アニタのお祝い(前編)
みんなぁ~!!
今日も来てくれたありがとうぉ~♪
楽しんでってねぇ~!
ヨウコさんが気を利かして遺産のバトラーに連絡をしてくれたようで、庭からは邸の中に入ると使用人が何時もの様に笑顔で迎えてくれた。
遺産の庭に転移して直ぐにヨウコさんが青龍を回収してくれ、ヨウコさんもルイネも安心してアニタの使徒就任を祝う事が出来る。
談話室で各人が色々と感想を言い合っていると、ルネがお祝いの食事が出来ましたと、ルイネ達に知らせに来てくれた。
「今夜は私が初めて持った使徒、アニタのお祝いです。
その使徒になる過程が私の場合とよく似ているように感じ、今は不思議な縁と感じます。
それもあって私は、アニタを使徒に持った事が今は本当に嬉しいです」と、ルイネが話しアニタに挨拶をして欲しいと言う。
皆はアニタが何を話すか興味津々でルイネの隣に座るアニタを注目していた。
「今夜は私のお祝いに、かくも盛大に祝って頂き、私はただただ感謝しかありません。
これからはルイネ様に一生付いて行きます」と言い終わった。
次にルイネは瑠璃からも言葉を貰おうとネットワークを使って話した。
「ルイネさんから話せと言われましたが、この場で長々と話すのは無粋という者ですから、とにかく私としてはルイネが名持ちの神なってくれた事と共に、そのルイネが早々に使徒を持ってくれた事を嬉しく思っています。
アニタさんはルイネから色々学んでルイネさんを助けてください」と、話した。
瑠璃の話が終わってアニタを囲んで本格的な食事がはじまった。
遺産も隠れ家を踏襲しているので、テーブルに多くの皿が並ぶがそのどれもが本当に美味しそうで、特にバニーは遺産の食事を食べているので、美味しそうな料理を見ると期待が大きくなる。
瑠璃も元居た世界の料理が出ている事に不思議に感じたが、特にプリンに喜んだ。
皆が料理を食べて落ち着いたとこで瑠璃が「今夜はアニタさんのお祝いですから、私がお酒を提供しましょう」と、言い出して、菰樽に入る清酒とは違うが、一升瓶に入る清酒を3本出した。
ルイネを祝う時に酒の神様から瑠璃が良く知る近所の酒蔵の最上級の物だ。
これにルイネとアニタが感激し、大いに喜んだ。
早速バトラーが陶器製のコップを用意して、瑠璃が説明していないにも拘らず器用に口を開けてコップに注ぎ始めた。
「このお酒は、私が居た世界の私の国の伝統ある酒です。
形は違いますが前にルイネさんを祝った時の物と同じものですね」と、瑠璃が話しルイネが「美味しいから飲んでみなさい、アニタに勧めた。
「アニタさん如何ですか。
この酒は私の近所で作られた物です」と瑠璃が話しかけると、アニタは恐縮し緊張するから、それをバニーに揶揄われてしまう。
今夜のバニーは無言でひたすら食べるような事は無く、周りのエレンやセレスと会話をしているからそれが不思議なのだ。
そして、あの虹色の光に包まれるとどうなるのかアニタに聞いていた。
バニーの問いのアニタは困っていたが、とにかく綺麗な光に包まれると、その後は本当に目の前があの光で、気が付くと寝台に寝かされていた。
その間は一瞬と思ったが、長時間眠っていた事に驚いたと話した。
ルリ様このステーキが美味しいですと、エレンが言い出し、そのステーキがオーク肉と知るとさらに驚く事になった。
その後は、瑠璃が提供した酒を本格的の飲みはじめ、ルイネよりもアニタが多く飲んでいるのが面白かった。
エレンもアースンも既に毒無効の装備を外しているのを見ると、瑠璃はこの二人は酒が強いと思ったしエレンを酒造りの神様が気にいるのも何となくわかった。
遺産も隠れ家と同じで、デリーシャが「お祝いといえばステーキとケーキが欠かせませんから」と、言いルイネの了解のもと瑠璃は良く知るクリスマスケーキに似た物を用意して皆に披露してくれた。
瑠璃が思うにこれは、クリスマス専用の飾りが付くとクリスマスケーキと思うと、なんだかおもしろく感じた。
