ゆくもり温泉【三日目解決編】
狐の言っていたまつられていた者たちの事
退治方法、呼び出しの方法、
帰り着くころにはすでに暗くなり、帰りの遅い僕を幸子さんは心配し、自室で寝ないで待っていてくれた、
それとは逆に蓮子たちは疲れていたらしく、二人方によりかかり眠っていた、
「はぁ…こんな顔もできるんだなぁ…」
バスの中では見せなかった本当の寝顔、疲れ切って満足しているように見える
いったい僕が苦労している間に何をしていたのか解らないが、それでもこの二人を見ていると小さいことのの霊夢と魔理沙を思い出させる
何事にもやんちゃでいつも心配をかけさせる
しかし、二人ともやさしく、僕に何かあると、心配して見舞いに来てくれる
「はぁ…僕も歳かな?ちょっと寝顔を見るとこんな風に思ってしまうのは…」
だからこそか
この二人の悲しい物を見せたくないという気持ちがやってくる
また、守りたいという気持ちも…
「ハァ…明日…絶対に成功させるしかないなぁ…」
小さく呟きながら、二人を抱きかかえ、止まる部屋まで運んであげた
部屋の中にはテーブルにトランプゲームの途中のものだろうか、トランプの数字を一から全部を並べられており、その中に何枚かかけ隣に数字が見えないように伏せられたカードが何枚かおかれていた
さて、どうやってこの二人を起こさずに布団の中に入れるかだが
布団はちょうど敷かれていたため
布団を載せるだけですんだ
さっきの場所に戻ると幸子さんは
お茶を入れなおしたのか、湯気の立った湯呑が二つ置かれていた
湯呑の置かれている席に座り、お茶を一口飲み、今日あったことを話す
「なるほど…そこにはそんなものが祭られていたんですか…」
色々なものが置かれた、畳の部屋、すでに寝巻に着替えていた幸子さんに今日のことを話し、
そして、今から行うことを言った
「はい、それは構いません、それで払うことができるなら…」
「では、何が起こっても絶対に三階には来ないでください」
「わかりました…」
「それと、メリーや蓮子たちは昨日何をしていましたか?」
「えっ?森近さんが言った小川の下流に降りて、魚をとったり、虫を捕ったり、いろいろ楽しんでいたらしいですよ」
こっちは色々と疲れることをしていたのに
呼んだ本人たちはのんきに遊んでいたのか…
まぁいい
蓮子たちが居ない方がやりやすい
それにそれだけ遊んでいるなら、疲れて、ある程度のことでは起きないだろう…
「はぁ…こんな感じかな?」
太陽は落ち、暗闇が支配する世界となった夜
人間の活動は終わり、眠りにつく、そして、昼は眠りについている者たちが活動する時間
人間たちは知らない
かの者たちの存在を
かの者たちの恐ろしさを
かの者たちの真の姿を
知らないからこそ、娯楽として
知らないからこそ、恐怖という小さな感情のなすまま話ができ、話ができる
知らないからこそ、物語を作り、話すことができる。中には人間が想像で作り出し、そして、現実に生み出していることを知らない
いい例がトイレの花子さん、動く肖像画、人体模型などだ
これらは話の中で生み出された者たちだ、そして、今、この旅館に住み着いている正体は
地縛霊だ
地縛霊と言っても悪霊に近い。
川で死んだ子供たち、自ら死んだわけではないなら生きているものに執着が生まれる、
執着は次第に恨み、妬み、嫉妬に変わり生きている者たちを襲いだす
晴れない恨みをいくら晴らしても、晴らしても意味がない、生きているものを見つけるとその恨みは生み出されるからだ
それに、それに、殺された者たちも恨むようになり、霊は力を蓄える、そして、活動領域を増やしていく
増えたところの人間を殺す
その連鎖がつながっていく
それらをどうすればいいか、
簡単な事、恨みは生きている人間が羨ましいから生まれるなら
人から離して、恨みを離し続ければいい、
時間というのはどんな恨みも忘れ、気持ちを落ち着かせるのに、良い薬になる
十年二十年なんて簡単な数字ではないがそれでも絶対的でそして一番安全な方法だ
「お前たちもそう思うだろう?」
しめられた部屋、窓にはお札をはり、床には五芒星の書かれた紙を張り、
五芒星の中心には旅館に合ったこけしを置き、封印するための憑代の代わりとするためだ
そして、この部屋の出入りを可能とする扉が多くの手によって開かれ、この旅館にとりついている正体が現れた
顔が黒く、どのような表情をしているか、解らない着物の子供、その後ろに多くの手が助けを求めるかのように動き続けている
「はぁ…こんなのを退治するなんて…あまり気の進まない作業だ…」
