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神様になった  作者: 小原河童
王都支部長編
646/652

ジョアン使途になる

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!

何もない微かに黄金色の光に照らされた無音の不思議な空間にジョアンは驚いた。

「ここは神界に在る私の部屋です。

ジョアン、貴方に聞きますが、まだ私の使徒になりたいと言うのでしょうか。

今なら代官の職がアースンによって約束されていますが」と、言う瑠璃の話を聞いてジョアンは今までの不安の表情が消え大喜びだ。


「ルリ様、本当に許されるのでしょうか」

「はい、勿論です」

「私は他ならぬルリ様に使徒になりたいと前から願っていましたから、今朝隠れ家で暇を出された時は絶望で目の前が真っ暗になりました。

それで、私は何をすれば良いのでしょうか」


「それなら覚悟を聞かせてもらいましょう。

私の使徒になるのなら生涯独身と、同衾も禁止です。

如何ですか」と、瑠璃が話すのを弾けるくらいの笑顔で、ジョアンが聞いていた。


「はい、既に話した様に私は一人身で構いません。

私は生涯独身であると共に同衾もしません」と、ジョアンが力強く宣言した。


すると何もない空間の何処からか、それは良い覚悟じゃなと、言う声が聞こえてきた。

声が聞こえた方を見ると、多くの神様がやって来るのが分かった。


「ふむ、良い覚悟じゃな。

其方が瑠璃の使徒になりたいという者じゃな、其方は良いぞ」と、喜ぶ馴染みの神様は喜んだ。


これからあなたの健康診断を始めますから、ジョアンは服を脱いで裸になってくれますかと、言う瑠璃に隠れ家でみせたジョアンとは違い直ぐに服を脱いで瑠璃の前に立った。


ジョアンは瑠璃の指示で両腕を上に上げると、顔の近くが限界だったので、腕の付け根を神威で治した。

次は日神様が用意した寝台に寝かせて、骨盤の矯正をして直ぐに終わった。


「なんじゃ瑠璃よ、これで終わりか」と、馴染みの神様が言い出した。

「はい、ジョアンに付いては9月に健康診断をやっていますから、今見ると異常は認められません」と、言うので多くの神様が納得した。


では、其方はわしの前に来てくれんかと、言う馴染みの神様の前に来ると、直ぐに虹色の光に包まれた。

これで時間が出来たと瑠璃はお茶にしようと言い、テーブルと椅子を出し各人の好みのお菓子を出した。

今回もゴズが居ないのでヨウコさんが喜びマイと一緒に瑠璃を手伝った。


「これはバニーさん用です」と、ルイネが言い大盛にしたマサパンの皿を出したら瑠璃もバニーさん用と言い、ホットミルクを大ジョッキで出した。

大盛のマサパンと大ジョッキに入ったホットミルクを見てバニーは大喜びだ。

テーブルに瑠璃とルイネが付きお茶の時間が始まった。

瑠璃の両隣に日神様と馴染みの神様が座り、ルイネの両隣に美神様と戦の神様が座った。

ルネの両隣が日神様とシャーロットになった。


エレンの隣に酒の神様が座りエレンは、初めて使った酩酊について話していた。

今回もオリビアの隣に貧乏神が座っているのが面白く、オリビアが無駄に緊張しているのを何も知らないスーザンが不思議に見ていた。

その後は騒ぎの中心に居るバニーの方に自然に目がいき、バニーはマサパンの一気食いとホットミルクの一気飲みを見せていたから、自分の前にあるマサパンは、バニーさんの様に食べる物と勘違いして不思議な一気食いをしていると、マサパンが喉に詰まって咳き込むところを皆に見られ呆れられた。


