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4章―02
「わざとじゃないんだ!夜ちょっと目が覚めた時に、なんだろ~?って、思って……」
「要は私が用意した線を超えたのでしょう?」
私は腕を組んでティムを見る。
「超えてない、超えてない!ネルがこっちに来てたんだよ」
……昔、お兄様に寝相の悪さを指摘された事がありましたわね。
「本当ですの?」
「嘘じゃないよ!神に誓って嘘なんかじゃないと言いたい!」
「言いたい!?」
それは言いきってませんわよね?!
「いや、寝ぼけてたから正確かどうか……でも、俺は寝相良いって夜営の時とかで一緒になる奴に言われたりするし、初日だってネルは俺にくっついて寝てたじゃないか」
「……どうして、寝ていた筈のティムがそれを知っていますの?」
あの時、ティムは寝てたんじゃ……。
「え?!いや、ほら……」
「起きてましたのね!?やましい事があるから寝たふりしてらしたのね?!」
「お、俺は何もしてないから!ただネルの谷間が見えただけだから!……あっ」
しまった!と、いう顔でティムは私を見る。




