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神様になった  作者: 小原河童
王都支部長編
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想定外

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!

「主様、申しわけありません。

「私は主様を決してガッカリさせる事はないと神界で大見えを切っておきなが、九尾の狐にはどれ一つとっても勝るところがありません」と、エレンにマイが謝罪を始めた。

1.

「もう、何を言い出すのかと思うと、私はマイさんにガッカリもしませんし、マイさんが居てくれるから私は安心できるのですよ」とエレンが話した。

私はね、使い魔にはファイアーウルフロードが欲しいと神界で日神様や馴染みの神様に話したところ、呆れられました。

それでも、ファイアーウルフロードが持ちたくて大好きでした。

その考えが変わるきっかけがヨウコさん配下の神獣を見たからです。

その後色々あって今の私になった時に、日神様から使い魔を与えて下さることになり、その時本当に困りましたから。

その時ルイネさんが一言、ファイアーウルフロードは神になると何時でも呼び出せるから、拘るよりも日神様にお任せすればと助言を貰い、日神様からマイさんを見せていただき直感で決めました。

ファイアーウルフロードと比べてごめんなさいねと、言うエレンにシリウス姿のマイの尻尾が激しく反応してエレンを優しく包んでくれた。


初めて日神様にファイアーウルフロードが欲しいと話した後にアースンが何と言ったか知っていますか。

アースンはノームキングが欲しいと言いましてね、それも私がマイさんを頂いた後も悩んでいましたから。

その間にセレスは、私とアースンに少し遅れ、日神様にインキュバスが欲しいと大真面目に話て、多くの神様を呆れさせました。

その理由を馴染みの神様が聞かれると、それしか知らないからと話したのです。

結果として日神様にお任せしたところ、麒麟が与えられたのです。


「そうでしたか、インキュバスとは面白いですね。

セレスさんにその気があれば、大抵の殿方は簡単に虜に出来ると思いますけど」と、マイが言い出したのがおかしくて、エレンは素で笑って隣で寝るバニーを一瞬起こした。


「アースンの場合は領主をやっているでしょう。

それで、農地の開墾や戦の時の城攻めにノームキングが重宝すると、ずっと話していましたね。

セレスの麒麟を見て、アースンは常々一度言った事は替えないと言う、少々頑固なところがあり、そこがまたアースンの良いところなんだけど大いに悩んでいました。

それもルイネさんの助言を聞いて、日神様にお任せして今の八咫烏になったのです。

あの時のアースンは本当に嬉しそうでした。


今夜は良い話が聞けましたと、マイはエレンの話しに喜んだ。


翌朝一番に瑠璃は談話室にジョアンを呼んだ。


入って来たジョアンは気の毒なくらい緊張して、瑠璃から何か言われる前に祈りだした。

「ジョアン、これ迄良く働いてくれました。

今朝を限りにあなたに暇を出します。

それに付いて今朝領主様があなたに話があるそうですから、領主様の指示に従いなさい。

今日までご苦労様でした」と、瑠璃が告げるとジョアンが「何故でしょうか。

私はルリ様にこの身を捧げております。

私は生涯ルリ様に尽くす覚悟です」と、言い出した。


「それは私にも良く分りますが、今は領主様の指示に従いなさい」と、瑠璃が強引に話を進めるので、エレンもバニーも不思議に思い、泣きじゃくるジョアンを見ていた。


そこへ、リバが食事の用意が出来たと知らせに来て、泣きじゃくるジョアンを見て驚き固まった。

食事の用意が出来たのですね、今朝は領主様かいらっしゃるから幾分早めに頼んだのですから食事にしましょう。

特にジョアンは今日一食抜く事になるので沢山食べなさいと、泣き続けるジョアンに話した。


如何にか泣き止んだジョアンを連れて食堂に行くと、全員揃って瑠璃を待っていた。


食事の前に知らせがあります。

今日限りでジョアンにメイドとしての暇を出します。

皆さんも薄々は感じていると思いますが、ジョアンの代わりがサニーになります。

詳しくは今朝領主様が迎えに来られますから、ジョアンは食事の後は服を着替えてくださいね。


「ルリ様、それは一体どういう事でしょうか」と、聞いてきたのはオースチンだ。


「もう直ぐわかる事ですがジョアンはナルディア領主様のお召しにより仕官が決りました」と、言う瑠璃に皆が驚いた。


また泣き始めたジョアンにリバが喜び「良かったじゃないの。

私はとっても嬉しいです。

もともと私等と同じメイドとして働く事が私は不思議でしたからね」と、話すと皆が「ジョアンおめでとう」と言い出した。


さぁ、早くご飯を食べましょう、今日は忙しいですよ。