アースンがスーザンがする一気食いを面白そうに見ていたが「スーザン、無理してバニーさんに付き合う事は要りませんから。

あの食べ方はバニーさんしか出来ないと思いますし、普通に食べる物ですからね」と、言い出した。


「いいえ、スーザンは私の様に食べると本当の美味しさが分かりますから」と、バニーが言い出すからバニーの上唇が白くなっているので彼方此方で爆笑が起こった。


お茶と美味しいお菓子で一息ついた皆は、そのあとは神様と大いに話て時間が過ぎた。

日神様について瑠璃は心配になってジョアンが寝ている寝台に行くと、丁度良い時間でジョアンの中に虹入りの光が入り切るところだった。

ジョアンの幼児体形の裸を日神様がよく見ているのが瑠璃からすると面白そうに見えた。


「気が付いたね。

次は覚悟を聞いた神が待っているから、先ずは其方へ行ってくれるかい」と、言う日神様に瑠璃がジョアンを連れて行った。


「ジョアンにはナイフを持たせたいと思います」と、瑠璃が言うのを聞き、そうかと頷きジョアンの頭に手を翳すと一瞬で終わった。


「ジョアンよ、次は服を着てくれるか。

今は上着は良いからな」と、馴染みの神様の指示で、皆が見ている中でジョアンは直ぐにアースンが用意した豪華なドレスを着てみせた。

その仕草に一番驚いたのがスーザンで、スーザンは色々覚える事があるが、先ずは服が自由に着る事が出来るようになる、これを目指そうと思った。


「ジョアンはこっちへ来て先ほどの様に寝てくれるかい」と呼ぶ日神様の声で、寝台に寝たがすぐに体を起こし服を脱ごうとしたので日神様を慌てさせた。

その頃になると寝台の周りに多くの神様が集まり、その直ぐ近くでジョアンは瑠璃が居るのを見つけ安心する事が出来た。


「ではこれから始めるが、ジョアンは怖がる事は要らないからね」と、日神様がジョアンを安心させた。

その時ルイネが心配なら私の手を握っていると良いですよと、言い小さな手をジョアンの手に軽く添えた。

日神様がジョアンの頭を何時もの様に摩り、時に指圧の様な仕草を繰り返したが、ジョアンが生娘とは言わなかった。

ルイネはジョアンの純潔を奪ったのは兄のアクトと思った。

日神様の体がジョアンの上半身の近くに来ると、日神様がジョアンが着るブラウスのボタンを外しはじめた。

急にジョアンの体が硬くなり緊張し始めるのがルイネに良く分ったので「ジョアン、安心しなさい。

心配なら私が添えた手を握っていると良いですよ」と言い微笑むとジョアンは幾らか安心する事が出来た。


ボタンを4つ外し日神様の両手がジョアンの胸に伸びて、ジョアンの平たい胸を揉みはじめた。

ほぼ皮膚の下はあばら骨といったジョアンの胸を丁寧に揉み、次第にジョアンが快感を感じ始めた。

ジョアンの顔が赤くなり、次第に息遣いが不規則に大きくなったりし始めたところで突然「よし、これで終わったよ。

ジョアンは寝台から降りて僕の前に来てくれるかい」と、言う日神様の指示でジョアンはブラウスのボタンを留め日神様の前に直立して緊張していた。


「では、ジョアンはアイテムボックスと念じてみてくれるかい」の指示で念じる事の意味が分からず、小さな声でアイテムボックスと呟いた。

「声に出す必要は無いからね。

心の中で唱えてごらん」と、日神様が聞かせた。

そのジョアンはアイテムボックスが分った様で驚いて震えだした。

「うん、分かった様だね。

次は武器と念じてみようか」


「はい、分かりました」と、言い、青くなって震えているジョアンに「出来たようだね。

ここには凡ルーノンの世界で手に入る各種の武器が、それぞれ100万個用意してあるからね。

これ等はジョアンが自分で使っても良いし、他人に貸し与えても良い。

不足分はそこに居る鍛冶の神が直ぐに補給してくれるから心配は要らないよ。

ルーノンに居る高名な鍛冶師が作る武器よりも遥かに高性能で、良く切れるからね。


次は、装備と念じてみようか」

「はい、装備」と、また小さい声で呟いた。

何も無いので、失敗したのかとジョアンは思い、さらに少しだけ大きな声で呟いたが、何も頭に中に浮かんでくるものは無かった。

「うん、出来ているようだね。

今は空の状態だから、帰りには製鉄の神がジョアンに良く似合う服を作っているから、服を脱いで入れてみると素晴らしさが良く分るよ」と、話すとジョアンは直ぐに服を脱ぎ裸になった。

