ジョーに会う
みんなぁ~!!
今日も来てくれたありがとうぉ~♪
楽しんでってねぇ~!
今回からルイネのエピソードのなります。
ベッサム新領主に付いては、あれで終わりではありません。
神界の神様も関わって来ますから顛末に期待してください((笑)
それではお楽しみください。
ルイネ達は美味しい朝食を食べ十分に寛ぎ、寛ぎ過ぎていた。
「今からステイン・フィリップ伯爵に会いに行きしょう。
「もしかするとあなた達が興味を持っているジョーに会えるかもしれませんよ」と、面白そうにルネが言い出した。
「私は本当に40人連れ帰っているのかに興味があります。
40人居ない時は私が少し罰を与えましょうか」と、ヨウコさんが面白そうにこたえた。
「今日はジョーに会えるかもしれませんよ」と、ルイネが面白そうに言い出すから、皆は早く行きたいとルイネを急かした。
アニタとオリビアは知っていると思いますが、ステインは普通に昼過ぎまで起きて来ないので、無駄に待つ事になりますから。
「お嬢様、そこは問題ありません。
私が叩き起こしますから」と、ヨウコさんが言い出すので、諦めて行く事にした。
転移した先のステインの執務室は何時もの様に誰もいなかった。
此処へ来ると何時もの習慣になったと今回もヨウコさんが自然に机に備え付けのベルを一度鳴らした。
ステインのこの机は何時も何時も綺麗に片付き、書類の類は何も無いのでルイネはこの机を使って仕事をしているのか怪しく思った。
それもステインの毛だらけの彼の太ももを見たからかと、考えていると、ヨウコさんがこれも何時もの習慣でベルの連打を始めていた。
「ヨウコさんベルが壊れますよ」と、面白そうに言うルイネにヨウコさんは満足そうな笑顔で「はい、たった今壊れました」と、言うので使途の皆が呆れシャーロットは驚いていた。
手持ちぶたさのヨウコさんのイライラが最高潮に達する前に、扉を叩く音がして何時ものメイドがお茶とお菓子を用意して入って来た。
「あなた、遅すぎます!
これからは呼ばれたら何を差し置いても直ぐに来なさい」と、ヨウコさんが言い出した。
会うなりいきなりの叱責に棒立ちのメイドから素早くお茶とお菓子が載った大型のトレーを取り上たヨウコさんが、ソファーに座っているルイネ達に給仕して回った。
「何事ですか、騒がしいですね」と、言って入って来たのはステインの愛娘のジョーだった。
一目見てジョーと分かったルイネとルネにヨウコさんなのだが、そのあまりに変わり様に驚いた。
「これはルイネ様にルネ様にヨウコさん良くいらっしゃいまいた。
此処へ来る前に父を起こしましたので今しばらくお待ちくださいませ」と、普通に挨拶をした。
久しぶりにジョーを見たルイネの感想は、これではさすがに家名を上げる道具には出来ないと思った。
何があったのか知らないし知りたくもないが、今目の前に居るジョーはとてもふくよか過ぎて、好みの薄ピンク色のドレスの上からも良く分る段が付いたお腹は臨月が近いと勘違いするのに十分と三人は思った。
このジョーの体形を見て、嫁入り先で一つ心当たりのクーチー領主の嫡男からすると好みの体形かもしれないが、それ以外で他に思い付く家が無かっし、あの家では家名を上げる事は出来ない。
この前ステインが話した、ジョーは大きく変わりましたが、良く分った。
そのジョーはテーブルに置かれているお菓子を食べたそうにしているのが良く分った。
「何事だ、わしは明け方帰り、今漸く寝付いたというのに」と、文句を言いながら寝巻姿で来たステイン・フリップ伯爵は顔もだが、自慢のポニーテールのヘアスタイルはボサボサだった。
「あぁ~これは神様申し訳ありません。
明け方やっとの事館に連れ帰る事が出来まして、眠ったところでしたから。
この通りでございます」と、言い跪いて祈りだした時に寝巻から覗いた太ももは相変わらず毛だらけだった。
使途の皆と特にシャーロットは誰かから聞いたのだろう、使途の皆と同じようにゴミを見るような目でステイン・フリップ伯爵を見ていた。
「もう良いですから伯爵は此処へ連れ帰った奴隷少女を連れて来てもらえますか」と、指示するルイネに「はい、それは勿論です。
今しばらくお待ちください」
「ジョーよ、お前は連れ帰った少女達をここへ案内しろ」と、ジョーへ指示した。
直ぐにジョーは執務室を出て行った。
「あの如何でしょうか。
そのぅジョーは大きく変わったと思いますが、また人質として如何でしょうか」と、言い出すから、皆呆れてしまった。
そんな中「いいえ、あなたのジョーにもう用はありませんから」と、面白そうにルネが答えた。
「そうですか、本当に残念です。
あれは神様に謝罪し出来る事なら神様の下で使って欲しいと言っていました」
「ところでステイン、春までにもう幾らも残り日数が有りませんが、今日はこれで良いとして、まだ104人残っていますからね」とルイネが言う。
