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6章―05
「よし、ブライアン。 バビューン!!」
ティムに空高く持ち上げられ、男の子が歓声を上げる。
だけど、ブライアンは思ったより重かったようで、ティムの足元がぐらりとよろけた。
それを見た子供たちが一斉に笑う。
「ブライアンは今日からダイエットね!」
キャロラインの弾んだ台詞に、ブライアンが不満げに口を尖らせた。
降り注ぐ陽光。子供たちの笑い声。
それはそのまま遠くない未来に起こるもののように見える。
「ティムの事になると感情が顔に出るんだな」
殿下!
「もう院長様とはお話が終わりまして?」
「あぁ。いつもより早い期間できたからな。どうしてだか分かるか?」
「いいえ」
殿下のバイオレットの瞳はまるで宝石みたいね……。
じっと見つめていては失礼なのかも知れないけど、殿下の目を反らすのも失礼な気がするわ。
「お姉ちゃんはでんかのお嫁さんなの?」
えぇ?!
栗色の髪の可愛い女の子がじーっと私達を見ている。
「え? でんかの彼女なの?」
男の子まで!