瑠璃の世界を知らないルイネもエレンもバニーも、これは凄いと大喜びだ。
ファニーがケーキを切り分けてバトラーとテスで各人にケーキとお茶を給仕した歩いた。
そこへ瑠璃がこれはバニー用だと大ジョッキに入ったホットミルクを出し、それをヨウコさんがバニーの前に置くとバニーが喜ぶ。
美味しい料理をルリ達と一緒に食べて、お祝いのケーキを食べてアニタのお祝いは終わった。
次は二次会になったが二次会の会場は神界に在る瑠璃の部屋になり、瑠璃が初めに何も聞かずにチョコレートでコーティングされたロールケーキを出した。
これを見たルイネがもの凄く喜び、アニタもだがエレンやアースンもセレスも呆れていた。
余りにルイネの喜びようが不自然なので、エレンが代表して聞いたところ「私がルリ様の使徒になって初めて頂いたのが、このロールケーキとモンブランでした。
特に私にはこのロールケーキは特別なものですから」とアニタに聞かせるように話すと、アニタが感激してルイネに抱き着いて来た。
バニーは特に何も感じなくて、私はルイネさんのマサパンが有ればそれだけでいいですと、言い出すが、瑠璃が用意した苺のケーキを見ると考えが変わった。
エレンは大好きな苺のケーキが出てくると喜び、酒の酔いもあってやたらと陽気になり、良い笑顔で騒ぎ始めたところへ馴染みの神様を先頭にして日神様も酒の神様も美神様も戦の神様もやって来た。
その頃アースンは不気味なくらい大人しくなっているから、もしかすると酔って面倒くさくなるのではないかと瑠璃は警戒をはじめた。
この場合は、やはりアースンが面倒くさくなるとルイネに頼もうと思った。
「これは何と言うかエレンはご機嫌じゃな」と、馴染みの神様も酒の神様も言い出し喜んだ。
「今からアニタのお祝いの二次会です」と、嬉しそうにルイネが説明すると、アニタが恥ずかしそうにするからルイネは不思議だった。
「それが、バニーさんに見つめられている様に感じまして」とアニタが言うと「あれは、アニタでなく私を見ているのですよ。
と、言うよりもマサパンの催促ですね」と、ルイネがアニタに話していると、我慢しきれなくなったバニーが言い出した。
「私はルイネ様のマサパンが食べたいです」と。
神界にやって来たヨウコさんは、青龍の事が問題にならないので安心したが、此処は目立たない事を心掛ける心算だ。
セレスは、「遺産で美味しい料理とケーキを頂きもう食べられないと思っていましたが、不思議とルリ様のお菓子が幾らでも食べられます」と、喜んでいた。
それから暫くするとついにアースンが泣き出した。
「やっぱり」と、頭を抱える瑠璃はルイネにネットワークでアースンも事を頼むとルイネが快く引き受けてくれた。
「アースンは一体どうしたの」と聞くルイネにアースンは「私は領主よりもルリ様と一緒になって行動がしたい。
何時も何時も何時も私だけが別行動で、これはあまりに不公平だ」と言い出しワンワンと大泣きするのだからルイネも困ってしまった。
「それは仕方がないですから、アースンも良く分っていると思います。
アースンはルリ様の使徒であると同時にナルディア領の領主ですよ。
こう考えてみては如何でしょう」と、ルイネが言うとアースンは幾らか冷静になって聞いた。
涙をふきふきアースンが不思議そうに「それは一体どういう事しょう」
「それはですね、確かにアースンはナルディア領の領主ですから、ルリ様のように振る舞い、使徒ではないがJDホリソンさんや専用メイドのキャビーを使徒のように扱ってみれば如何でしょう。
きっと新しい発見があると思いますよ」とルイネが話して聞かせた。
ルイネの話を聞いてアースンは暫く考えていたが、「さすがはルイネさん。
私は何時までもルイネさんを頼っても良いですか」とアースンが言い出すから、神様達が呆れてしまった。
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