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神様になった  作者: 小原河童
王都支部長編
641/652

不快な奴等

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!


今回からベッサム家の新領主に就いたガルをはじめ兄姉の行動がエピソードに出てきます。

新たな神も登場します。

後半でルネについても少し語られます。

それではお楽しみください。

その突然現れたルイネ達に跪き祈り始めるガルを前にして、私は非常に不快ですから、この場はヨウコさんに任せますね。

ヨウコさんはここへケニーとステイシーを呼ぶようガルの申し付けてください。


「何時までも跪くのは良いので、今お嬢様から用件を聞きましたね。

速やかに行動に移りなさい」

「はい、申しわけございません。

それで、お茶とお菓子はどの様にいたしましょう」と、ガルが聞いた。


(ヨウコさん、非常に不快ですから用件を伝え私は早く帰りたいのです)

「良いか、今はお嬢様の要件が最優先だ」と、ヨウコさんが言い出すと、執事を呼び直ぐに連れて来るように伝えた。


(ヨウコさん、兄姉が揃うと跪かしてください。

不快な者等の顔は見たくありませんから)


アニタもオリビアもスーザンも何が起きているのかさっぱり分からなかったが、ルイネが酷く怒っている事だけは良く分った。

シャーロットはルネの傍で緊張して固くなっていた。


「おい、何時までお嬢様を待たせる心算だ。

人任せにするよりもお前が直に呼びに行け」と、ヨウコさんが言い出した。


「そのぅ、私くしめには神様の接待がありますから」と、言い出すガルにヨウコさんは呆れてしまった。


無言のまま時が過ぎて行き「一体何事でしょうか、私くしは尋問に忙しくしていましたのよ」と、不平を大声で言いながらステイシーがやって来て、ルイネとヨウコさんを見て青くなって棒立ちになった。


暫くすると鼻歌を歌いながらケニーがやって来た。


(ヨウコさん頼みました)

漸く揃いましたね、お嬢様の御前だ。

お前達は跪け!

お前達の顔を見るのが非常に不快とお嬢様が申されますから顔を伏せなさい。

出来ないというのなら私が無理やりにでもさせます。

兄姉はヨウコさんの指示で跪き顔を伏せると、「あっ」と、言う小さな声が聞こえてきたので、不意にガルが顔をあげたところルイネ達は空中に浮いて見下ろしていた。


「おい、誰が顔を上げてよい言ったか」」と、ヨウコさんが怒りだした。

次私の指示に背く者は、罰を与えます。

お嬢様、この者らがようやく聞く態勢が出来ました」

「ありがとうヨウコさん、今日来た目的は、この前話した様にアンドリュー・ジャクソン男爵一家に手出しは無用と私もルリ様も言ったが、特にステイシー、お前は大きく勘違いをしている様なので教えておこう。

