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神様になった  作者: 小原河童
王都支部長編
650/656

仕官

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!


リアクションありがとうございます。

まだ庭では隠密戦隊が訓練をしていたが、ルイネと瑠璃を見て直ぐにコロンに知らせにエリカが邸に走った。


瑠璃とルイネにルネが隠密戦隊に祈られていると、ヨウコさんが切りが良いと判断して隠密戦隊を立たせ、今日来た目的を告げた。

それで自然と訓練が終わり皆で瑠璃達を案内して邸の中に入ると、そこにはコロンをはじめ使用人が勢ぞろいして今日も笑顔で迎えてくれた。


コロンが先頭に立ってメイドに指示を出し瑠璃達を一昨日の豪華な応接室に案内すると、直ぐに二人のメイドがお茶とお菓子を用意して来た。


給仕が終わりメイドが退出するとバニーが「私はルイネさんのマサパンが一番美味しいと思いますが、此方で頂くお菓子も大好きですから」と、喜び食べ始めた。


瑠璃とルイネはバニーがマサパンと言い出したのでマズいと思ったが、バニーは一気食いはしなかったから一先ず安心できた。

ネットワークで今感じた事をバニーに話すとバニーが(私はルイネさんのマサパン以外は、はしたない事はしませんから)と、言い膨れるから何も知らないコロンとシャーロットが不思議そうにバニーを見ていたが「あのバニーさん、ビワ自家製のお菓子がお気に召しませんか。

それなら代わりを用意させましょうか」と、済まなそうに言い出した。


コロンの問いにすかさず「いいえ、バニーはビワさんのお菓子は大好きでですから。

私はその食べ方がチョット気になりましたから」と、ルイネが言うと使途の皆が皆が笑い出した。


今度は隠密戦隊が不思議がるので瑠璃が「バニーさんはルイネさんの持つマサパンが大好きなのです。

問題はその食べ方で、今もマサパンに似た食感のお菓子を食べる時に実践するんじゃないかと思い少し焦りました。

コロンに話したかもしれませんが、バニーさんはバンドン王国の王女ですから」


「なるほど、身内ならいざ知らずお姫様のはしたない姿を見せることは極力避けたいですからね」と、エリカが言い出しコロンが大いに焦った。


そうそうバニーさんの事で今日来た目的がまだ話していませんね。

今から貴族に会って話を聞きましょう。


地下牢に閉じ込めている貴族たちの所へ転移すると、貴族と冒険者からはじめは驚き次に祈られた。


直ぐににヨウコさんが場を仕切ってくれ、切りが良いと判断す貴族と冒険者たちを立たせた。


「我々に良く顔を見せてくれますか」と、言うヨウコさんに貴族の一人が顔を上げると、ぼうぼうの髭面に大きな赤鼻の周りにそばかすが付く赤鼻を見たルイネはヌネバ市国のジュース市国長を連想した。

どうもその年長の男がリーダー格な様で、二人の貴族と同行して来た冒険者に指示して、跪いたままの状態で顔を上げた。


「コロンさん、この人達を牢から出してくれますか」とヨウコさんに指示で、ギルティーが牢の鍵を開け貴族と冒険者を外に出した。


ルリ様、とヨウコさんが指示を仰ぐと、直ぐに瑠璃が貴族と冒険者を連れて転移した。


一昨日作った広い取調室だったがさすがに人が増えて狭く窮屈感が出てきたので、もっと広い物に作り替えると瑠璃が言い出した。

瑠璃が両手を使い取調室を広げる作業をしている間に、ルイネは机と椅子を追加した。

それらを初めて見るジョアンもスーザンも驚いていた。


神様だ、神様は本当に居られたのだと、貴族と冒険者たちが大騒ぎをはじめ、また瑠璃達は祈られた。


祈る貴族達を見下ろし「初めに断っておきますが、我々神に隠し事も嘘も通用しませんから、話す時はよくよく注意しなさい。

我々が嘘と判断するとその者には石になってもらいますからね」と、瑠璃が言い出した。


「私はストング領主から新領主に就いたアリエル・テダラーについて陰で協力しました。

テダラーはストングと違い魅力のある領主の器に相応しい者と思いました」と、ルイネが話すと3人の貴族は驚き冒険者と一緒にまた祈り始めた。


「冒険者のあなた達も椅子に座りなさい」と、瑠璃が指示した。


「それで、話を聞いたところナルディア領主に仕官したいとの事ですが、はじめにその分けを聞かせてくれますか」と、瑠璃が話した。


三人の貴族は瑠璃とルイネにルネを前にして相談を始めた。


入り口の両側に、コロンの仕事人と隠密戦隊が座り、瑠璃達の後ろに瑠璃の使徒とルイネの使徒にシャーロットとローナが起立して、相談をしている貴族達を見下ろす格好になっていた。


