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最終章―05
「ち、違いますわね……」
ついキッと睨み付けそうになったのを、ぐっと堪える。
「兎に角、友人としてではなく……」
ふと、ティムの視線が熱い事に気がつき、彼を見ると、じっと私を見つめていた。
「つまり、ネルは俺が好きなの?」
「ち、違わないわ……」
私はティムの視線から逃れるように目を反らした。
「…………」
……無言?
ティムを見ると、真っ赤な顔口元を押さえていた。
「ちょっと、こっち見ないで」
ふいっとティムが顔を背けた。
ティム、耳まで赤いわ。
不覚にもそんな彼を、可愛いと思ってしまった。
もっと言うなら、もう少し困らせたい欲望まで出てきた。