「はい、明日は無理としても最低でも3日後にはまた纏まった人数を連れ帰る事が出来ると思いますから。
そのう、お茶のお替りは如何でしょうか」と、ステインが言い机に備え付けのベルを押そうとするとヨウコさんが急に焦りだした。
(神様お願いです。
ヨウコさんが壊したベルを直してもらえませんか)
(なんじゃ、わし等は直す必要は無いと思うが、良し分かった!)と、馴染みの神様の声と共に瞬時に元通りになった。
ステインは不思議そうにベルを見ていたが、再度ベルを押すと問題なくベルが鳴っている事が分ったから、さらに不思議そうだった。
(ルイネ様ありがとうございます)とヨウコさんが感謝した。
暫くすると先ほどのメイドがお茶とお菓子を用意して執務室にやって来た。
そこでルイネは知った。
これはベルを押す回数でステインの要件が伝わるのだと、そう思うとこのステイン・フィリップ伯爵はよく考えている面白い人物じゃないかと。
お茶を楽しんでいるがジョーは何処へ行ったのか奴隷少女達を連れて来る気配が無いので、ヨウコさんの我慢に限界が直ぐそこまで来ていた。
「ステインさん、何時までルイネお嬢様を待たせる心算ですか」と、言い出したところへ、戸を叩く音がしてジョーが少女達を連れてきた。
「長くお待たせして本当に申し訳ありません。
何分明け方漸く連れ帰った故、多くの少女が眠っていましたから」と、済まなそうに話した。
「そう、それなら仕方がありませんね」と、何も無かった様にヨウコさんが言うのをルイネは面白く観ていた。
「丁度良かったのでこの少女達に昼ご飯を頼みます。
本当は昼までに少女を連れ帰る予定でしたが、何時もながらあなたの邸に来ると無駄に時間が掛かってしまいますから。
午後また来ますから食事を頼みましたよ」と、言い残しルイネ達は転移して遺産に帰った。
談話室で感想をルイネが聞くと、使途の皆もシャーロットもジョーと呼ばれる少女に驚いたと話した。
「それは私達も同様ですね」と、ルイネがルネとヨウコさんを見て言い出すと「一段と貫禄が付きましたねと、言うのは体形の変化もですが、ハキハキものが言えるようになっていますから」と、ヨウコさんが話した。
ルネは「あれでは家名を上げる道具にはならないから、ステインが諦めたんじゃないの?
需要はクーチー家しかないと思いましたし、あの家では家名を上げる事は叶いませんし、そもそも春には無くなりますからね」と、面白そうに言い出した。
「あの、私はステインと呼ばれる人が跪いてルイネ様とルネ様を祈られるのですが、その時見えた毛だらけの太ももが非常に気持ち悪かったです」と、スーザンが言い出した。
「それ私も見たかった」と、悔しがるアニタとオリビアがいた。
ルイネはスーザンは良く観ていると感心した。
昼食は久しぶりのオープンサンドイッチだった。
美味しく食べ寛ぐところをアニタとオリビアに急かされ、それにヨウコさんも便乗して急かすのでまたフィリップの執務室に来た。
すると自然にヨウコさんが執務室のベルを押すと今朝のメイドがやって来た。
(ヨウコさん、お茶とお菓子の要求はベルを続けて短く二回鳴らすようですよ)とルイネが話した。
(そうなんですね、さすがお嬢様。
次回からはその様にします)と嬉しそうに返事を返した。
メイドが気を利かせたようで、お茶とお菓子を用意してやって来たその後ろにジョーが40人の少女を連れて来ていた。
「ルイネ様ルネ様本当に申し訳ありません。
父ステインは明日も暗い内から出かける為、今は寝ておりますから私が父の代わりに少女を連れてきました。
兄は軍隊長と共に少女を探しに領内に捜索に当たっておりますから」と、ジョーが話し祈り始めた。
そのジョーに倣って40人の少女が跪くとさすがに室内が狭くなったので、ヨウコさんが気を利かせて短い時間で祈りが終わった。
「それでジョーに聞きますが、この次はまた三日後で良いのでしょうか。
ステインは三日後と言っていましたが」と、ルネが聞いた。
「父がそう言ったなら三日後でしょう」と、済まなそうに話すから、その時だけは人質の当時と変わっていないとルイネは感じた。
ヨウコさんとルイネが言うとヨウコさんがこの場を仕切ってくれた。
「あなた達をこれから一先ずはナルディ市へ連れ帰ります。
そこで、背中に入っている奴隷紋を此方の神様が消してくださいます。
その次は、誘拐に遭った時の話を衛兵に詳しく話してもらいます。
これは、まだ捕まらない犯人逮捕の為と思ってください。
最短でも明日の夕方には早い人は家に帰る事が出来ると思いますから安心しなさい」と、言いルイネの方を見た。
「ヨウコさんありがとう、私の方から付け足す事はないですから、これからナルディ市の衛兵本部へ行きます。
ジョー、三日後に期待しています」と、言い残してルイネ達は消えた。
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