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最終章―08
「「えー!!」」
ティム以外の、もう一人の護衛も声を上げた。
「それはおめでとうございます!」
彼は礼をとる。
慌ててティムも礼をとり、少し押し黙った後「相手は聞いてもよいのでしょうか?」と、畏まった口調で聞いてきた。
「隣国の姫だよ。不可侵条約を結んでいるが、お互いの王子と姫が適齢期なので、ここらで血縁を結んでおくかと案が出たんだ」
片側が海であり、海から他国が攻めてくるかも知れない。そうなった時、血縁関係を結んでおけば、援護を見込める。
あちらからは姫が俺に嫁ぎ、こちらからは従姉妹が向こうに嫁ぐ。
まだ十六歳らしく、年の差を思うと申し訳ない気持ちになる。
「お姫様ですか……」
「新婚なのに、俺の妻に興味があるのか」
「そう意味ではありませんよ! 殿下にはやっぱりお姫様がくるんだなぁと思っただけです。きっとお似合いでしょうね」
またそんな間抜けな顔をして。