そして着ていた服をアイテムボックスに入れると、日神様が話した素晴らしさが良く分った。


「神様、これは素晴らしいです。

服全てが種類別に収まっています」と、言い笑顔で喜んだ。

「うん、此処には服の他は身の回りの小物を入れる事が出来るからね。


次は消費と念じてみてくれ」

「はい、消費」と、小さく呟くジョアンが可愛く、日神様が微笑んでいる。

「そこに有る各種ポーションは種類ごとに100万個があるからね。

それらは、ルーノンの世界ではとても貴重なもので、神のする手当には及ばないが、とても素晴らしい効果があるから使いどころは瑠璃に聞くと教えてくれるからね。

後は、各種ポーションを作る薬草などの材料がほぼ全ての種類が100万個入っている。

これ等は、各治癒士などが材料不足で困る時に分け与えれば良いと思う。

これ等はあそこに居る薬の神が直ぐに補充してくれるから、ジョアンは一切不足を気にする事は要らないからね。

次はジョアンも良く知る倉庫だ。

倉庫は素晴らしい物で今までの物と大きく違い、先ず容量は6000億リュウ有るからほぼ無限と言っても良いね。

ここへは何でも入れる事が出来るが、例外として生きたものだけは入れる事は出来ない。

他は何でも入れると、身の回りの品などは特に意識する必要なく、自然に収まるところへ収まるからね。

熱い物は何時までも熱く、冷たい物は何時までも冷たいままだ。

ただ、熱い物を冷やすとか冷たい物を温めると言った事は出来ないから注意が必要だね。

入れると自動で仕切りが付き、他の物と絶対に混ざる事はないし、匂いや汚れも付かない。

倉庫に付帯して金庫があるが、これは財布と同じ物だからね。

一般人が持つアイテムボックスと違い、倉庫と金庫のどちらかが容量が一杯になると、使い物にならないといった事はないからね。

そうそう、金庫の限度枠は5000億イェン有るから、使徒としては十分と思うよ。

アイテムボックスと金庫については僕が作った物だから、上手く使い瑠璃を助けてやって欲しい。


神様の説明を聞いたジョアンが倉庫と念じると、そこには朝アイテムボックスに仕舞った数少ない大切な私物が目についた。

何か質問があるなら答えるし、無いなら馴染みの神の所へ行ってくれ。

ジョアンに着せる服を色々考えて拵えていたから」と、微笑むと日神様にお礼を言いジョアンは瑠璃が呼ぶので指示に従い馴染みの神様の前に来た。


「先ずは其方はこのパンツを穿いて、これを身に付けてくれんか」と、言い何時ものパンツとキャミソールをヨウコさんに渡した。

ヨウコさんが良い笑顔でジョアンに渡したところ直ぐにパンツを穿きキャミソールを身に付けた。


次にどの様な服が出て来るか瑠璃が興味を持ってみていると、恥ずかしそうにして馴染みの神様はシャーロットが着ているデザインとよく似た淡い赤色の豪華なフリルが付いた赤い服を出した。

ただ、そのスカート丈だけは、アースンが身に付けているスカートと同じで短かった。


瑠璃が興味を持って馴染みの神様が用意した服を見ていると、「わしでもこれ位の服は拵える事は出来るからな」と、言い出した。

「ジョアンは代官と聞いた為、シャーロットの服によく似た物を拵えた。

先ずは服を着てくれんか」と、言い馴染みの神様はマイを呼び服一式を渡した。


マイから服を受け取ると、器用に服を着始めるので、スーザンはジョアンが服を着る様子を良く観ていた。

さらに、足を隠すために白色のニーソックスを出し、それもマイに渡した。


「ヨウコはルイネの使い魔だから今はマイに頼むのじゃ」と、馴染みの神様が話すとヨウコさんは納得した。


服は半袖の仕様の為、手袋は軽く肘上までカバーするものだった。

イヤリングも淡い赤色の宝石が付く、誰の目にも良く分る非常に綺麗なな物だった。

さすがにジョアンもイヤリングだけは付けた事が無い様子で、苦労しているとマイが受け取り簡単に付けてくれた。

靴は踵があるシャーロットが履いている靴によく似たデザインで、此方も淡い赤色の物で、微かに光っている品の良い物だった。

「最後はこれじゃ」と、言い出したコサージュは瑠璃がデザインされた、瑠璃の使徒が持つ物と変わりがなかった。


マイがコサージュも見た目が良いと判断した胸元に付けたので、ジョアンが礼を言った。

「ジョアンよ、今そなたに着せた服もイヤリングもコサージュもそれぞれ意味があるものじゃ。

これ等は全てが破壊不可なもので、服は体を手袋は腕から手にかけて、ニーソックスは膝、靴は足をあらゆる攻撃から守ってくれる。

コサージュはジョアンが食べる毒を無効化してくれる物じゃ。

イヤリングは頭をあらゆる攻撃から守ってくれるから、此処に居る使徒同様に無敵じゃ。

其方の寿命は4000年有るから永遠と思える時間かも知れんが、思ったよりも短いから、その時間を有効に使い寿命が尽きた時は名無しの神になれるよう瑠璃に付いて多くの経験を積む事じゃ。

