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2章 ー10
誤魔化そうかしら?
ティムを見ると不思議そうに首を傾げている。
ティムは素直だから少し聞いてみようかしら。
「恋愛的な……ミゲルさんは結構、年上なので、そんな風なのかしらとちょっと思っただけですの」
可愛がってもらっている感じただから、違うのでしょうけど。
きっと男色の師匠だなんて事はないのだわ。
「あぁ、そうだね。ミゲルさんなら師匠になれそうだね」
えっ、師匠になれそう……。
なれそうなだけで、そうなのではないのね?
「ミゲルさん、意外と(女性に)モテるから」
「渋いですものね。(若い男性に)モテるのも納得ですわ」
ティムと私は二人でうん、うんと、頷きあった。
「お礼がまだでしたわね。素敵なソファを有り難うございます」
「そんな!頭を上げてよ。ネルにそんな事をされたらどうしたら良いか分からないじゃないか」
私だってお礼くらい言いますわ。
「ネルにとって、この結婚が不本意なのは分かっているから、少しでもこの家で過ごし易いようにしたいんだ」
ティム……。
昔から優しいとは思っていたけど、思っていた以上に心遣いをしてくれる。
私もティムと殿下の為に何かしてあげたいわ!