(ルリ様、先程の貴族はヌネバ市国のジュース市国長を連想しますが、背格好も同じですから面白いです)と、ルイネが言い出した。

(私が見た時にジュースは顔が長く特に顎が長かった様に思います)と、ルネが言い出した。

突然瑠璃が可愛い声で笑いはじめたので、相談している貴族に緊張が走った。


「あっ、すみませんね。

どうぞ相談を続けてください、今少しは待ちますから」と、言う瑠璃に安心した様に感じられた。

瑠璃の話にエレンが「そう言えば赤鼻で気が付きませんが良く観るとジュース市国長に顔が良く似ていますね」と、言い出すからアースンも「本当に体形も同じように感じます」と、言い出した。


と、話していると漸く結論が出たようで「大変申し訳ありません、我々はストング領内でも辺境な田舎に住んでおりまして、主な仕事は代官の手先でその何と言いますか名主のような仕事を代官にあてがわれていました。

それで今は悩んでおります。

神様にお会いするまではナルディア領主に仕官する心算でしたが、領主があのストングから元領主のテダラー様に代わったと聞きましたので、今は領にへ帰ろうか、それともこのままナルディア領主へ仕官するかとです」と、話した。


そう言えば紹介がまだでしたね。

ルリ様宜しいでしょうか」と、ヨウコさんが了解を求めた。


でははじめは私がしましょうと、マイが言い出した。

「こちらにおられる神々しい神様はルーノンの神、ルリ様です。

後ろに控えている方々はルリ様の使徒の皆様です。

私は主様から些事一切を任されたもので、マイと申します」と、マイが言い綺麗なお辞儀をした。


「では、私の方もしましょう。

ルリ様の隣に居らっしゃるのは、私の主様であるルイネお嬢様です。

その隣はルイネお嬢様の妹君のルネ様です。

ルネ様はルイネ様の分神でもあります。

後ろに控えるのは、お嬢様の使徒とルネ様の神官です。

私はルイネお嬢様から些事一切を任されたものでヨウコ、と申します」と、言い綺麗なお辞儀をしてみせた。


「それで、あなた方は」と、聞くヨウコさんに、リーダー格の貴族が「順序が逆になりました無作法を先ずはお許しください。

私はストング領主の下ソーゼント市代官配下のリンゼイ・レイーダーと、申す田舎者でございます。

立ってくれるか」と、レイーダーが連れてきた冒険者を立たせ三人の紹介をした。


次の貴族が紹介を始めようとした時に瑠璃が、「それだけでしょうか」と、言い出したら青くなったレイーダーが「と、仰るとまだ何か」と、不思議がった。


「趣味に特技と恋人や未婚か既婚等の家族構成が抜けています」と、言う瑠璃に後ろの隠密戦隊がざわついたがそれを無視した瑠璃は「その程度は当たり前でしょう。

良いですか、あなた達は仕官の口を求めて単身で来ているのですから」と、瑠璃が話すとレイーダー達や隠密戦隊も納得した。


「そうですね大変失礼致しました、ソーゼント市に妻と息子と娘二人残してきました。

趣味や特技は有りませんが、読み書きは出来ます、自信があります」と、話すから興味を持って聞いていたアースンはそんなの最低限の常識だろうと呆れてしまった。


「私はアッチン・ペイジと申します。

リンゼイさん同様にソーゼント市代官配下の者です。

特に剣術が優れているとか趣味もありませんが、多少不安ですが読み書きは出来ます。

独身です」と、言い連れてきた二人の冒険者を紹介した。


髭ぼうぼうの顔でも、美男子というのが良く分り、紹介を期待を持って聞いていると、読み書きが不自由と聞き皆んなはガッカリした。


「私はブックル・キャプスと申しまして、前の二人と同じです。

同じというのは、ソーゼント市レスリー・ギャレット代官の配下でした。

アッチン同様に独身ですが、アッチン位に見た目が良くないのでいい歳ですが未だに未婚です。

年老いた母と二人暮らしです」と、話し連れて来た3人の冒険者を紹介した。


「ありがとうございます、それで今でもナルディア領主に仕官する心算があるのなら申し上げますが、領主様は仕官の応募は現在行われていませんからね。

それから、レズナー・ストングから領主はテダラーに変わりましたから、新たなテダラー領で新領主に仕えるのが宜しいと私は思います」と、瑠璃が話しルイネの方を見た。


「私もルリ様と同じ意見ですね。

私がテダラーを領主にとジョージに推挙した事もあり、アリエルもあなた方の様な有能な人材を広く求めていると思いますから、異郷で新たな仕官の口を求めるよりか活躍の場が故郷で待っているのじゃないでしょうか」と、言い出すからアースンが呆れた。


