代官ジョアン・ナルデア誕生
みんなぁ~!!
今日も来てくれたありがとうぉ~♪
楽しんでってねぇ~!
本編に久しぶりに登場する執事マグローは、マリンドル・エンドルフ子爵付きに執事でした。
領主サンランド・ナルディアを裏切り、タニスン・ナルディアに脅されていた経緯があります。
これらは領主代行した瑠璃の検分によって、代官の不正と共に明らかになりました。
それではお楽しみください。
「アースン、シャーロットを少しの間ローナに会わせてやって欲しいんだけど」と、ルイネが言うとシャーロットが恐縮すした。
もう直ぐセレスがローナを連れてきますよと、瑠璃が言うと戸を叩く音がして、セレスがローナを連れてやって来た。
ローナはシャーロットの豪華な服を見て素で笑い出し途中からは爆笑た。
「あっ、皆様大変失礼いたしました。
私が良く知るシャーロットの変わり様が可笑しくて、つい笑ってしまいました。
その最も貴族らしくないシャーロットが、今は最も貴族らしくなっていますから、これで、某とか言われるともう我慢できませんから」と、言いまた笑い出した。
「ちょっとローナさん、某は我慢しますから少しは場を弁えなさい」と、シャーロットが言い出すとローナの大笑いは止まらなくなった。
ローナの大笑いに膨れるシャーロットが「あなたも某の事を笑えませんからね。
何ですか、その服は。
それで、会う人会う人に敬礼をしてるんじゃないでしょうね」と、言うのを聞いたセレスが爆笑するので皆が不思議がった。
「そう言えばゴズさんが言っていましたね。
ベッサム軍式の敬礼の事を」と、ルイネが話した。
「えっえ~、やっぱりしていましたか。
ローナは某を見習いもうベッサム軍の習慣は忘れなさいと、シャーロットが言い出すから「それを言うならシャーロットもでしょう。
いや、某さんでしたか」
「まぁ、本当にあなた達は本当に仲が良いのですね。
シャーロットがローナが心配ローナが心配と何時も言っていますからね」と、ルイネが面白そうに話したら、シャーロットの顔が真っ赤になっていた。
「如何ですかシャーロットさん、安心出来ましたか」と、ルイネが聞くと顔を赤くしたままで下を向き、小声で「はい」と嬉しそうに返事をした。
また戸を叩く音がして「やはり此処でしたか。
さぁ、ジョアンは中へ入りなさい」と、言ってゴズがジョアンを連れてきた。
「アニタさん、あの人がゴズさんですよ」と、小声でオリビアが知らせた。
「ゴズに初めて会う人もいますから私が紹介しましょう。
此方が私の使い魔のゴズです。
ゴズは女性にもの凄く人気がありますからね」と、瑠璃が紹介した。
「ゴズはオリビアさんを知っていますよね。
その隣がアニタさんです。
その隣はスーザンさんですが、ゴズも知っていますよね。
その隣はルネさんの神官のシャーロットさんですから、宜しく頼みますね」と、瑠璃が紹介した。
瑠璃に紹介されたゴズは二人に軽く会釈をした。
「準備は整っていますが、余り貴族を待たせるよりも始めませんか」と、ゴズが言い出すから、ゴズの後ろに隠れるようにして立っているジョアンが更に緊張してるのが良く分った。
そこへ催促にJDホリソンもやって来た。
「では今から始めましょう」と、言うアースンの合図で、瑠璃達の姿は見えなくなった。
それに驚いたジョアンを連れて社交界に使われた大広間に連れて入った。
「おぉ~」と会場から歓声が起こった。
「直ぐに済みますから教えた通りにジョアン、今はここで待機ですよ」と、ゴズが小声で指示してアースンに同行してステージに上がった。
「皆早朝にも拘らずよく集まってくれました。
感謝します」と、アースンが労いゴズに指示した。
ゴズはジョアンに頷くとそれが合図となり、ジョアンはステージの直ぐ前に来て跪いた。
「ジョアン・ナルディアには社交界で発表した様に子爵位を与えます。
それから、小さい街ですがコールスバーク市の代官に任じます」と、アースンが宣言した。
会場からは「おぉ~めでたい」と、言う声が聞こえてきた。
(あのゴズさん、これはゴズさんのアイディアでしょうか)と、アースンが聞いた。
(いいえ、私は何も指示は出しておりません)とゴズが答えた。
ジョアン・ナルディアは前に出て、領主様に宣誓をしなさいと、手はずどおりにゴズが言い、JDホリソンが証である鍛冶の神様が作る剣をジョアンに授けた。
「ジョアン・ナルディアありがたく拝命したします。
領主様に二心無く終生変わらない忠誠を誓います」と、見事な活舌で宣誓をした。
「宜しい。
