メリーさん2
謎の電話が切れて数時間、
携帯を離すことはなく、いつ、今度電話がかかって来てもいいようにと、肌身離さずに持っていたのも、謎のメリーさんの着信が来ないか、待っていたからである
しかし、それも、杞憂だったのか、最後に電話がかかってきたのを最後に、今の今まで、一切の、電話がかかってこない、元々、電話を頻回にするほどの友達は、メリー、その次に多いのは母親などの、親族からという私の寂しい携帯はそこまでの、音を鳴らすという事はないせいか、今まで、着信は無く、メリー含め、霖之助も、だいぶ酔ってしまって、寝てしまった
「はぁ…二人とも、私の心配に気づかないでねちゃって…特に霖之助、女の子の部屋なのに、こんなにも、ぐっすりと寝て…緊張する仕草も無いなんて本当に何者なのよ」
そういえば、霖之助の事は、全くしならない、なぜ、この人がこうも、普通に私たちと接しているのか、普通なら、疑問に思う事を無いまま、今までを過ごしてきたけど霖之助という人物の過去は知らない
それなのに、私たちはまるでだいぶ前から知り合っているかのように接している
それどころか、一緒に居ることで安心感すらもっている
元々、私と、メリーは常に二人でいることが多いせいか、男性との付き合いがほとんどない、それなのに、異性である霖之助に関しては警戒することすらなかった
「霖之助…彼方って…」
胸の不安を抱えたまま、霖之助の方を見る
霖之助は、周りに自分が飲んだであろう、缶ビールの空を囲まれて静かな寝息を立たまま、眠っていた
「って…私らしくないなぁ…霖之助が何者でもあっても、私たちの大事な友達じゃない。友達を疑うなんて…あぁあのメリーさんの悪戯、犯人が解ったら問い詰めてやる」
何者であろうと、どうでもいい、何か不気味な能力があろうとも、何か、悪い過去を持っていたのだとしても、それは私たちには関係ないだって霖之助だけではなく、私たちだって、特別な力を持っているのだから、私だけの世界を作り、霖之助を追い出そうとすれば、それは、他の人達がしている事と同じこと、私たちも、特別な力を持っているのだ、他の特別な物を持っていたとしても、それで、攻撃をしていいわけではない
不安な心を取り除くことが出来たから、私は女の子には似つかわしい大きな欠伸をして、次第に深い眠りに付こうとした時
プルル プルル
謎の着信音
それもなっているのは、私の携帯からだった、
安心した心は瞬く間に、不安な気持ちを呼び戻す、
恐る恐る携帯をのぞいてみれば
着信
メリーさん




