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知識の果実  作者: ユロ
初心者編
20/25

強くなるには





「さっきモンスターはゴブリンって言ったけど、

 ゴブリンといっても種類がいるし、武器や防具に

 よって戦い方も変わってくる」



今までの戦ってきたモンスターとは違って武器を使ってくる

二足歩行のモンスターだ、しかも魔法を使ってくる固体もいる。



「武器って剣を使ってくるって事?」



サラさんが確認を取ってくるが少し違う。



「もちろん剣も使ってくるけど、他にも色々だね。

 例えば紫苑が使っている斧もそうだし、俺みたいに

 盾を使ってくるゴブリンもいる。要するに俺達みたいに

 ゴブリンもそれぞれジョブがあると思ってくれればいいよ」



俺がそう答えるとサラさんは



「それだと弓とか使われると厄介ね、魔法もそうだけど

 遠隔攻撃で後衛を狙ってこられるとまずいわ」



うん、確かに弓や魔法の遠距離からの攻撃はかなり危険だ。だが。



「もちろんそうならない為に、一匹の敵を狙って狩るつもりだけど、

 絶対に一匹とは限らないから何らかの対処方法を考えておいた

 方がいいだろうね。出来れば練習でゴブリンと戦っておきたかった

 んだけど、エラークに行くにはLvが足りないしね・・・。」



ゴブリンのLvは最低でも20、アルビナ周辺に生息しているモンスターの

Lvは最高でも18が限界なので、この近くにゴブリンはいない。

もし戦うのならばここから南西にある工業都市エラーク周辺まで遠征

しなければならない。俺達のLvは12前後、ゴブリンたちが生息している

エラークまで行くにはまだ早い。無理して向かったとしても途中で

全滅するだけだろう。


そこまで話した時、横からため息が聞こえてきた。

紫苑が残念そうにしている。



「早くエラークに行きたいよなぁ。ユウがまだ早いって言って

 行かせてくれないんだ。」



紫苑がブーたれているがしょうがないだろう。その気持ちは

分からなくもないが。



「そう言うなよ。Lv15になればジョブチェンジ出来るから

 それから行くって話しになっただろ?」



そうだ。Lv15でやっとジョブを変えることができる。

もちろん、最初に選んだジョブで変えることが出来る

ジョブもある程度決まってしまうが。



「そりゃそうだけどさ、やっぱ新しい街も見てみたいじゃん?」


「我慢しろ」



俺は紫苑を放って置いて話を戻した。



「話がそれたけど、練習でゴブリンと戦うのは無理だろうね」



こればっかりはどうしようもない。



「分かったわ。ゴブリンの遠隔攻撃については私の方でも

 なにか対処を考えておく」


「うん。俺の方も複数の敵に対しての戦いの練習をしておくよ」



この後、俺達は30分程話し解散した。途中キュトさんがケーキを

注文して食べていたのだが苦い顔をしていた。どうやらこの店は

飲み物はいいが食べ物はダメだったみたいだ。

 

 










「そう言う訳でゴブリンと戦う上で、何か言い方法はありませんか?」



俺はエグリドさんならゴブリンに有効な戦法を知っているのではないか?

と、思い永遠の眠りの宿を経営しているエグリドさんに教えを請おうと考えたのだ。

彼はLv50以上の元冒険者だ。彼ならば俺のまだ覚えていないスキルの習得方法

も知っているだろう。ちなみに今回は紫苑とは別行動をしている。あいつもあいつで

色々やりたいことがあるみたいだ。



「・・・・お前は剣士だったな」



エグリドさんが確認を取ってくる。



「ええ、まだ見習いですが一応剣士です」



まだ見習いだが、あとLv3も上がればジョブチェンジが出来る。

なんのジョブに変えるかは、まだ考え中なのだが・・・。



「・・・・なら丁度いいスキルが二つある」



二つ!?一つあればいい方だと考えていたから嬉しい誤算というやつだ。

この機会にぜひとも習得しておきたい。



「よろしければそのスキルを、お教え頂けませんか?」


「・・・・いいだろう」



こうして俺はエグリドさんからスキルを教えてもらえることになった。

俺は新しいスキルを習得する事に喜ぶ。だが、俺は二つもスキルを

教えてもらえる事で忘れていた。この人が以前スキル習得の際に俺にした事を・・・。








有難う御座いました

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