表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネル嬢のおいしい契約結婚  作者: 間波 結衣実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
79/93

7章―05

 ベアトリスがティムに触れるのも、近いのも嫌だと感じる。もっというなら話かけて欲しくない。


 もう一度、噴水の向こうに目をやる。


 ティムがベアトリスの髪を触っていた。



"自分しか見て欲しくないなら本人に言えば良いんだ"



「ティム!」


 大股に足を捌いて三人に近く。


 淑女の礼をとり、騎士の方とベアトリスに笑みを向けた。


「主人に用がありまして、少しお借りしても良いでしょうか?」


「あぁ、構わないよ」


 許可が下りたので、私はティムの手を引く。


 ベアトリスは何か言いたげだったけど、私はそれに気づかないふりをした。


 コツコツと、靴の音がやけに耳に響く気がする。


「あ、あの! 用って……」


「ベアトリスにどうして触れていたんですか?」


「え?」


 振り返りティムを見る。


 目を丸くてしたティムにもう一度同じ事を言う。


「どうしてベアトリスに触れてらしたの」


「……虫が止まったから」


 ……流石の理由。もう脱力してしまうわ。


「……例えそうであっても、今度からは触れないで頂戴」


 "私だけを見て!"なんて死んでも言えない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