アンドリュー・ジャクソン男爵一家、配下の一人までが皆無事で代官でいる間は、お前たちの身は安泰という事だ。

配下に何を探らせているのかは、今は聞かんが私は言った事は必ず守るから良く肝に命じておけよ。


もう一つはケニー、お前に特別な事を話そう。

お前はナルディア領主と強引に縁を持つ考えのようだが、過ぎた望みは今すぐ捨てる事だ。

ナルディア領主に勝手に恋心を抱き不埒な事をこの先も企むなら、一思いに殺してもつまらんから、お前は生き地獄を味あわせよう。

ゴブリンに生きたままで食わせても良いからな。

まぁ、その時は人食い花かゴブリンか選ばせてやろう。

さて返事を聞かせて貰おうか」と、ルイネが瑠璃が言うような事を言った。


ナルディア領乗っ取り計画を知られたケニーは震えあがり、冷や汗が雫となって絨毯に落ち小さなシミを作った。


「はい、私には過ぎた望みでした。

これからは静かに慎ましく過ごしたいと思います」と、これだけ言うのが精一杯だった。


「今は信用は出来ないが良かろう。

私は何時もお前達を見ています」と、言い転移して遺産の談話室に戻って来た。


すると直ぐに「この通りです、某がつい」と、言いルイネに膝をつき謝罪するシャーロットに、笑顔のルイネが「良いのです。

私はあの者等の顔を見るのが非常に不快でしたから」と話すとシャーロットが安心した。


「あのお嬢様、私はあの場で見せしめが要ると思いましたが。

例えばですが、カリック王国の時の様に、館に新しい窓を作るとか」と、ヨウコさんが面白そうに言い出した。


「あぁ、そうでしたね。

執務室の天井を壊して空が見えるようにしても良かったですね」と残念がるルイネに、アニタもオリビアもスーザンも青くなっていた。


あれは何時だったんでしょう。。。そうそう思い出しました。

隠密戦隊の件でカリック王国へ行った時でしたね。

ほんの冗談ではないが、お嬢様がニーベル王の私室の壁に新しい窓を作られましたが、あれは窓というよりも扉に近い大きさと思いましたね。

ただ、あそこから出入り出来る者は居ないと思いましたが、身投げに最適でしたと、ヨウコさんがまだ青くなっている使徒に面白そうに話して聞かせた。


「そのヨウコさんにお聞きしますが、その窓というか入り口はその後どうなったのでしょうか」と、スーザンが聞いた。


「私が話しましょう。

その後は、私は壊す事は出来ても元に戻すとか修理は出来ませんから、神様に頼んで元に戻してもらいました」と、ルイネが答えた。


「皆さんに少し話しますが、ルイネお嬢様はあらゆる意味で特別な存在です。

お嬢様が神界の神様にお頼みされると、大抵の事は神界のその筋に特化した神様が応えられます。

むしろ待っていらっしゃるというのが正しいでしょう」と、ヨウコさんが説明すると皆が驚いた。


「そうですよ、私はルイネ様が悲しまれるので日神様から生まれたし、初めて会ったその時のお姉様の驚きようが面白かったですから。

お姉様が2度目に遺産に来られた時は使用人の聖霊に名付けをされるのですが、私が居る事に驚かれていましたね。

私はお姉御自身の名を短くされルネと名付けられ、亜神当時のお姉様の力をその時に全て日神様から授かりました。

その後はアニタとオリビアは良く知っていると思いますが、今は食事が出来るようにもなりましたし、破壊神の分神として神界でも名が通っていますからね。

これはルリ様が幾ら願われても願いは叶わない、それだけ特別な存在という事です」と、ルネが説明した。


如何ですか、それだけお嬢様は偉大な存在なのですと、ヨウコさんは自慢げに話すのが面白いのだが面映ゆくもあった。

ただ使途の皆もシャーロットも誤解しない様に、日神様は特別として神様はその存在自体に優劣は有りませんからねと、言うヨウコさんの説明で使途は感激した。


「あの、某のような者がルネ様の神官で本当に宜しいのでしょうか」と、言い出すから、それにはルネが答えた。


当たり前です、あなたは私の神官ですからね。

今ヨウコが話した様に、元は日神様によって生み出された聖霊です。

シャーロットは聖霊に仕える事に不満があるかも知れませんが、他の聖霊と大きく違い、これもお姉様が日神様に頼まれた結果ですが、私は神界に私だけの部屋を持っていますし自由に神界と往来が出来ます。

シャーロットは知っていると思いますが、そこには私の配下であるヨウコに当たるロンロというメイドが居ます。

私の部屋でシャーロットに話した様に、貴方については全て私が責任を持ちますからねと、ルネが皆に話した。


少し自慢話の様になりますが、分神を持つのは邪神様と私だけですが、邪神様の分神と違いルネは神界に専用の部屋と食事が出来ますから、今ルネが話したように配下の聖霊を持っていますからね。

シャーロットはルネを信じてルネの指示を良く聞き多くの経験を積みなさいと、ルイネが話した。


いいえ、某は神であろうと聖霊であろうと問題ではありません。

某がこの様な事を言うのは烏滸がましいと思いますが、某の体験から申すとルネ様はルイネ様同様に尊敬できますから、某の指導を宜しくお願いしますと、シャーロットが言いきった。


「あのルイネ様夕食の準備が出来ております」と、バトラーが遠慮がちに話した。

そうでしたね、バトラーも切っ掛けに困ったでしょうと、言うルイネにバトラーが恐縮したが、先導して食堂に来た。


普段は夕食後談話室で寛ぐところを「今夜の話は遅くなるかもしれませんから、明日の朝にしましょう。

急用で出かけますから」と、ルイネが使用人に話した。


我々の事はお気になさらずにと、バトラーが言ってくれたので、ルイネは談話室から転移した。

転移先は薄い雲が満月を隠している、薄暗い中のとある邸の前だった。

チョットでも面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価を、下にある☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにして下さると、河童が大喜びします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

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