メリーさん
出会ってしばらくたつ秘風倶楽部と霖之助の二人、その二人の物語が再度始まる
怪談
その言葉を聞いてみなさんは何を思い出しますか?
テケテケ?トイレの花子さん?もしかしたら、口裂け女?
様々な話のある会談、それは時代とともに、新しく、古いものは消えていきます
みなさんはこっくりさんをしたことはありますか?紙に10円玉を置き、こっくりさんが10円玉を動かして、質問に答えてくれるものです、
元々はこっくりは狐、狗、狸と書いて狐狗狸さんと読みます、
そして、今、こっくりさんはなんて呼ばれているか知っていますか?
エンジェルさんと呼ばれています
昔よりも、可愛く、そして、日本的な言い方ではなくなっています、
それも、外国文化が混ざった結果なのでしょうか
今日、お話しするものは日本らしい事ではない、けど、恐ろしい私、宇佐見蓮子が体験したことをお話ししようと思います
蝉が鳴く8月の初め、夜
京都は蒸し暑く、外を開けると、虫の演奏会もうるさく、ただの騒音に変わり、本も読む気を失せさせるような夜にかかった一本の電話
「もしもし…私メリーさん…あなたの家の前にいるの…」
電話の先から聞こえる、女性の声だが、そのトーンは低く、暑苦しい部屋を一気にひんやりとした空間に変えるであろう、声
そして、メリーと名乗る女性
昔流行った怪談に出てくる、メリーさんだ
普通の女性なら、悲鳴を上げるなり、数秒間のだまりこむなりの反応を示すのだろうが残念ながら、私にはこの声の主がわかってしまったのだ、
まず、電話腰に聞こえてくる、虫の声、そして、マンションの外を通る救急車の音
それが今、すべて、今聞こえてきている外の音と一緒なのだ、
それに、確信的な、根拠は私の携帯、最初にかかってきた時の画面に描かれた名前、メリー
私の大事な親友の名前だ
ただ、そのまま普通に返すのはいくらなんでもかわいそうなので
「わー、こわいー」
適当に怖がってみることにした、
電話の主は、しばらく無言のまま
「早くあけてくれない?」
その声に、小さく笑い、少しゆっくりと、玄関に向かい、扉を開けば、蒸された空気と、その暑苦しい空気に苛立っているのか、片手を団扇の様にして、自分の顔に風を送っている私の親友のマエリベリー・ハーンと、最近知り合った、まるで昔の時代に来たかのように、何を見るのを珍しそうに、子供みたいに興味津々のように、見つめている、森近霖之助の姿があった
「あの、怖がり方はひどいとは思わないの?」
「フフ…私が、メリーの声で怖がると思っているの?。常に聞いている相方の声を少し変えても、音質は同じもの、寧ろ私を喜ばせるだけだよ。メリー」
自分なりに、かっこよくいったつもりだったが、メリーは相当怒っているのか、不機嫌そうな顔は消えることはなく、さらに起こったのか、ムーと小さく唸るような声が聞こえてきた。
ただ、その声も長くは続かなかった
「とりえず、中に入らないか、此処だと、熱い…それに、ずっと玄関を開けたままだと、虫が入ってしまうよ」
隣にいた霧之助からの提案、確かに外は暑い、私の部屋の中らな、扇風機や氷の入ったお茶程度なら飲める、その提案に、隣にいたメリーも、賛同するかのように、無言でうなずき
「じゃあ、中に入って、あ、霧之助は目隠しをしてね。美少女の部屋の中に入るんだから、当たり前でしょ?」
「えっ?、美少女だって?、何処に居るんだ」
「後で、覚えておきなさい」
リビング、お昼に、気まぐれで掃除をしていたおかげか、部屋の中は片付き、人を入れても問題はなかった、メリーだけならば、汚れていても気はならないが
今日は珍しく、他のお客が居るのだ、それも、男性、それなら、多少の片づけておかないと、霖之助に笑われてしまうから
「思っていた以上に片付いているんだね」
ほら、やっぱり、部屋にやってきた第一の言葉が部屋の感想
我ながら質素ではあるが、それでも、今の自分でも片付いている
洗面台のゴミも片づけたし、テーブルだって、ちゃんと、台所の付近で片づけた、それに、床に散らばっていた者も回収して、ちゃんとぶんべつもだってしたから、私の中ではよく掃除をした方だ
これだけしたのだ、霖之助に笑われることはないだろう
「見蓮子、お茶を入れるから台所を貸してもらってもいいかい?」
「台所?良いよ、好きなように使っても、茶なら食器棚の横にあると思うから」
「おや、現代の人は、茶葉を持っているのかい?てっきり、店で売っているのをそのまま出すのだすのだと思っていたけど?」
現代人?
