかを理解しているのか、涙目になりながらなんとかしようと更に視線をさ迷わし、つまりながらも返答しようとしていたが、俺と視線があうと光明が見えたように笑みを浮かべ俺に質問を返してくる。
ただそうしてくる事は分かっていた俺は意地の悪い笑みを浮かべたまま言われた言葉を含めて返す。
すぐに返されると思っていなかったのか、「うぐっ!?」と言葉を詰まらしまた涙目で唸り始める。
その顔を見れてスッキリした俺は、そろそろいいかと思い「案の定、彩芽の忠告を聴いてなかったみたいだな?」と呆れた声色で問いかけた。
「う~、だって未来と二人でまわれるてうかれちゃったんだからしょうがないもん!」
「そう言われて、嬉しくはあるがそれでも人の話くらい聴いとけつの、このブラコン姉」
そう言われて最初は怨みがましく睨んできたがすぐに目を反らし聴いてなかった理由を喋ってきた。
その理由に嬉しく思ったが、話はせめて聞けよ。と思い、それをそのまま伝え付け加える感じでブラコンである事を言うと、「ブラコンだけじゃないもん、シスコンもあるもん!」とデカイ胸をはって自慢げに宣言してきた。
俺はそれに頭をおさえ「俺と同じこといってんぞ」と軽いツッコミをいれながら周りの男共に殺気を当て、姉貴を見ていた奴等の顔を青ざめさせる。
(はぁ~、怖がるくらいなら人の姉の胸を凝視してんじゃねえよ。姉貴も姉貴で諦めてるのは分かるが少しは周りの目を気にしてくれ本当に)
姉貴に顔を向けつつも視界に写る青ざめた顔で離れようとする奴等を見て内心悪態をつきつつ姉貴の無防備さに呆れる。
そんな事を思ってるとは微塵も考えてない姉貴は「お姉ちゃんも未来と同じくらい愛が深いから当然です♪」と人差し指を前にだしてウインクをしてくる。
「姉貴は深いじゃなく重いのまち「ん♪」愛情深いっていいね!」
姉貴が言った言葉に本音をもらしかけると、光がうっすらと消えかけた目で微笑みながら言葉を遮り、俺の顔を見てくる。
俺はその目を見て一瞬でヤバイ!と悟り、すぐに姉貴の言葉を肯定した。
「うんうん、深く愛し続けない愛なんて愛とは言わないんだから当然だよね♪ええ、ええ♪本当に相手を想い続ける事こそが本当の愛!だというのに何故それが分からないのかしら!愛は――――――」
目の前で祈るように手を組み、いまだ笑みをうかべながら愛がいかに素晴らしいかを話し続ける我が姉こと狂愛者に頬を引きつらせつつ屋台のおっちゃん達から、他所に行け!と言わんばかりの雰囲気を感じとる。
(うわ~、ありゃあ駄目だ。目が完全に狂喜や狂愛といったヤバイものになってやがる。こりゃ下手に否定したら即座に洗脳コースだな。とりあえずなんとか落ちつかせて、さっさと場所を移すか。屋台のおっちゃん達が迷惑そうにしてるしな)
「おーい、姉貴ー。愛が素晴らしいのはよく分かったから、いい加減戻ってこ~い」
姉貴に声をかけながらマシュマロ並みに柔らかい頬を摘まみ横に軽く引っ張る。
頬を引っ張られる感覚から戻った様で、「ふへ?何へひっはへるの?」と能天気に聞いてくるが、俺は何も答えず姉貴の頬を引っ張ったまま、これどこまで伸びるんだろうな?と好奇心がわきゆっくり引っ張り始めた。
「何へ、まはのはひはひめるの?まっへ、そへひじょうのひなひ!?ほねえひゃんのほっへははのひなひから!?」
悲鳴混じりの声で批難された事で正気に戻り、「あ、悪い」と言って離すと、一,二歩後ろに下がり赤くなった頬を押さえながら涙目で睨んでくる。
元が色白の肌であった為、普通の女性より赤みが目立つうえに、童顔よりの顔をした美女…美少女?が涙目で睨んでるのも合わさり、普通の女性以上に罪悪感を感じ頭をかきつつ、視線をさ迷わせ「あ~、すまん」と謝罪をした。
「……理由。何で引っ張り続けたのか納得する理由をお姉ちゃんは求めます!」
「あー、それは、な」
「それは、何」