そう言いっている間にも一歩一歩あるいていく子供を見ながら、五芒星の所まで歩いてい来るまで待つと
五芒星が光り始める、それに気づいた悪霊たちは逃げようと、足を後ろへ動かしていき五芒星から逃げていく
此処からが大変らしい
この五芒星から逃げないように僕が押さえつけておかないといけない、もちろん、子供と言っても手が大量にある霊を捕まえ続けるなんてしたくはないが、
しかたない
「そう逃げなくてもいいだろう、さっきまで友好的に近づいてきたんだから」
子供の手をつかみ、腕のない所を捕まえ、そして抱くように動けないように拘束し、少しずつ五芒星の中心に連れていく
もちろん、相手も抵抗するかのように動き、大量の腕を僕に伸ばし腕をすごい力でつかんでいき
力づくで放そうとしていく
しかし、簡単に離さない、もし失敗したら相手は警戒して、さらにこの旅館に危険な事をしてくるだろう
離す離さないの攻防が続き腕や子供の足が少しずつこけしに吸い込まれていくのが解っていく
それに続き、僕をつかんでいた腕の力が弱くなっていくのが解り飲み込まれていく
数時間同じような事を続けていると、窓には明かりが入り込み、霊の大部分はこけしに飲み込まれてしまい、僕が掴んでいなくても、十分に弱くなってしまっていた
「はぁ…しばらくこの中に居て、落ち着くんだ…それだけの呪いがあればしばらくはあの世にいけないだろう…それと…今度生まれてくるときは、親を悲しませずに」
消えていく霊に言い、そして霊の全部がこけしに入っていた
五芒星の光も消えており、こけしは最初と変わらずにそのままだった…
封印されたのを解ると、五芒星の書かれていた紙を巻き
そしてそれをもって一階の方へ歩いた
外は太陽は顔を出しているのか
食堂の部分は少し明りが入り少し明るかったがまだ、だれもおきては居なかった
時計を見ると、5時…
まだ起きるには早い時間だ普段ならもう一眠りをしておきたい所だが
今はまたあの山を登り、こけしを置かないといけない
「くそぉ…さっきまで大変な事をしていたんだ…体力はほとんどないのは一番知っているのに…」
早く収めて帰りたいという願望が強かったから…登りきれた時は疲れ、息を切らしていた
鳥居のあるところまで行き、そして、開かれているボロボロのお堂、それに、案の定そのボロボロのお堂の近くにいる狐
「やぁ…こんな時間にいるなんてそのお堂に思いでもあるのかな?」
「さぁ、のぉ…あるかもしれんし、ないかもしれんし」
「そうか、まぁいい、何とかできたよ」
そういって、持ってきた白い紙にまかれたこけしを持ち出して
「ククっ…わかっておったよ、お主の周りにまとわりついている者たちを見るとな…」
そう狐は口角を上げ、不気味に笑った
「はぁ…どうでもいいよ、僕はもう疲れたんだ、これ以上疲れさせないでくれ」
小さくため息をつき、目の前のお堂の中に、紙に包んだこけしを入れ、お堂の扉を閉めた
「じゃあ…何十年何百年先になるかわからないが、次はあった時はその思いは無くなっていることを願うよ」
封印後、問題なく、ただ疲れ切った体に鞭を撃ち、旅館に帰り
旅館の中、相変わらずの静かさ、食堂にはすでに幸子さんは食事の準備を行い
部屋に行く気力もなく、ただ、歩き、そして、食事をするテーブルに腕を組み、頭を伏せて、そして深い深い眠りについた
「………りん…」
「……りん………すけ」
「霖之助!!」
「うわぁ!」
肩をゆるされ、名前を呼ばれる声によって目を覚ました瞬間目の前にあった蓮子の顔に驚き、声を上げ、目を覚まし、テーブルの光景を見た、
そこにはここにきての変わらずの豪華な食事だった
その後、未だ疲れの取れない中、食事を行い、そして、帰宅の準備を進め、幸子さんに挨拶を行い
来た時と同じバスに乗り、帰ることになった
バスの中、疲れが取れていないせいか、バスの中でも熟睡をして、また蓮子に起こされる羽目になり、
帰ったのは最終的に深夜になってしまった
「はぁ…なんか、楽しむ以前につかれた…」
そう暗い部屋の中、一人愚痴をこぼしながらベットの中に行き、
深い眠りにつく
取りえず、温泉編…終了したわけですが…これを終わらせるのにどれだけかかっているのという…しかも、長く期間を置いた時期もあり、途中で変更点が多々あったという裏話、次はしっかりと練っていかないとだめですね、
ということで、温泉編はおしまいです。一応次のお話はあります。
誤字や脱字がそれにグダグダな感じが多かった温泉編ですが楽しんでいただけたら…うれしいなぁ…