コロンは面白そうにやり取りを聞いていた。


「領へ帰られるのなら私が責任を持ってお送りますが如何でしょうか」と、ルネが真剣に言い出すから「それなら我々を領に連れ帰ってください」と、リーダー格のレイーダーが答えた。

「なぁ、それで良いだろう」と、二人に話すと「俺はそれで良いよ。

今は新領主に期待したいからな」と、アッチン・ペイジは了解した。

「二人がそれで良いなら、私も従うよ」と、意見が纏まった。


「ルネに付いて我々もテダラー領主に会いに行きませんか。

私はあの後のテダラーに会っていませんので、少し興味が出てきました」と、ルイネが言い出し直ぐに行く事にした。

「コロンさんと隠密戦隊の皆さんも一緒に行きましょう」と、言うルイネに喜び直ぐにテダラーの執務室に転移した。


「これは、ルイネお嬢様良くいらっしゃいました。

私はもう会えないのかと本当に残念に思っていましたから、今日は良い一日になりそうです」と、祈る姿勢のテダラーが話しはじめたところ、むさ苦しい格好をした男たちがテダラーに向き跪き臣下の礼をとったからテダラーは驚いた。


「お嬢様」と、言うヨウコさんにこの場をルイネは任せた。

「テダラーさんお久しぶりですね。

今日は大勢で来ましたから少し私達を紹介しましょうね。

はじめに、此方においでの神様は、ルーノンの神であるルリ様です。

隣が、ルリ様の使徒であるエレン様です。

同様にエレン様の隣がセレス様です。

その隣はバニー様とジョアン様です。

最後がローナさんです」と、ヨウコさんが紹介するとバニーとジョアンは軽く会釈した。


「エレン様の隣のメイド姿の者はマイと言いましてエレン様の執事です。

それから、お嬢様の隣はお嬢様の妹君のルネ様です。

あなたは初めて会うと思いますが、お嬢様の分神です。

その隣はアニタと言いましてお嬢様の使徒です。

続いて、使徒のオリビアにスーザンとシャーロットです」と、ヨウコさんが話すとシャーロットは軽く会釈した。

「次は、お嬢様の神官であるコロンとその配下です」と、ヨウコさんが話した。


「最後はあなたに臣下の礼をとっている貴族は、あなたが領主になった事を知らずに、ストングの愚行を恥じ入りナルディア領主を頼り仕官を求めた者ですが、お嬢様があなたの事を話されると翻意したのでこうして連れてきたのです。

どうか寛大な措置を頼みます、これはお嬢様の提案ですから」と、ヨウコさんが説明するとテダラーは感謝し「お嬢様の意のままに」と、言うので丸く収まった。


ヨウコさんが紹介する途中でお茶を用意してきたルーが驚き、祈り始めたので、お茶をマイが受け取りソファーに座る瑠璃達に給仕して回った。


「あちはテダラーさんの娘さんのルーさんです」と、ルリ達を祈る娘をヨウコさんが紹介すると、少し遅れてきた来た執事はルイネとヨウコさんを見て驚いていたが、貴族と冒険者を連れて退出した。


「テダラーさんとルーさん、紹介しましょうね。

此方がアースン・ナルディア侯爵様です。

レズナー・ストングとの決闘で一時はナルディア領になるところを、ナルディア侯爵様は飛び地は要らないと御断りになり、私があなたを推したのです」と、ルイネが話すとアリエル・テダラーはアースン・ナルディア侯爵に感謝を言った。


「それで私はまだ忘れていませんが、あなたは早く世継ぎをもうけてくれないと私が困ると王宮で言いましたが、実践されているのでしょうか」と、ルイネが言い出した。


「それが何分相手が要る事でありますから、私の一存では簡単に事が進みませんので今しばらく見守り下さい」と、娘の手前恥ずかしそうに言い出した。


「そうそう、貴方に申し付ける事が出来ました。

今連れ帰った貴族ですが、あの者等はいずれもが読み書きが不自由ですから、貴族を含め領民の識字率を引き上げ文盲の者を少なくするようしなさい。

領内も優秀な人材が不足しているのでしょう」と、ルイネが言うので瑠璃は大満足だった。


「ナルディア侯爵様には感謝しかありません。

この通りでございます」と、言い親子で跪いた。


「あの決闘は一方的にストングが言い出した事ですし、私は初めての社交界で面白い体験が出来たと思っていますから」と、アースンが貴族の雰囲気を出し面白そうに言い出した。


「私はこの世界を任された神ですから、一方的に肩入れはしませんが、貴方に期待していますからね」と、言い瑠璃が微笑むとテダラー親子は祈り始めた。


「最後にあの者等に過大な期待は望めませんから、元の職に戻しなさい」と、ルイネが言い、転移してコロンの邸の応接間に戻った。

チョットでも面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価を、下にある☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにして下さると、河童が大喜びします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

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