姉貴の問いに答えずらく、なんというべきか。と考えて口ごもっていると、早く言えといわんばかりに一歩詰め寄ってくる。
詰め寄られた事で言い訳を考えるのが俺らしくないな。と思い、頭をかく。
「……かったから」
「?ごめんよく聞こえなかったからもう一度言って」
言おうと口を開いたが、やはり答えずらかったせいで声が小さくなり、聞こえなかった姉貴は首を傾げといなおしてくる。
俺はウッ!と小さく唸り、姉貴が俺のように読唇ができる訳ではないとわかっていながらも、頼むから読み取ってくれよ。と思い、もう一度言おうと口を開く。
「…柔らかくて……気持ちよかったから、だ」
「あ、…その、ありが…とう」
今度は聴こえるように言ったが、言い終わると顔が赤くなるのを感じながら反らした顔を下に向け黙ると、姉貴はジト目からキョトンとした表情になるが、それも一瞬の事ですぐに理解し顔全体を赤く染めると詰め寄った分の距離を戻り視線を右往左往さ迷わせ途切れながらも礼を言ってきた。
「「………」」
「…あ「ねえ」…なんだ」
姉貴の言葉からお互いなんとも言えず顔を赤らめ視線を反らしたまま向かい合っていたが、耐えられず俺から話しかけようとしたが姉貴が被せるように話しかけてきた。
「その、今言った事って……本当?」
「……んな嘘は姉貴に言わねえよ」
「…そうだね。……じゃあ―――もう少し……触れ合いたいと思ってくれる、かな?」
この質問の時に視線を反らしていたから分からなかったが、姉貴は何処か期待している様な目で……チラチラと見ており、俺はそれを知らず姉貴に聞かれた問いに少しイラついた声で答える。
その答えは間違ってなかった様で、嬉しさを滲ませた声で肯定すると、一歩だけ近寄り今度は艶を滲ませた声色で……突拍子もない事を言ってくる。
俺は驚き姉貴に視線を戻すと―――頬を赤らめ眼を潤ませながら俺を見上げる男女関わらず全員がドキッとしてしまう顔がすぐ近くにあった。
その証拠に周りの連中は横顔しか見えないにも関わらず、男女問わず「グハッ!」やら「萌え~!」等と言いながら倒れたり息を荒くして胸を押さえている。
そんな周りの状況等見えていない俺は、さっきの問いかけでひいていた顔の熱が戻り固まるが一度冷静になったおかげかすぐに落ち着きを取り戻しデコビンを軽めに打ち込む。
「そんな誤解を受けそうな言い方をすんな。こんアホ姉」
「あはは、ごめんね変な言い方しちゃって」
打たれた額を撫でながらそう言い終わると暗い表情をしだすが俺は歩きだして姉貴のそばを通り過ぎようと横を通る。
「………」
「えっ?」
通り過ぎると姉貴は驚いた顔で振り向いてきたが、気にせずにゆっくりと歩き続け、姉貴は驚きから固まっていたが何かに納得すると、いつもの明るい笑顔になり……走って俺の腕に抱き付いてくるが、気にせず話しかける。
「これ以上ここにいると他の奴や屋台のオッチャン達にも迷惑だから他の遊び場に行くぞ姉貴」
「そうだね♪それじゃ~そういえば何も食べてないし何か買ってたべよ♪」
「そうだな。ならリンゴ飴にでもするか?」
「え~それよりたこ焼きかお好み焼きにしようよ♪」
「その真意は」
「あーんして食べさせあいっこ「却下」ひどい!?せめて一つだけでも」
「くどい」
「そんな~!?」
そう言い合いながらも楽しそうに頬を紅くした俺の顔を見ながら、笑顔で進む姉貴の頭の中では俺が言った言葉―――――
――――――『触れたいのを我慢している奴にんなこと言うなよ。姉ちゃん』
その言葉が何度も再生され抱き締めた腕に体を預けながら歩き続ける。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
今回もおかしくなってる部分や誤字,脱字があると思うので指摘してくれてるとありがたいです。
次回は4月中にだします。