時々、霖之助はおかしなことを言う
まるで昔から来たかのようないた、正確には別の世界からやってきたかのような事を言うのだ、
そういえば、私たちと初めて会った時だってそうだ、物の使い方をよく知らずに、一つ一つの事を驚くかのように扱い、けど、扱い方を知らならなかった
最初は、かなりの田舎からやってきた若者だと思っていたけど、なんだか、そのような雰囲気を感じさせずに、けど、物の使い方を一つも知らない、どんな田舎から来ても、多少の事ならわかるかもしれない
しかし霖之助は、この時代には無知と言っていいほどに物を知らなすぎる、パソコンが数十年前に生まれても、そのことを知らない、仮に何かを知っていも、それは数十年前の物であり、それは、すでに世界から忘れ去られたものに等しい、そんなものばかりである
それに彼は一体どこから来たのか、何県から東京からやってきたのか、何処からやってきたのか、どんな理由でやってきたのかを離そうとしはない、名前しか知らないような親友
彼のことが知りたい
その気持ちがあり、この秘風倶楽部にさそったのだ、
そういえば、私はなんで、彼を誘ったのだろか
嫌、なんで、彼にそんな気持ちを抱いたのだろうか?
私のタイプと言えるような男性ではない、ただのメリーの隣人である、それなら、別に上下左右にいるではないか、それなのに、なぜ、彼なのか、
なぜ、別の人ではなく彼なのか、その考えが頭の中で回り、答えが出せない
ただ、答えを出す、簡単な言葉は解っている
貴方は何者なの?
そう彼に一言いえば、簡単だ
ただの、この言葉を言えば、彼と会いった時間をすべて無駄にしてしまいそうな気がして、言えない
ただ、言わなければ永遠に答えが出ないような気がする
そんな、考えが頭の中であるなか、その考えを遮り音が聞こえ、聞き覚えのない、着信
普通なら、気にすることもないような着信でも、それでも、その着信が私の手の中で鳴っているのであれば気になってしまう、
特に特別に着信を変えているわけでもない、聞き慣れない着信
携帯を見れ見れば、着信の相手は、メリーさん
「えっ?」
メリーさん?
メリーなら近くに居る、それに、私の登録には「さん」を付けた記憶はない、メリー自身にも携帯を持っている様子もないし、メリーという登録も近くに居るマエリベリー・ハーン以外に登録なんてしていない
そんな不思議の中、携帯の電話をとれば
「私メリーさん…駅の近くに居るの…」
「えっ?」
短い言葉、それで切れてしまった
メリーさん?
悪戯電話だろうか、否、それなら、着信の名前が出てくるわけがない、それに、声は人の声でなく、まるで、無機物な…そう、機械の音声のような声で言い、そして切れたのだ、
たまにある悪戯にしては妙に手が込んでいる、これでも、私は、携帯が最近無くしたことはない
それでもかかってくるという事は昔の知人か、それか、私に悪意のある人
正直、それも、当てはまらない、これでも大学でも、自分で言うのもなんだが、影が薄い方だと思う、それに、誰か大事な彼氏を奪ったことなんてない
なら、知っている可能性があるなら本物のメリーさんだという事だろう
しかし、今の私にはわからない
だって、私は怪奇の事を望んでいても、私自身が、怪奇の犠牲になるなんて望んでないのだから、
思いのほか時間がたちましたね汗
けど、これからもどのくらい時間がたっても、少しづつでも物語を紡いでいくつもりなのでお願いします




