3章 ー15
布団に入ると、ネルが俺の方に顔を向けた。
わわっ!
腹這いになってこっちに向いてるから、胸元が見えている!
月明かりに照らされていて、さっきより今の方がちょっと……あぁ、もう!精神統一、精神統一……
「あっ!!」
「どうしましたの!?」
「ちゃんとお礼言ってなかったなと思って。こんな素敵な所を提案してくれて有り難う。それから、これからも宜しくね、ネル」
ネルの方に顔を向けると、彼女も布団で仰向けになっていた。
「……いいえ、どういたしまして。お休みなさい、ティム」
「うん、お休み」
邸に戻ったらまた別々だから、これがきっとネルと寝るのは最後なんだろうな。
そう思うと少し気分が重くなった。
ネル、もう寝たかな?
彼女の方に顔を向けると、彼女もこちらを見た。
「幼い頃のお昼寝みたいですわね」
「あはは、懐かしいね。ファンと俺でネルを挟んでお昼寝してたね」
あの頃の俺にネルと結婚するって言ったらびっくりするだろうなぁ。
「今度こそお休みなさいティム」
「うん、お休みネル」
草原の木漏れ日の中、ファンと三人で原っぱの上で昼寝したことがあった。
ネルは真ん中で、俺が目を開けた時にはファンの方を向いて眠っていたけど、寝返りを打って俺にその無防備な寝顔を向けた。
普段気の強い彼女が、あどけない顔で寝ているのを見て、やっぱりネルは年下の女の子なんだなぁと思ったのを覚えてる。
あの頃のネルの頬っぺはプクッとして可愛かったなぁ。
なんだか良い夢がみれそうだな。
ゆっくりと意識は途切れていった。
3章も終わりです。
ブックマークして下さった方、有り難うございます(^^)
下書きをして、公開しているんですが、その下書きがそろそろ完結しそうです(*^^*)
5万字目指していまして、それも達成出来そう!
設定と違いがないか、誤字脱字ないか確認しながら公開するので時間はまだかかると思いますが、最後までお付き合いしてもらえたら嬉しいです♪