と、言う分けで急遽集まってくれた皆にジョアンはよく顔を見せてやって欲しい。
ここに集まる皆にも話しておきますが、ジョアンは私の縁者ですが一切の遠慮は要りませんから、よく指導してやってください。
その代り指導と称して、理不尽な事をするのは許しませんから」と、アースンが話した。
ジョアンが振り向き「皆様本日は忙しい中を私のためにお集まりくださり本当に感謝しています。
私の父については、私も評判は良く知っています。
それで、世間の常識に疎い処が多く有りましょう。
皆様方どうかご指導宜しくお願い致します」と、精一杯の覚悟を言いお辞儀した。
ジョアンがする挨拶に大満足のアースンは微笑み「これにて解散とします。
以上で、ジョアン・ナルディアの叙爵式は終わります。
皆の協力に感謝します」と、アースンが集まる貴族にジョアンの叙爵式の終わりを宣言した。
「ジョアンはこちらへ」と、言うゴズに促されたアースンの執務室に移動した。
ゴズさんは隠れ家の執事の筈が、領主の館を知り尽くし自由に歩いているし、多くの使用人に会っても誰もが挨拶をする事が不思議だった。
アースンの執務室に入ると瑠璃とルイネがそれぞれの使徒を連れて待っていた。
緊張するジョアンは二人の神様を思わず跪いて祈りだした。
そこへ遅れて領主のアースンが執事を連れて入っていた。
「これからジョアンを連れてコールスバーク市へ行きましょう。
ジョアンの留守を預かる執事のマグローに会わせたいですから」と、瑠璃の一言で領主のアースンも納得した次の瞬間ジョアンは知らない執務室へ連れて来られていた。
無人の執務室に来ると直ぐに机に置いてあるベルを鳴らすと、ヨウコさんが「何時もの習慣が出ました」と、いい笑顔で言い出した。
「それにしても遅いですから、また厳しく言っておく必要がありそうですね」と、アースンが瑠璃と話していると執事がやって来た。
「これは神様に領主様よくいらっしゃいました。
そのぅ、帳簿を用意しておりましたので時間が掛かってしまいました。
申しわけありませんです」と、冷や汗をかき謝罪を始めた。
領主様と、ゴズが促すので、アースンが紹介した。
「今朝話した様にお前に新しい代官を会わせるためにやって来た。
新し代官はこちらのジョアン・ナルディア子爵だ。
ジョアンはコールスバーク市へ常駐はしないから、市内で起こる一切の事案ついては執事のお前に責任をとってもらうからな。
前にもその事は話したが再度申し付ける。
良いな、マグローよ」と、アースンが厳しい口調で言い出すからジョアンは余計に緊張した。
「はい、それは良く承知しております。
それで新代官様に会わせようと私兵を待たせておりますから、是非会ってやってください。
皆気の良いやつらですから」と、マグローが言うので、ジョアンがアースンと瑠璃の顔見た。
「宜しい。
それならジョアン、会ってやりなさい」と、アースンから了解が貰えたのでジョアンは会う事にした。
案内する執事の後について邸の中を移動するが、これ迄ジョアンが良く知る邸と大きく違い高価な調度品は何も無かった。
案内された大部屋に入ると50人程の私兵が、直ぐに恭順の姿勢とった。
「急な訪問にも拘らずよく集まってくれました。
皆に紹介しよう、此方が新しい代官のジョアン・ナルディア子爵だ。
小娘と侮り軽く扱う事は許さんからな。
宜しく頼むぞ」と、アースンが紹介した。
「領主様から紹介を頂いた私がジョアン・ナルディアと申します。
何分世間知らずなものですからよろしくお願いします」と、挨拶をした。
「良いか、お前たちの所業は何時も儂が見ていているからな。
お前たちは兵として主に忠誠を尽くせよ」と、瑠璃が言った。
本日は忙しいのでこれで帰りますが、新代官を盛り立て先ずは町を明るくしなさいと、アースンが言い代官の執務室へ戻った。
「マグローよ、今のところお前はよくやっているようだが、儂は言った事は必ず実行するからな」と、瑠璃が厳しく言った。
「今ルリ様が言われたとおりです。
抜き打ちの検分には私も同行しますからね。
そこで不正が見つかるとお前の家族はナルディ市で公開処刑にします。
これも前に話したと思うが、主を一度裏切っているお前には厳しく対処します。
ルリ様もルイネ様もお前たちが何処へ逃げようが直ぐに居場所が分かるから、お前は長生きがしたいなら先ずは新代官に誠実に仕える事だな。
では、我々はこれで帰ります」と、言うアースンが言うと神界の瑠璃の部屋に来ていた。
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