それから、其方の体は今より変化する事はないからな。

それに、湯浴みの必要もなくなったと、こんなところじゃ」と、説明した。


「おぉそうじゃった、まだあったな。

今着た服に靴などは、其方以外では瑠璃しか脱がす事は出来んからな」と、馴染みの神様が説明してくれた。


「色々考えましたが、ジョアンあなたに持たせる武器はナイフにします。

これからあなたに良く合うナイフを作りますからね」と、言うとアイテムボックスから虹色に輝くクレイモアを出した。

それを瑠璃が器用にこねはじめさらにこねてこねていくと次第に小さくなっていき、ルイネが持つナイフによく似た大きさのナイフが出来上がった。

そのナイフは柄が黒くルイネが持つナイフとほぼ同じ大きさでも、ナイフの両方に刃が付いたルーノンでは見る事が無い物だった。

鞘はルイネが持つナイフと同じデザインだった。

「よし、これで完成です。

ジョアンはこれを使い私を助けてくださいね。

う~ん、この服ではナイフはアイテムボックスに仕舞いましょうか。

必要がある時だけ取り出して使うのが良いでしょう」と、言いジョアンにナイフを与えた。


「ルリ様、漸く私の念願が叶いました。

この先ルリ様に付いて行きます。

それに、使途の皆様の末席に加わる事が出来て、今は本当に嬉しいですし、ルリ様にはこの様な素晴らしいナイフ迄与えていただき感謝しかありません。

本当にありがとうございます」と、言い跪いて祈ろうとしたところで、瑠璃に止められた。


「ジョアンは使徒になったのですから、私に祈りは不要です。

それから、私の判断であなたを使徒にしたのですが、それにはルイネさんが私に良い事を話してくれましたから、私は翻意しましたから私よりもルイネさんにお礼を言いなさい。

ただ今朝は少々ジョアンを不安にさせたかもしれませんね」と、瑠璃が言い出すからルイネはジョアンを何事も無かった様に嬉しそうに微笑んでいた。


「ルイネ様につきましては、あの時無礼を働きましたが、今ようやく念願が叶いルリ様に仕える事が出来ました。

本当にありがとうございます」と、ルイネに向かってお礼を言いお辞儀をした。


「ジョアンはルリ様を助けてくださいね」と、ルイネが本当に良い笑顔で話した。

(ルリ様、エレンから凡その事を聞いていますが、今朝の隠れ家の様子を推察するとジョアンを連れ帰るのが心配です。

それで、私がファシネイトを使いましょうか)

(私も想定外の事で使用人があそこ迄ジョアンを気に掛け心配しだすので、ルイネさんが良ければお願いします。

この事は私とルイネさんの二人だけに秘密にしましょう。

その方が良い様に思いますからね)と、ネットワークで瑠璃が話しルイネはルリの役に立ったと喜んだ。


「普段はこれから隠れ家でジョアンのお祝いをするのですが、既に夜が明けますからお祝いは明日にしましょう。

アースンとセレスの方はそれで良いでしょうか」

「はいルリ様、今は優秀な執事とキリンが居てくれますから、私の方は問題ないと思います」と、セレスが言うと「私の方もスゥとゴズさんが居てくれますから時間に自由が利くと思います」と、アースンも同意した。

「ルイネさんは如何でしょうか」と、聞く瑠璃に私の方もそれで良いですと、ルリに伝えた。

では今から隠れ家に帰りましょうと、瑠璃が言い各自が神様にお礼を言い瑠璃の転移で隠れ家の庭に帰って来た。


「あのルリ様、私達は今日の所はここで失礼します」と、言いアースンとセレスは舘に帰った。

チョットでも面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価を、下にある☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにして下さると、河童が大喜びします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

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