チュートリアル
楽しんで頂けたら幸いです
「ここはどこだ?」
さっきまで広場にいたはずなのに、いつの間にか別の場所に移動したみたいだ。
ここでチュートリアルをやるのかな?というか、おっさんはどこだ?
「おーい!こっちだ!」
おっさんがいた、だけど横に変なのまでいる。なんだあれ
「まずは自己紹介しておこうか、俺はチュートリアル職員の[ガッド]だよろしく頼む」
「俺はユウといいます。ジョブは見習い剣士です。」
ガッドとの挨拶が終わり、横の奴に目を向ける。ガッドはその視線に気づき
グフフと笑いながら説明を続ける。
「こいつは戦闘訓練に使用される人形だ。まぁ、初心者用の調整はしてあるがな」
どうやらこの人形相手に戦闘訓練をするらしい。でも。
「俺武器持ってないんですけど・・・」
「心配するな! ちゃんと訓練用の武器は用意してある」
そう言って、ガッドは武器を渡してきた。
木剣 売れない そのまんま木の剣。攻撃力1
「お前は剣士だったな、じゃあこれも使え」
木の盾 売れない そのまんま木の盾。防御力1
まさに初心者の装備っぽい物を貰ったぜ。これだけでもチュートリアルを受けた価値があるな!
「あ、ちゃんとこれ終わったら返せよ?」
貰えないのかよ!さっきの俺の喜びを返せよ!
等と思いながらも顔には出さないようにしつつ、手早く貸してもらった武具を装備する。
Lv1
HP20 MP5
筋力 2
体力 3
敏捷 2
魔力 2
装備
右武器 木剣
左武器 木の盾
頭 なし
体 服
手 なし
足 草履
「よし装備したな? では、早速戦闘チュートリアルを開始する!」
「よ…よろしくお願いします。」
「うむ。まずは盾の使い方を覚えてもらおうか。
基本的に盾は構えるとオートで敵の攻撃を受けることが出来る。
人形の前に立ち、攻撃をする動作を人形が見せてきた瞬間に、
盾を構えてみろ!」
「わかりました」
俺は人形の前に立ち、人形の動作を観察する。すると人形の右腕が上がり武器を振り上げてきた
「ここだ!」
ガコン!
木の盾に武器がぶつかる音がした。どうやら防御に成功したようだ。
「うむ、なかなか筋がいいぞ。」
「はい、有難う御座います」
「今ユウはブロックというスキルを使ったのだ。スキル欄で確認してみろ」
スキル
ブロック 敵の攻撃を盾でガードする
ファストブレード(通称ファスブレ) 素早い斬撃を繰り出す
ヘイトアップ(パッシブ) 自分が行動する度に、敵の攻撃が自分に集中し易くなる
これか、ブロックの他にもスキルがあるな。やはり剣士系には敵の攻撃を受けやすくなる
スキルが豊富のようだ。
「では次のチュートリアルを開始する。敵の前に立ち
今度はファストブレードを使ってみろ。
使い方はどの角度からでもいいから
出来るだけ早く斬撃を繰り出すようにするのだ」
俺は言われた通り、敵の前に立ち武器を構える。
上段からこれでもか!という位に武器で人形を斬りつける。
すると剣が光を纏いながら人形の体を切り裂いた。
「うむ。成功だな。」
人形は崩れ落ち、砂になって消えていった。
「これは、すごいな」
「今のでLvが上がったはずだ、確認してみろ」
俺はすぐにステータスを確認してみる
Lv2 P1
HP25 MP7
筋力 2
体力 3
敏捷 2
魔力 2
HPとMPは少し上昇してるけど他のステは上がってないな、P1っていうのは…。
「気づいたか?そのP1というのは、筋力 体力 敏捷 魔力
のどれかに割り振ることが出来るのだ。自分をどの様に強化
し強くなるのかは、これで決まるといってもいいな。」
「なるほど、つまり前衛なら筋力にポイントを振り、
後衛なら魔力にポイントを振るという感じですか」
「その通りだ。ちなみに剣士なら体力にポイントを振ることをお勧めするぞ。
体力はHPや防御力にも影響があるステータスだからな。」
「む~、そうですね。ここはおっさんお勧めの体力を伸ばしておきます。」
Lv2
HP27 MP7
筋力 2
体力 4
敏捷 2
魔力 2
「うむ。これにてチュートリアルは終了だ。今回教えた物は基本中の基本だ
他にもまだまだ教えたらないが、それは自分で経験していくといいだろう」
「はい。お世話になりました」
「それと、最初に話した報酬だ。これはギルドからの報酬だから気にせず
受け取っておくといい。」
「有難う御座います」
ユウは500G手に入れた
「あと、木の武具は広場に戻れば自動で回収されるからそのままでいいぞ」
「チッ」
「ん?」
「いえ、なんでもありません!」
「ならいいがな、それでは冒険者よ達者でな」
「おっさんまたなー」
「ガッドと呼べ」
さっきと同じように背景が歪み、気づけば何かの建物の前に立っていた。
看板に剣と杖のマークが描かれている。どうやらここが冒険者ギルドのようだ
ということはと、周りを見回してみると手を振っている大柄な男が見えた。
「おーいユウ!こっちだ!」
約束の時間にはまだ少し早いが、紫苑もちゃんとギルド前にこれたみたいだな。
有難う御座いました




