表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネル嬢のおいしい契約結婚  作者: 間波 結衣実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/93

7章―04


 ◇


 城の門番は私の顔を覚えていて、ティムはもうすぐ休憩だと教えてくれた。


 城壁の内側は誰か手入れしているのか、本当に綺麗ね。


 背の低いコリンダーが手前に植えてある。


 花弁の丸くて可愛いこの花を私は結構好き。


「本当ですの?」


 あら、ベアトリスの(いやな)声。


 屈んでコリンダーを見ていて良かったわ。


 声は聞こえるけど、姿が見えないところからして、噴水の向こうにいるのね。


「本当ですよ。ベアトリス様も一度、行ったらよいですよ」


 ……この声。


 そーっと噴水の影から回廊を見ると、やっぱりそこにはティムがいた。


「こいつ新妻と一緒に行って来たからって天狗になってるんですよ」


 ティム以外にも鎧を着た男の人が一人いるわね。


「なってないよ」


 ティムが少しむくれた声を出す。


「そうでしたわね。ティム様はつい最近、結婚したばかり……私も、こんな素敵な人と一緒になれたら……」


 ……近いわね。

 くっつかないで欲しいわ。


「ははは。ベアトリス様にはきっともっと素敵な人が現れますよ」


「そうですよ」


 ティムがそう言って離れるのに、どうしてまたくっつくのかしら。


「うふふ。ティム様って可愛いですわよね。赤くなってらっしゃるわ」


 だからティムに…………この感じの事なのかしら?ミゲルさんが言っていたのは。


 ツンツンとベアトリスがティムの頬をつつき、彼は赤い顔で何やら言っている。


 このティムに触って欲しくないという感情が、ひいては彼を好きと言う事……?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