もう領主様は邸を馬車で出られましたからと、瑠璃が言い出した。


既にバニーは食べ終わっていた。

ジョアンもだが使用人全員が急いで朝食を食べ終わる絶妙のタイミングでアースンが執事のJDホリソンを伴ってやって来た。


リバは領主様を談話室に通して、お茶とお菓子を用意してください。

エレンとバニーさんに領主様のお相手を頼みますから。

私はジョアンに付き添い着替えたらジョアンと一緒に行きますからねと、急ぎ指示した。


使用人の部屋に行くとジョアンが服を着替えていた。

瑠璃はジョアンを見て満足だった。

「私物は全てアイテムボックスに仕舞いなさい。

もうこの部屋へ帰る事はないですからね」と言う瑠璃の指示で、ルリ様から本当に暇を出されたのだと実感したジョアンは、リバと休暇を利用して街で買った可愛い私物をアイテムボックスに仕舞った。


「あのルリ様、最後ですから隠れ家の皆さんに挨拶をしたいのですが、宜しいでしょうか」

「それは良いですね、ジョアン分かりました。

バニーさんに使用人を集めてもらいましょう」

(バニーさん、食堂に使用人全員を集めてくれますか。

ジョアンが別れの挨拶をしたいそうですから、頼みましたよ)

(分かりましたがルリ様、本当にそれで良いのでしょうか。

私はルリ様が何かなさるんじゃないかと思っています)


重い足取りで食堂へ行くと使用人全員がジョアンを待ってくれていた。

皆の笑顔を見ていると自然に涙が出て来て、全員の顔が良く分らなくなった。

これも私らしいとジョアンは思い「皆様、本当に短い時間でしたが、私は人として一番大切な事を皆さんから学びました。

困った時に親身になって励ましてくださったオースチンさん、何時も美味しい料理を頂きゼイロさんとビスケさんにヤミーさんありがとうございました。

初めて隠れ家に来た心細い時から色々メイドとしての作法その他を教えて下さった、リバさんジーンさんありがとうございました」と、挨拶の途中で盛大に泣き出した。


使用人の皆から頑張れよと、声がかかり、ジョアンの挨拶の最後はよく聴き取れないまま終わった。

談話室ではアースンがニコニコしていた。

エレンと何事か話していたがジョアンが入って来ると、「急ぎますからジョアンは今から館に来てもらいます。

詳しい話は馬車の中で出来ると思いますからね。

ルリ様それで良いでしょうかと、ルリに了解を求めた。


JDは御者に出ると伝えてくれますか。

JD、今日はこれから忙しくなりますから、少しでも早く館に帰りたいのですからと、言うアースンの意を汲んだJDは直ぐに出て行った。


談話室を出ると馬車の準備が終わっていた。


重い足取りで庭にに出るジョアンに使用人全員が見送りに来た。

ジョアンは泣きながら器用に全員と握手をして、オースチンとリバにゼイロとビスケに抱き着いた。

「皆さんジョアンとはこれで最後でじゃないですから、また会えますからね」と、瑠璃が言い馬車に乗り込むと馬車が直ぐに動き出した。


馬車の窓から振り返り泣きながら手を一生懸命振るジョアンに、アースンが瑠璃に問た。

(あのルリ様、私が思う以上の大事になっている様に感じますが、本当にこれで良かったのでしょうか)

(私もジョアンと使用人の反応が予想外で、皆に悪い事をした思いますが、私の意図を分かってくれると思います)と、希望を話した。


「ジョアン、大丈夫ですからね。

私達が何時も付いていますからね」と、エレンが言い出すとバニーも「ジョアンは何も心配する事は要らないから、ルリ様を信じていなさい」と、励ました。


馬車が急に止まりドアが開くと館の使用人が待っていた。

アースンが「服は用意してありますね」


「はい領主様、既に準備は万全ですから御安心ください」と、答えた。

それを聞いて満足そうなアースンは、「先ずは、ジョアンはこちらのルースに付いて行って着替えなさい。

ジョアンに良く合う服が用意してありますからね。


エレンは遺産へ行ってルイネさんを呼んでくれますかと、瑠璃から聞き直ぐに転移していなくなった。


あっ、私は置いて行かれました、と言う事はジョアンさんに付き添えと言う事でしょうから、ルリ様それで宜しいでしょうか。

あっ、今エレン様からジョアンに同行するように指示が来ましたと、嬉しそうにして、ジョアンと一緒に先を歩くメイドに追いつき同行した。


アースンの執務室でこれからの段取りを話していると、エレンがルイネ達と一緒にやって来た。

チョットでも面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価を、下にある☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにして下さると、河童が大喜びします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

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