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前世も異世界転移もありません!ただの子爵令嬢です!多分?  作者: 朱井笑美


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 長くなるから端折るが、ララ姉ちゃんによると結婚当時、ささやかなバストは妊娠期間が進むにつれ子供と共に育っていき、ダンナ様だけでなく自分のテンションも爆上がりしたそうだ。

 その時、出産後もお胸のサイズの維持を模索して色々試したのだそうだ。


 お茶や食品に、お胸体操なども試したらしいが、全て萎む胸に対して何の効果も無かったそうだ。

 姉は半分ヤケになり、外交官の仕事の忙しさも相まって暴飲暴食にストレスの発散口を向けた結果、激太りしたそうだ。


 会う人、会う人にお二人目ですか?と言われる日々と可愛い洋服が着れなくなる辛さに、とうとうダイエットを決意した時、助けてくれたのが王女殿下だったそうだ。

 え?!なぜここで王女殿下?よく分からんが王女殿下のアドバイスにより健康的に部分痩せし、今の体型になったのだとか。


 えー大事な所がちっとも分からん。

 王女殿下のアドバイスは明かされないの?そこはザックリ言うと食生活と運動だそうだ。

 人によってアドバイスは変わるので、そこは個人的に要相談でと誤魔化されたが、姉はそこで目覚めた。


 美しい体型には美しい下着だと。

 見た目だけじゃなく体型の維持にも効果がある下着を王女殿下と考案したのだそうだ!

 やっぱり王女殿下なの!一体何者?ビーバーちゃんを愛するだけの人ではないようだ。しかし、ここで質問が

「お胸の無い人は、先に太らねばならないのですか?」


 シャーロットよ、良い質問だ!確かにシャーロット嬢は当時の姉と同じくらいスレンダーだ。だが姉も怯まない。フッと鼻で笑い

「この下着は寄せて上げるのよ!」と言い切ったが、シャーロット嬢には響いてない。

「寄せる肉と上げる肉はどこから?」「‥‥‥」

 

 王女殿下がリリベルの後ろに隠れた…。

 姉ちゃん、対象者と宣伝文句をもう一度、絞った方がいい。

 下着の機能は一度、置いといて、とりあえず下着の見た目は可愛いという話になった。

 とにかく南の国の綿はとても質が良くて肌にも優しいらしい。そこに最近輸入され始めた東のシルクを取り入れて、美しく質の良い下着を作り出したらしい。


 色も沢山あるが、西の国には今までなかった派手さにリリアン様もガブリエラ様も抵抗があるようだ。

 しかし姉の主張によると下着とは意外性!いわゆるギャップが大事なのだそうだ。

「こんな清楚な人が!」というシチュエーションが男性の脳を刺激するらしい。


 そこの検証はどうなっているのだろうか?

「夫とザウルスで試し済みよ!」それだけか?ん…ザウルス?

「言ってもいいなら妃殿下もよ。妊娠したでしょ!」

「…私!何セットか買わせて頂きます!」

 妃殿下まで!これは説得力がある。

「ガブリエラお姉様、もし効果が無ければ返金するわ」

 そこまで自信があるのか姉よ。


 ガブリエラ様は可愛いサーモンピンクとフィリップ様の髪の色のベージュ、瞳の色のオレンジをお選びになった。

「リリベル!」

 おっ矛先が来たか!

「あなたはこんなに良い物を持っているクセにぃ〜!」

 姉に後ろから両胸を掴まれた。

「わーっ!!」完全に八つ当たりだ!


 その瞬間、マレシオン様とザック殿下が入って来た。

「どうしたっ!!」って。

 姉とは言え両胸を掴まれた姿を見られてしまった…。

 お二人の目がリリベルの胸に移り、見る見るうちに赤くなって「失礼したっ!」と出て行った。


「姉ちゃん…私、出来るか分からないと思ってた結婚が、もう絶望に変わった気がする」

「リリ、姉ちゃんが側にいるわ。何なら息子も」

「私もいる。一緒にザウルスがもらってくれるよ」

 どっちも要らないが有難うね。


「大丈夫ですよ〜。だって公爵令息様は、すでにリリベルさんにプロポーズ中だから問題ないですよ」

 シャーロット!!なぜ知っているの?

「なんだ〜リリベルぅ、あんた隅に置けないわねぇ。公爵令息なんて大物!」

「姉ちゃん、あの人、マレシアナ様の弟」

「げっ!ムリムリっ親戚ムリ!」

『大丈夫!リリベルさんはこの世界の主人公でござる?ゴワス?』

 シャーロット嬢、ちゃんと南の言語は正しく覚えてから使って下さいって言ったよね!


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