表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネル嬢のおいしい契約結婚  作者: 間波 結衣実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/43

3章 ー08

「別荘はこの林を抜けた先にありますわ」


 窓から見える木々の合間から、くすんだ白い建物が見える。


「わぁ!雰囲気あるね」


 林を抜けるとムデハル様式の建物が姿を現した。


「元はお母様の生家の別荘だったのを、譲って貰ったそうですわ」


 お母様はとてもここを気に入っており、幼い頃は一年に何度もここに泊まった。


「建物の後ろは木が多いですが、目の前は開けていますから、そこで馬を走らせましょう」


 私がそう言うと、止まった馬車からティムが降り、彼の手を借りて私も馬車から降りた。


 入り口には門番が立っており、アントニオは彼にお金を渡す。


 彼は嬉しそうにこの場を離れて行った。


「暗くなったらまた来てくださいます。知った者達だけの方が気が楽でしょう」


 アントニオがニッコリと笑った。


「それに護衛は騎士であられるティム様がいれば充分でしょうし」


 ね?と、アントニオはティムに笑みを向けた。


「お任せ下さい!」


 何故かしら、ティムがはきはきとそう答えても安心感が得られないわね。


「では荷物を運び入れましょうか?」


 アントニオがメリッサに言うと、彼女は「そうですね」と、両手に荷物を持った。


 アントニオは持ってきた鍵で解錠している。


「鍵がありますのに、門番がいますのね。こんな人がいないところの警備なんて退屈過ぎて大変でしょうね」


「それもそうですね。ですが、彼らはこの仕事で生活しているので、なんとも言えません」


 アントニオが扉を開くと、メリッサは荷物を運び始めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