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神様になった  作者: 小原河童
領主代理編
482/638

ゴミ朝食とクズ領主

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!


今回はアニタに話す過去の物語です。

前半のオートミールについては、エピソード「エラン・ベッサム侯爵」をごランください。

後半のクズ領主については、エピソード「スーナの白カード」も参考になると思います。


「それで、今日は何を話しましょうか。

特に何もないのなら、今朝の朝食に関連する事ですが、それでも良いですか」

「はい、私達はルイネお嬢様が話される話に大変興味があります」と、バトラーが言うと、ファニーが「私達メイドは、要は何でも良いのです。

ルイネお嬢様のお話は面白いですから」と、いい笑顔で付け加えた。


「少し話が短くなりますが今朝の朝食に関連する事です。

事の初めはサンランドから白カードを取り返すために、エラン・ベッサム侯爵にサンランドの若い頃の人となりを聞きに行った時です。

はじめは、ルリ様と私とゴズさんの三人だけでした。


転移した先は、エラン・ベッサム侯爵の館の執務室でした。

ルリ様が前もって行く事を知らせておられたので、私達を待ってくれていました。

私には今もってさっぱり分かりませんが、エラン・ベッサム侯爵邸には2回行っていますが、何れもが朝食前なのですね。


それで、紹介を済ませた後に私達にルリ様が朝食を食べさせてほしいと要求され、それをベッサム候も快く了承され、使用人を含む大食堂で朝食を頂く事になりました。

その時の料理が、麦を押しつぶした様な物をスパイスが良く効いたスープで頂くのですね。

もう一品が野菜サラダです。


ベッサム候が執務室から大食堂へ移動する時に「私の朝食がお気に召すと良いのですが」と、意味深な事を言われ用意された物を見て腑に落ちました。

その料理とは言い難い物を見てルリ様がそれこそ大そう喜ばれて、私はゴミの様な物をルリ様に出す事に少し怒っていました。

と、言うのは、ベッサム家族の中で特に年長の兄姉の三人はこの朝食が大いに不満の様に感じましたし、それが顔に出ていましたからね。


それに、ベッサム家というとルーデジア王国4大貴族の中で最も裕福な貴族というのは、ルーデジア王国の者なら誰でも知っていますから。


ゴミの様な朝食にルリ様は終始ご満悦で、腕が良い料理人を抱えているとベッサム候をお褒めでしたが、私にはさっぱり分かりませんでした。

しかし、不思議と美味しいのですから。


2回目は私の他にエレンも一緒に行きました。

その時の朝食も前回同様で、麦を押しつぶした様なゴミの様な物でした。

食後にルリ様の話に私達もですが、ベッサム家族も皆が驚く事を聞くのです。

ルリ様が住まわれた世界でも似たような食べ物があり、朝食にする人も多いと聞いたからですね。

ルリ様の世界の食べ方は、ルリ様がバニー用にと用意されるホットミルクですが、あれを掛けて食べるのが一般的なのだと。


スパイスが効いたスープで食べるのは初めての経験で、これも美味しいと話されました。

するとベッサム候が言うには、先々代からこれが我が家の朝食になったが、これを粗末な物と馬鹿にする者もいるが、今では大病に罹る使用人は殆ど居なくなったとです。

以上ですが如何でしたか。


荒事やおかしな者をやっつけに行く話ではないのですが、面白かったと思われると良いのですと、ルイネが微笑むと皆がおかしくなった。


そうでした、ついでに先代のナルディア領主サンランドの人となりに付いて聞いた話では、サンランドは一言で言うとクズだったという事ですね。

「これもついでに話しましょうか」と、ルイネが言うと、皆はおかしくなったままで、誰も返事をしないのでルイネが勝手に話しだした。


今の4大貴族と呼ばれている現領主ですが、若い頃同時に社交界デビューをしていて、ゆくゆくは領地を継ぐのでそれまでの僅かな時間に、ルーデジア王国内を見て回ろうと意見が一致し、冒険者を始めたそうです。

サンランドがギルドを創設した縁者という事で自然にパーティーリーダーに就いたそうです。


活動を始めて直ぐに、サンランドにパーティーリーダーの資質が全くないのが良く分ったそうです。

ですが、サンランドだけは自分がこのパーティーのリーダーに最適人者だと、思っていたと聞き呆れました。


ある時見つけたのがユニーク種に変異したゴブリンが率いる30匹程度の集団です。

パーティーに回復役が居ないので、自然とポーション頼りになって、最悪の場合は死にはしないが、大けが間違いなしと判断したサンランドは、奇襲作戦をとったそうです。

それは良い判断と思います。


ところがサンランドの奇襲とは、ゴブリン集団に見つからないように後をつけ回し油断に付け込むという尤もらしい事を言う、私に言わせると腰抜けと感じました。

ルリ様の使徒になる前なら、私も恐らくサンランドと同じ事を考えたかもしれません。


その隙を伺っている間に、大規模な商会隊列が2つもユニーク種が率いるゴブリンの集団に襲われ全滅します。

恐らくは時系列と思いますが、次はナルディア領に在った村が被害に遭いました。

その村は全滅だったそうです。


その凄惨な現場でサンランドはパーティー員の士気を高めようとの思惑の発言なのか今は分りません。

その時彼は、村の一つや二つ無くなってもどうという事は無いぞ。

なんせあいつ等ときたら、モンスターで言うところのゴブリンと同じで、放って置くと直ぐに増えるから困りものだ。

ある意味間引くのに丁度良かったのかもしれないなと言い、高笑いをしたそうです。


その言葉を聞いて、サンランドの冒険者パーティーを抜けると宣言したのがベッサム候なのだが、次は必ず襲うから今は我慢してくれとサンランドが言ったそうです。

実際は、ガリ伯が一番初めにパーティーを抜けたそうです。


尚も執拗に後を追うサンランドのパーティーに、サンランドが宣言した次が思ってもいない突然目に前にやって来て、今度は奴隷商会の隊列が襲われるのです。

対人戦に長けたゴブリン集団は戦術を良く知っていたそうで、はじめに自由に動く事が出来ない護衛の冒険者に襲い掛かり数で押しきり倒すと、次は商会主です。


その時エラン候は突撃しようとしたところサンランドに止められ、商会主の次が奴隷です。

奴隷を手に掛けている時に、何処からか斧を持った青年が果敢に1人でゴブリン集団に突撃して、ユニーク種が青年の相手にするのです。


ユニーク種が青年に倒されると、ゴブリン集団が瓦解して一気に形勢が逆転して、見事ゴブリン集団は全滅するのです。

その時唯一生き残った奴隷が稀にみる美少女で、今度はその美少女の所有権について、4大貴族の間で葛藤があったそうです。

お互いが不仲になるのを恐れて、リーダーの権限でサンランドが奴隷の所有権を勇敢な働きをした青年に渡したのだそうです。


しかし、奴隷の身分を変えるには本人が持つ白カードが絶対に欠かせません。

それだけは、サンランドが美少女奴隷に返さなかったそうです。

これで、裏取りが出来てサンランドが白カードを所有している事が分ったのです。


本当は神様であるルリ様はそんな無駄な事をしなくても直ぐに分かるのですがね。

と、こんな感じの続編です。

ほんのチョットでも面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価を、下にある☆☆☆★★★★★と、こんな感じにして下さると、河童が大喜びします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

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