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2章 ー01
暖かい……。
俺の腕の中にある暖かい物は柔らかく、良い匂いまでする。
顎に当たっているこの不思議な感覚な何だろう……?
重たい瞼を持ち上げると、ひまわりの花のような黄色が目についた。
「!」
細い絹糸のようなそれは良く見ると……ネルの髪の毛じゃないか!
癖の少ない彼女の髪が乱れて流れているのを、当たり前だけど、初めて見る……。
……なんだろう。
いけないことをしてる気分。
勿論、やましい事はないもしてないよ!?
でも、こうやって寝ているネルの髪や顔を見るのはいけないいけない事みたいに思う……。
でもネルをこんなにまじまじと見ることがないからか、見てしまう……。
普段開けられている瞳は固く閉じられていて、睫毛は髪色と同じ。
肌も白いから色素が薄いのかな?
目を開けてこっちを見て欲しいような……開けて欲しくないような……。
ずっと彼女の下にある自分の右手がちょっと痛い。
「……」
どかしても良いかな?
彼女に触れ、動かないようにして腕を抜こうとして、手を止めた。
ローブの隙間から……谷間が見える!
「う~ん……」
はっ!
俺は起きてませんよ!寝てますよ!?




